3.3.8 反映側Datareplicatorの情報の取得
コマンドやシステム定義の指定で,次に示す反映側Datareplicatorの状態を取得できます。
- 〈この項の構成〉
(1) ステータス情報の取得
ステータス情報取得コマンド(hdsstateコマンド)を実行すると,反映側Datareplicatorの状態を確認するためのステータス情報を標準出力に取得できます。ステータス情報は,反映側Datareplicatorが稼働中のときだけ取得できます。
ステータス情報として,反映情報キューファイルの使用状況,受信処理の情報,反映処理の情報などを取得できます。取得例については,「7. コマンドの文法」のhdsstateコマンドの文法を参照してください。
(2) 稼働トレースの取得
Datareplicatorの稼働状況を取得して性能を把握するために,稼働トレースを取得できます。稼働トレースを取得すると,次に示す運用ができます。
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反映処理が遅く感じるときに,HiRDBの性能を最大限に引き出すようにシステムの設定を変更する目安にする(チューニングとして,HiRDBテーブル定義のインデクスの付与などで改善するべきか,Datareplicatorの反映処理を表単位モードで実行して並列度を上げることで改善するべきかを決める)。
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反映処理編集UOCの性能が出ないときに,Datareplicator側での問題かUOC側での問題かを切り分ける。
反映側Datareplicatorで稼働トレースを取得するときは,反映システム定義のint_trc_lvlオペランドとint_trc_fileszオペランドを指定します。稼働トレース収集方式は,反映システム定義のint_trc_unitオペランドで指定します。さらに,データ連動識別子ごとの稼働トレースを取得するときは,反映環境定義のint_trc_getlオペランドを指定します。
取得した稼働トレースを出力するときは,hdstrceditコマンドを使います。
稼働トレースの定義については「5.8 反映システム定義」及び「5.9 反映環境定義」を,hdstrceditコマンドについては「7. コマンドの文法」のhdstrceditコマンドの文法を参照してください。