6.5.5 リードレプリカ機能使用時の参照DBの運用手順
参照DBで暗号化HiRDBファイルシステム領域を運用する場合の手順を説明します。リードレプリカ機能使用時の運用方法については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「リードレプリカ機能の運用」を参照してください。
(1) 参照DBの構築時に暗号化HiRDBファイルシステム領域を使用する場合
参照DBの構築時に暗号化HiRDBファイルシステム領域を作成する場合は,次の手順で作成します。
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更新DBで作成した暗号鍵ファイルを参照DBへ配布します※1。
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HiRDBファイルシステム領域の使用目的ごとに次の手順を実施します。
- 使用目的がDBの場合
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マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「リードレプリカ構成の構築手順」を参照して,参照DBへデータベースを複製してください。
- 使用目的がDB以外の場合
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HiRDBファイルシステム領域およびHiRDBファイルを作成してください。
- 注※1
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参照DBのシステム定義pd_ekeyに更新DBのpd_ekeyと同一パスを指定の上,暗号鍵情報ファイルを配置してください。
(2) 参照DB構築後に更新DBの暗号鍵ファイルを変更した場合
参照DB構築後に更新DBの暗号鍵ファイルを変更した場合は,次の手順を参照DBで実施してください。
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HiRDBを正常停止します。
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更新DBで作成した暗号鍵ファイルを参照DBへ配布します※1。
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暗号化HiRDBファイルシステム領域の使用目的がDB以外の場合,pdchekeyを実行して,新しい暗号鍵ファイルを2で配布した暗号鍵ファイルに置き換えます。
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マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「参照DBのデータベースの再作成手順」を参照して,参照DBのデータベースを再作成してください。
- 注※1
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参照DBのシステム定義pd_ekeyに更新DBのpd_ekeyと同一パスを指定の上,暗号鍵情報ファイルを配置してください。