2.4.2 Text Search Plug-inの登録
Text Search Plug-in の登録とは,プラグインに関する定義情報をディクショナリへ登録すること,抽象データ型定義またはインデクス型定義を実行することを指します。Text Search Plug-inで提供する文書の全文検索機能や概念検索機能を使う場合,文書検索プラグイン(SGMLプラグインおよびn-gramインデクスプラグイン)に対して登録が必要です。また,文字列データの全文検索機能を使う場合,文字列検索プラグイン(FREEWORDプラグインおよびIXFREEWORDプラグイン)に対して登録が必要です。
なお,文書検索プラグインを使用する場合,SGMLプラグインおよびn-gramインデクスプラグインの両方に対して,登録を実行してください。文字列検索プラグインを使用する場合,FREEWORDプラグインおよびIXFREEWORDプラグインの両方に対して,登録を実行してください。
また,HiRDBがパラレルサーバの場合,登録およびバージョンアップは任意のサーバで実行してください。
(1) Text Search Plug-inのバージョンアップ
Text Search Plug-inのバージョンアップには,HiRDBの運用コマンド「pdplgrgst(プラグインの登録・削除)」を使用します。バージョンアップの手順については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。
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バージョンアップ作業時には,次の情報をバックアップしてから作業してください。
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同義語辞書
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インデクス定義ファイル
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環境定義ファイル
詳細は,「5.3.2 バックアップ取得方法」を参照してください。
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UNIX使用時で,バージョンアップ時に新たにプラグインを追加して使用する場合は,追加するプラグインについてセットアップから実行してください。
(2) Text Search Plug-inの登録
Text Search Plug-inの登録には,HiRDBの運用コマンド「pdplgrgst(プラグインの登録・削除)」を使用します。登録の手順については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。
Text Search Plug-inの登録の場合は,次の形式で実行してください。なお,文書検索プラグインを使用する場合は,SGMLプラグイン,n-gramインデクスプラグインの順に登録してください。また,文字列検索プラグインを使用する場合は,FREEWORDプラグイン,IXFREEWORDプラグインの順に登録してください。
- コマンドの形式
pdplgrgst プラグイン定義ファイル名 PICファイル名
- 引数
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- プラグイン定義ファイル名
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プラグイン定義ファイルのファイル名を指定します。コマンドを入力するときのカレントディレクトリにあるファイル名または絶対パスを含めたファイル名を指定します。Text Search Plug-inでは,各プラグインに対応してプラグイン定義ファイル名を次のように指定してください。
文書検索プラグイン
プラグイン定義ファイル名
SGMLプラグイン
_phsgml.adt
n-gramインデクスプラグイン
_phngram.idx
文字列検索プラグイン
プラグイン定義ファイル名
FREEWORDプラグイン
_phcfwd.adt
IXFREEWORDプラグイン
_phxfwrd.idx
- PICファイル名
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PICファイルのファイル名を指定します。コマンドを入力するときのカレントディレクトリにあるファイル名または絶対パスを含めたファイル名を指定します。Text Search Plug-inでは,各プラグインに対応してPICファイル名を次のように指定してください。
文書検索プラグイン
PICファイル名
SGMLプラグイン
_phsgml.pic
n-gramインデクスプラグイン
_phngram.pic
文字列検索プラグイン
PICファイル名
FREEWORDプラグイン
_phcfwd.pic
IXFREEWORDプラグイン
_phxfwrd.pic
- コマンド実行例(UNIXの場合)
pdplgrgst $PDDIR/plugin/_phsgml/etc/_phsgml.adt \ $PDDIR/plugin/_phsgml/etc/_phsgml.pic pdplgrgst $PDDIR/plugin/_phngram/etc/_phngram.idx \ $PDDIR/plugin/_phngram/etc/_phngram.pic pdplgrgst $PDDIR/plugin/_phcfwd/etc/_phcfwd.adt \ $PDDIR/plugin/_phcfwd/etc/_phcfwd.pic pdplgrgst $PDDIR/plugin/_phxfwrd/etc/_phxfwrd.idx \ $PDDIR/plugin/_phxfwrd/etc/_phxfwrd.pic
上記は,2行でコマンドを入力した例を記載していますが,1行で入力する場合は,"\"(エスケープ文字)を入力しないでください。
- コマンド実行例(Windowsの場合)
pdplgrgst %PDDIR%\plugin\_phsgml\etc\_phsgml.adt %PDDIR%\plugin\_phsgml\etc\_phsgml.pic pdplgrgst %PDDIR%\plugin\_phngram\etc\_phngram.idx %PDDIR%\plugin\_phngram\etc\_phngram.pic pdplgrgst %PDDIR%\plugin\_phcfwd\etc\_phcfwd.adt %PDDIR%\plugin\_phcfwd\etc\_phcfwd.pic pdplgrgst %PDDIR%\plugin\_phxfwrd\etc\_phxfwrd.idx %PDDIR%\plugin\_phxfwrd\etc\_phxfwrd.pic
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「PDDIR」は,HiRDBインストール先フォルダパスが格納された環境変数を示します。環境変数PDDIRは「%」で囲んで「%PDDIR%」と入力してください。
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上記の例では,コマンドの引数を改行して記述していますが,実際は改行しないで入力してください。
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