2.11 HiRDBの提供する機能の利用
Text Search Plug-inは,HiRDBに組み込んで利用します。このため,HiRDBの次の機能を利用できます。
- データベース作成ユティリティ(pdload)
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HiRDBの「pdload(データベース作成ユティリティ)」を使用して,Text Search Plug-in にデータを登録できます。
pdloadを使用してText Search Plug-in にデータを登録するときには,列構成情報ファイルにコンストラクタ関数を記述する必要があります。
コンストラクタ関数の情報を次の表に示します。
表2‒19 コンストラクタ関数の情報 抽象データ型
コンストラクタ関数名(func)
引数の型(param)
SGMLTEXT型
sgmltext
blob
FREEWORD型
freeword
varchar
定義ファイルでの抽象データ型関数の指定例を次に示します。指定方法の詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。
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SGMLTEXT型の場合
doc,func=(sgmltext,param=blob)
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FREEWORD型の場合
doc,func=(freeword,param=varchar)
- データベース再編成ユティリティ(pdrorg)
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Text Search Plug-inでは,HiRDBの「pdrorg(データベース再編成ユティリティ)」を使用した表の再編成またはインデクスの一括作成に対応しています。
Text Search Plug-inでは,pdrorgに対応した次の機能を提供しています。
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アンロード機能
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プラグインインデクス遅延一括作成機能
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プラグインインデクス一括作成部分回復機能
pdrorgを使用する場合,コンストラクタ関数およびコンストラクタパラメタ逆生成関数の指定が必要になるときがあります。コンストラクタパラメタ逆生成関数の情報を次の表に示します。
表2‒20 コンストラクタパラメタ逆生成関数 抽象データ型
コンストラクタパラメタ逆生成関数(func)
引数の型(param)
SGMLTEXT型
unsgmltext
sgmltext
FREEWORD型
extracts
freeword
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定義ファイルでの抽象データ型関数の指定例を次に示します。指定方法の詳細については,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。
SGMLTEXT型の場合
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アンロード時
unld_func type=SGMLTEXT,func=unsgmltext(sgmltext)
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リロード時
reld_func type=SGMLTEXT,func=sgmltext(blob)
FREEWORD型の場合
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アンロード時
unld_func type=FREEWORD,func=extracts(freeword)
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リロード時
reld_func type=FREEWORD,func=freeword(varchar)
- 絞込み検索でのリスト機能拡張(全文検索でのスコア値取得)
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Text Search Plug-inでは,HiRDBの「絞込み検索でのリスト機能拡張(全文検索でのスコア値取得)」を使用したリストでの絞込み検索に対応しています。指定方法の詳細については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」「プラグイン提供関数の制限」を参照してください。
- プラグイン提供関数からの一括取得処理
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Text Search Plug-inでは,HiRDBの「プラグイン提供関数からの一括取得処理」および「プラグイン提供関数からの返却結果の一括取得処理の適用範囲拡大」に対応しています。指定方法の詳細については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」「クライアント環境定義の設定内容」の環境変数「PDSQLOPTLVL」の「プラグイン提供関数からの一括取得機能」を参照してください。