2.7.2 キューモニタプロセスの起動
Datareplicatorでは,DEQUEUE済みメッセージ(更新データ)を一定時間経過後に削除する指定をOracleに対して発行しています。このため,キューメッセージに対して時間監視を行うキューモニタープロセスを起動しておく必要があります。キューモニタープロセスの起動方法を次に示します。
- 方法1:Oracle初期化パラメタファイルへのパラメタ追加による起動
-
Oracle初期化パラメタファイルに次のパラメタを追加します。
aq_tm_processes=1 (設定値は1以上を指定してください)
パラメタ追加後,Oracleを再起動してください。再起動後にSQL*Plusで"show parameters aq_tm_processes"を実行して,パラメタ設定値が1以上になっていることを確認するか,OracleのログからQMUx(xは0〜9の数字)のプロセスが起動されたことを確認してください。
- 方法2:SQL * Plusによるパラメタの追加による起動
-
SQL * Plusを起動し,"ALTER SYSTEM"コマンドを使用してパラメタを追加します。
ALTER SYSTEM SET aq_tm_processes=1 (設定値は1以上を指定してください)
パラメタ追加後,SQL*Plusを再起動してください。再起動後にSQL*Plusで"show parameters aq_tm_processes"を実行して,パラメタ設定値が1以上になっていることを確認するか,OracleのログからQMUx(xは0〜9の数字)のプロセスが起動されたことを確認してください。
キューモニタープロセスが起動されなかった場合,DEQUEUE済みメッセージがキューテーブルから削除されません。そして,キューテーブルが満杯になってアプリケーションにエラーが返されます。パラメタの詳細についてはOracleのマニュアルを参照してください。