Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 バッチ高速化機能


1.5.1 インメモリデータ処理が適用できないケースの説明

ここでは,インメモリデータ処理が適用できないケースについて説明します。

〈この項の構成〉

(1) インメモリデータ処理を適用できないRDエリア

ユーザ用RDエリア,ユーザLOB用RDエリア,およびリスト用RDエリアに対してだけ,インメモリデータ処理を適用できます。次に示すRDエリアについては,インメモリデータ処理を適用できません。

なお,ユーザ用RDエリアおよびユーザLOB用RDエリアについても,オープン契機がSCHEDULE属性のRDエリアの場合はインメモリ化できません。また,ユーザ用RDエリアが共用RDエリアの場合もインメモリ化できません。

(2) リアルタイムSANレプリケーション(ログ同期方式を除く)を使用している場合

全同期方式,全非同期方式,またはハイブリッド方式のリアルタイムSANレプリケーションを使用している場合は,インメモリデータ処理を適用できません。

ログ同期方式のリアルタイムSANレプリケーションの場合は,インメモリデータ処理を適用できます。ただし,ログ適用サイトのデータベースの更新ができなくなるため,ログレスモードは使用しないでください。