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HiRDB 全文検索プラグイン HiRDB Text Search Plug-in Version 10


2.2.1 検討項目

〈この項の構成〉

(1) リソースの見積もり

メモリ所要量やRDエリア容量など,Text Search Plug-inが使用するリソースを見積もってください。リソースの見積もりの詳細については,「2.3 リソースの見積もり」を参照してください。

(2) 検索機能の定義

全文検索または概念検索実行時に次の機能を使用する場合,インデクスの定義時に機能使用の設定が必要です。用途に合わせて設定してください。

(3) 運用形態の決定

Text Search Plug-inの運用方法を検討します。推奨する運用方法については「5. 推奨する運用方法」を参照してください。

インデクス定義時に,次の登録運用の形態を設定できます。用途に合わせて設定してください。

(a) 差分インデクス−登録性能の向上

小容量の一時的な登録用インデクスに,文書を追加する機能を提供します。この登録用インデクスを差分インデクスといいます。

n-gramインデクスプラグインは,登録しているインデクス量が少ないほど,登録性能が良くなります。差分インデクスは,この特性を利用し,小容量の一時的なインデクスに登録することで登録性能を向上させる機能です。これはUAPによるデータ登録をする運用の場合に有効です。差分インデクスを使用しない通常の登録よりも短時間で更新できます。

なお,差分インデクスを定義している場合は,差分インデクスからMASTERインデクスへのマージ処理が必要です。

(b) インデクス作成方法の指定

表のSGMLTEXT型列に文書を登録している,またはFREEWORD型列に文字列を登録している状態でCREATE INDEXを実行する場合,次のどれかのインデクス作成方法を指定できます。