Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 バッチ高速化機能


6.5.1 インメモリデータバッファ上のデータを破棄する前提条件と実行方法

〈この項の構成〉

(1) 前提条件

インメモリデータバッファ上のデータを破棄するには,インメモリデータバッファがDB非同期状態で,RDエリアがコマンド閉塞かつオープン状態である必要があります。

(2) 実行方法

インメモリデータバッファのデータを破棄するには,pdmemdb -k cancelコマンドを使用します。コマンドの実行例を次に示します。

[コマンド実行例]
 pdmemdb -k cancel -r RDDATA01

これによって,インメモリデータバッファはバッファ障害状態に,RDエリアは障害閉塞状態になります。なお,この場合の障害閉塞は,pdmemdb -k reloadコマンドを実行してインメモリデータバッファにデータを再読み込みすることで解除できます。