Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 バッチ高速化機能


3.5.1 インメモリ化に失敗したとき

複数のRDエリアのうち,一つでもインメモリ化に失敗した場合は,一緒に指定したそのほかのRDエリアもインメモリ化しません。この場合は,pdmemdb -k stayコマンドを再実行してください。

なお,HiRDB/パラレルサーバの場合は,バックエンドサーバごとにこの仕組みが適用されます。

(例)

pdmemdb -k stay -r RD01,RD02,RD03,RD04

RD01とRD02はバックエンドサーバ1で,RD03とRD04はバックエンドサーバ2で管理されています。RD02のインメモリ化に失敗した場合,RD01もインメモリ化しません。RD03とRD04はインメモリ化します。

注意事項

インメモリ化時だけではなく,インメモリ化の解除,再読み込み,インメモリデータバッファの破棄を行うときにも,この仕組みが適用されます。pdmemdbコマンドで複数のRDエリアを操作したときに,一部のRDエリアに対する処理でエラーが発生すると,すべてのRDエリアの処理を無効化します。