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データベース抽出・反映サービス機能 HiRDB Dataextractor Version 10


3.1.5 文字集合データの抽出,反映

HiRDBでデータ連携できる文字集合は,EBCDIKとUTF-16です。

〈この項の構成〉

(1) 文字集合EBCDIK

(a) XDM/XT連携の場合

HiRDBとXDM/RD間で,文字集合EBCDIKが定義された表をデータ連携できます。ただし,必要に応じて次の条件を満たす必要があります。

  • 抽出列と反映列の属性と定義長が一致している

  • 文字集合列を抽出,反映するフィールドの文字コード変換を抑止する

  • 文字集合定義列のデータが8ビットの単一バイト文字コードである

詳細については,マニュアル「データベース抽出プログラム XDM/XT」を参照してください。

(b) HiRDB間連携の場合

HiRDB間で,文字集合EBCDIKが定義された表をデータ連携できます。ただし,必要に応じて次の条件を満たす必要があります。

  • 抽出列と反映列の属性と定義長が一致している

  • 文字集合列を抽出,反映するフィールドの文字コード変換を抑止する

  • 文字集合定義列のデータが8ビットの単一バイト文字コードである

  • 抽出列と反映列の文字集合が同じである

  • 環境変数XTNLDFLTに2を指定して抽出,反映をする

    DB破壊が起こるおそれがありますので,0および1は絶対に指定しないでください。

詳細については,マニュアル「HiRDB SQLリファレンス」を参照してください。

(2) 文字集合UTF-16

環境変数XTCSETUSEにyesを指定した場合,文字集合UTF-16が定義された表データをデータ連携できます。

このとき環境変数XTNLDFLTに2は指定できません。

環境変数XTCSETUSEを省略またはnoを指定した場合,DB破壊が起こるおそれがありますので,環境変数XTNLDFLTに0および1は絶対に指定しないでください。

(a) HiRDB間連携の場合

HiRDB間で,文字集合UTF-16が定義された表データをデータ連携できます。ただし,次の条件を満たす必要があります。

  • 抽出列と反映列の属性と定義長が一致している

  • 抽出列と反映列の文字集合が同じである

(b) バイナリファイル,およびDATファイルへの反映の場合

バイナリファイル,およびDATファイルへ反映する場合,文字集合UTF-16が定義された表データをデータ連携できます。ただし,反映情報ファイルを指定する場合,抽出列と反映列の属性と定義長が一致している必要があります。

文字集合以外の列は文字コード変換します。抽出側の環境変数XTDATALOCALEにutf-8,反映側の環境変数XTDATALOCALEにutf-16BE,またはutf-16LEを指定してください。