Hitachi

HiRDB データ連動機能 HiRDB Datareplicator Version 10


2.3.3 反映側Datareplicatorのディレクトリ構成

反映側Datareplicatorのディレクトリ構成を図2-3に,ファイルの内容を表2-7に示します。

図2‒3 反映側Datareplicatorのディレクトリ構成(UNIX)

[図データ]

注※

反映側システムで作成する,Datareplicatorの定義を格納するディレクトリを示します。

表2‒7 反映側Datareplicatorで作成するディレクトリとファイルの内容(UNIX)

作成タイミング

ディレクトリとファイル名※1

内容

ユーザが作成

$HDSPATH/hdsenv

反映システム定義ファイル

任意のディレクトリ/任意の名称

反映環境定義ファイル

任意のディレクトリ/任意の名称

反映定義ファイル

任意のディレクトリ/任意の名称

二重化定義ファイル

抽出側システムとの接続時

$HDSPATH/rcvrfile_xx_yy※2

回復情報ファイル

反映側

任意のディレクトリ/任意の名称

反映情報キューファイル

Datareplicator

の初期起動時

任意のディレクトリ/任意の名称

反映ステータスファイル

$HDSPATH/hdsinitstate

反映マスタステータスファイル

$HDSPATH/errfile1

$HDSPATH/errfile2

反映エラー情報ファイル

$HDSPATH/reftrc.trc1

$HDSPATH/reftrc.trc2

反映トレースファイル

任意のディレクトリ/任意の名称

未反映情報ファイル

任意のディレクトリ/任意の名称※3

コマンドログファイル

$HDSPATH/hds_fileenv.prp

二重化制御ファイル

任意のディレクトリ/拡張子が「.mf」のファイル※4

ワークファイル

ユーザが作成

任意のディレクトリ/任意の名称

更新情報定義ファイル※5

ユーザが転送

任意のディレクトリ/任意の名称

SAMファイル※6

更新情報入力コマンドの実行時

更新情報入力コマンドの実行ディレクトリ/unextfile_データ連動識別子

抽出対象外データ格納ファイル※7

注※1

環境変数 HDSPATHは,反映側Datareplicatorの定義を作成する任意のディレクトリを示します。

注※2

xxは反映側Detareplicator識別子

yyはデータ連動識別子

注※3

コマンドログファイル名は,環境変数 hds_command_log_fileに絶対パス名又は相対パス名で指定します。相対パス名で指定すると,「$HDSPATH/相対パス名」が絶対パス名として仮定されます。環境変数 hds_command_log_fileの指定を省略すると,コマンドログファイル名として$HDSPATH/hdscmdlogが仮定されます。

実際のコマンドログファイル名は,指定した名称の最後に「1」又は「2」が付けられます。実際のコマンドログファイル名の長さが「OSのパスの最大長−1」を超えないように指定してください。

注※4

ファイルを二重化する場合に,Datareplicatorが自動生成するワークファイルです。Datareplicatorの稼働中には削除しないでください。

注※5

更新情報定義ファイルは, SAMファイルを使うメインフレーム側DBのうち,PDMII E2のデータを抽出する反映側Datareplicatorで作成します。それ以外の場合は,作成する必要はありません。

注※6

メインフレーム側の更新情報抽出SAMファイルが,ファイル転送プログラムで転送されてきます。SAMファイルは, SAMファイルを使うメインフレーム側DB(PDMII E2,RDB1 E2)とデータ連動する反映側Datareplicatorの場合に作成します。それ以外の場合は必要ありません。

注※7

抽出対象外データ格納ファイルは,更新情報入力コマンドを実行するたびに作成/再作成されます。ファイル名は,unextfile_に更新情報入力コマンドの実行時に指定したデータ連動識別子が付いた名称になります。