Hitachi

HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


2.7.2 抽出側Datareplicatorのディレクトリ構成

抽出側Datareplicatorのディレクトリ構成を図2-5に,ファイルの内容を表2-17に示します。

図2‒5 抽出側Datareplicatorのディレクトリ構成(Windows)

[図データ]

注※

Datareplicatorの定義を格納する,任意のディレクトリを示す環境変数です。

表2‒17 抽出側Datareplicatorのディレクトリとファイルの内容

作成タイミング

ディレクトリとファイル名※1※2

内容

ユーザが作成

%HDEPATH%\hdeenv

抽出システム定義ファイル

任意の名称

抽出環境定義ファイル

任意の名称

送信環境定義ファイル

任意の名称

抽出定義ファイル

抽出システム定義ファイルのfile_dupenvオペランドに指定したファイル名

二重化定義ファイル

抽出側

Datareplicator

の初期起動時

%HDEPATH%\hde_prpfile

抽出定義プリプロセスファイル

任意の名称_サーバ名

抽出情報キューファイル

%HDEPATH%\mststatus

抽出マスタステータスファイル

%HDEPATH%\sts_サーバ名

抽出サーバステータスファイル

%HDEPATH%\msterrfile1

%HDEPATH%\msterrfile2

抽出マスタエラー情報ファイル

%HDEPATH%\errfile1 ※3

%HDEPATH%\errfile2

抽出ノードマスタエラー情報ファイル

%HDEPATH%msttrc.trc1

%HDEPATH%msttrc.trc2

抽出マスタトレースファイル

%HDEPATH%exttrc.trc1 ※4

%HDEPATH%exttrc.trc2

抽出ノードマスタトレースファイル

%HDEPATH%\hde_サーバ名

データ連動用連絡ファイル

任意の名称 ※5

コマンドログファイル

注※1

各ディレクトリは,任意のローカルドライブの下に作成します。

注※2

環境変数 HDEPATHは,Datareplicatorの定義を作成する任意のディレクトリを示します。

注※3

抽出システム定義のerrfile_uniqueオペランドにtrueを指定すると,ファイル名に「_ホスト名」が付きます(ファイル名が「errfile1_ホスト名」と「errfile2_ホスト名」になります)。

注※4

抽出システム定義のerrfile_uniqueオペランドにtrueを指定すると,ファイル名に「_ホスト名」が付きます(ファイル名が「exttrc_ホスト名.trc1」と「exttrc_ホスト名.trc2」になります)。

注※5

コマンドログファイル名は,環境変数 hde_command_log_fileに絶対パス名又は相対パス名で指定します。相対パス名で指定すると,「%HDEPATH%\相対パス名」が絶対パス名として仮定されます。環境変数 hde_command_log_fileの指定を省略すると,コマンドログファイル名として%HDEPATH%\hdecmdlogが仮定されます。

実際のコマンドログファイル名は,指定した名称の最後に「1」又は「2」が付けられます。実際のコマンドログファイル名の長さが「OSのパスの最大長−1」を超えないように指定してください。