4.1.2 ALTER TABLE(表定義変更)
暗号化列を追加する場合のALTER TABLEについて説明します。
なお,ここでは,ALTER TABLEの暗号化に関係する説明だけ記載しています。そのほかのALTER TABLEの説明については,マニュアル「HiRDB SQLリファレンス」を参照してください。
(1) 形式
列追加定義::=
ADD 列名 データ型〔ARRAY [最大要素数]〕 〔NO SPLIT〕
〔〔列回復制約1〕
{LOB列格納用RDエリア指定
|マトリクス分割LOB列格納用RDエリア指定
|抽象データ型定義内LOB格納用RDエリア指定
〔プラグイン指定〕
|マトリクス分割LOB属性格納用RDエリア指定
〔プラグイン指定〕}〕
〔圧縮指定〕
〔DEFAULT句〕
{〔NULL|NOT NULL〔WITH DEFAULT〕〕
|〔〔NOT NULL〕 WITH DEFAULT〕}
〔更新可能列属性〕
〔暗号化指定〕
〔WITH PROGRAM〕
暗号化指定::= INNER CONSTRUCTOR 〔OF TYPE1〕
(2) オペランド
- 暗号化指定::=INNER CONSTRUCTOR 〔OF TYPE1〕
-
指定した暗号化ライブラリを使用して列データを暗号化します。
このオペランドを指定すると,データの暗号化,および復号化に使用する共通鍵が生成されます。
なお,OF TYPE1は指定してもしなくても意味は変わりません。
暗号化指定についての規則を次に示します。
-
繰返し列には指定できません。
-
INNER CONSTRUCTORとDEFAULT 規定値 ON ROW EXISTSは同時に指定できません。
-
データが格納されている表の場合,切り出し列には指定できません。
-
次のデータ型には指定できません。
・BLOB型
・抽象データ型
-