1.5.1 インメモリデータ処理が適用できないケースの説明
ここでは,インメモリデータ処理が適用できないケースについて説明します。
(1) インメモリデータ処理を適用できないRDエリア
ユーザ用RDエリア,ユーザLOB用RDエリア,およびリスト用RDエリアに対してだけ,インメモリデータ処理を適用できます。次に示すRDエリアについては,インメモリデータ処理を適用できません。
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マスタディレクトリ用RDエリア
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データディクショナリ用RDエリア
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データディレクトリ用RDエリア
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データディクショナリLOB用RDエリア
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レジストリ用RDエリア
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レジストリLOB用RDエリア
なお,ユーザ用RDエリアおよびユーザLOB用RDエリアについても,オープン契機がSCHEDULE属性のRDエリアの場合はインメモリ化できません。また,ユーザ用RDエリアが共用RDエリアの場合もインメモリ化できません。
(2) リアルタイムSANレプリケーション(ログ同期方式を除く)を使用している場合
全同期方式,全非同期方式,またはハイブリッド方式のリアルタイムSANレプリケーションを使用している場合は,インメモリデータ処理を適用できません。
ログ同期方式のリアルタイムSANレプリケーションの場合は,インメモリデータ処理を適用できます。ただし,ログ適用サイトのデータベースの更新ができなくなるため,ログレスモードは使用しないでください。