Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 バッチ高速化機能


付録C pdmemdbコマンド実行時の前提条件

pdmemdbコマンドを実行する前に,インメモリデータバッファと対象RDエリアの状態を確認してください。正しい状態になっていないとpdmemdbコマンドを実行できません。pdmemdbコマンド実行時の前提条件(インメモリデータバッファと対象RDエリアの状態)を次の表に示します。

表C‒1 pdmemdbコマンド実行時の前提条件(インメモリデータバッファと対象RDエリアの状態)

pdmemdbコマンドの-kオプションの指定

コマンド実行時の前提条件

コマンド実行後の状態

インメモリデータバッファの状態

RDエリアの状態

インメモリデータバッファの状態

RDエリアの状態

stay

未使用状態

コマンド閉塞かつクローズ状態

DB同期状態

コマンド閉塞かつクローズ状態

reload

バッファ障害状態

障害閉塞かつクローズ状態

rels

-dオプション指定なし

DB同期状態

コマンド閉塞かつクローズ状態

未使用状態(インメモリ化の解除)

コマンド閉塞かつクローズ状態

-dオプション指定あり

DB非同期状態

コマンド閉塞かつオープン状態

障害閉塞かつクローズ状態

バッファ障害状態

障害閉塞かつクローズ状態

RDエリア障害状態

コマンド閉塞かつオープン状態

バッファ障害状態かつRDエリア障害状態

障害閉塞かつクローズ状態

cancel

DB非同期状態

コマンド閉塞かつオープン状態

バッファ障害状態

障害閉塞かつオープン状態

注※

オンライン再編成閉塞中からコマンド閉塞かつクローズ状態に遷移した場合は,pdmemdb -k stayコマンドを実行できません。