2.8.1 FREEWORDプラグインの環境設定
- 〈この項の構成〉
(1) 環境情報の定義方法
FREEWORDプラグインの環境情報は,次の単位で設定できます。FREEWORDプラグインの環境定義ファイルは,サンプルファイルとして提供されています。
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システム単位に定義情報を設定するユーザは,プラグインシステム定義情報ファイルを作成します。
作成するディレクトリおよびファイル名は次のとおりです。
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UNIXの場合
$PDDIR/plugin/_phcfwd/conf/pdplgsys
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Windowsの場合
%PDDIR%\plugin\_phcfwd\conf\pdplgsys
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ユニット単位に定義情報を設定するユーザは,プラグインユニット定義情報ファイルを作成します。
作成するディレクトリおよびファイル名は次のとおりです。
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UNIXの場合
$PDDIR/plugin/_phcfwd/conf/pdplgutsys
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Windowsの場合
%PDDIR%\plugin\_phcfwd\conf\pdplgutsys
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各サーバ単位に定義情報を設定するユーザは,プラグインサーバ環境情報ファイルを作成します。
作成するディレクトリおよびファイル名は次のとおりです。
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HiRDB/パラレルサーバの場合
UNIXの場合
$PDDIR/plugin/_phcfwd/conf/BES名称
Windowsの場合
%PDDIR%\plugin\_phcfwd\conf\BES名称
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HiRDB/シングルサーバの場合
UNIXの場合
$PDDIR/plugin/_phcfwd/conf/SDS名称
Windowsの場合
%PDDIR%\plugin\_phcfwd\conf\SDS名称
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優先順位は,サーバ単位>ユニット単位>システム単位です。
記述誤りなどが検出された場合,サーバは起動しますが,メッセージログに警告メッセージが出力され,誤りのある定義ファイルは無視されます。環境定義ファイルがないか,環境定義ファイルはあるが設定されていない定義がある場合は,エラーではなく,定義値なしとして処理します。最終的に有効な値がない場合は,システムのデフォルトで動作します。
メッセージログに次のメッセージが出力されていないことを確認してください。
KFPY99999-I xxxx xxxx(xxxxx) 01001-W Invalid data found.file=aa,line=XX.bb(YY)
または
KFPY99999-I xxxx xxxx(xxxxx) 01002-W Invalid value found. file=aa,line=XX,item=bb.cc(YY)
FREEWORDプラグインの環境定義ファイルの定義例を次の図に示します。
- 注意事項
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各設定項目の行末は改行で区切ってください。
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設定項目の途中を改行で区切らないでください。
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1行に設定できる文字列長は1,023バイトです。
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#(シャープ)以降は,コメント文として扱われます。
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各行は,空行なしで詰めて記述してください。
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BOM(Byte Order Mark)は使用しないでください。BOMが含まれていた場合は,通常の文字として扱います。
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(2) 設定できる項目
FREEWORDプラグインを動作させる環境情報をFREEWORDプラグインの環境定義ファイルに定義することで,ユーザごとの環境を設定できます。設定できる定義項目を次の図に示します。なお,設定値項目には,ユーザごとに,必要に応じて取得できる最大値を設定します。
- 登録・検索同時実行,または分割遅延登録・更新系SQL同時実行指定
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登録・検索同時実行,または分割遅延登録・更新系SQL同時実行を使用するかどうかを指定します。
なお,この項目を設定できる単位は,サーバ単位だけです。
- 形式
set phc_search_wait=wait|nowait|nowait_with_update
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wait
同時実行を使用しない。
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nowait
登録・検索同時実行を使用する。
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nowait_with_update
登録・検索同時実行機能に加えて,分割遅延登録・更新系SQL同時実行を使用する。
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- エラーコード詳細化指定
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SQL連絡領域にメッセージが返却される場合に,エラーコードを詳細モードで出力するかどうかを指定します。
詳細モードで出力しない場合,SQLCODE=-997のエラーとなります。
詳細モードで出力する場合,Text Search Pluginで出力したエラーコードが出力されます。エラーコードの詳細は「付録F.1 SQL連絡領域に出力されるメッセージの形式」を参照してください。
- 形式
set phc_errorcode_detail=off|on
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off
詳細化モードで出力しません。
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on
詳細化モードで出力します。
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(3) 有効範囲
環境定義ファイルに定義した環境情報は,サーバ開始から終了まで有効です。HiRDB稼働中に環境情報を変更した場合は,正しく動作しない場合がありますので,変更しないでください。