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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 データベース暗号化機能


付録C.8 暗号鍵ファイルが必要なコマンド

暗号化HiRDBファイルシステム領域にアクセスするときにシステム定義のpd_ekeyオペランドに示すパスに暗号鍵ファイルを配置する必要があるコマンドを次の表に示します。暗号鍵ファイルがない場合,pdstartコマンドは起動処理がエラーになります。pdstartコマンド以外のコマンドは暗号化HiRDBファイルシステム領域に作成したHiRDBファイルを操作するときにエラーになります。

表C‒12 暗号鍵ファイルが必要なコマンド

コマンド名

暗号鍵ファイルが必要になる条件

pdbkupls

バックアップファイルを暗号化HiRDBファイルシステム領域に作成している

pdcat

暗号化HiRDBファイルシステム領域に作成しているステータスファイルの内容を表示する

pdchpathf

暗号化HiRDBファイルシステム領域のパス名を変更する

pdconfchk

暗号化HiRDBファイルシステム領域のステータスファイル,シンクポイントダンプファイル,システムログファイルをシステム定義に指定している

pdlogchg

暗号化HiRDBファイルシステム領域にシステムログファイルを作成している

pdloginit

暗号化HiRDBファイルシステム領域にシステムログファイルもしくはシンクポイントダンプファイルを作成する

pdlogls

表示対象のファイルを暗号化HiRDBファイルシステム領域に作成している

pdlogrm

削除するファイルが暗号化HiRDBファイルシステム領域に作成されている

pdlogucat

暗号化HiRDBファイルシステム領域にシステムログファイルを作成している

pdlogunld

暗号化HiRDBファイルシステム領域に作成したシステムログファイルをアンロードするか,出力先に暗号化HiRDBファイルシステム領域を指定する

pdstart

システム定義のpd_ekeyオペランドを指定している

pdstedit

暗号化HiRDBファイルシステム領域に作成したシステムログファイルを入力ファイルに指定する

pdstsinit

暗号化HiRDBファイルシステム領域にステータスファイルを作成する

pdstsrm

暗号化HiRDBファイルシステム領域に作成したステータスファイルを削除する