Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 データベース暗号化機能


6.5.3 非暗号化HiRDBファイルシステム領域と暗号化HiRDBファイルシステム領域との変換

非暗号化HiRDBファイルシステム領域のファイルを暗号化する場合は次の手順で実施してください。暗号鍵ファイルの作成,システム定義の設定は別途実施し,HiRDBを起動してください。

〈この項の構成〉

(1) RDエリアの場合

(a) pdcopyを使用する場合

  1. pdcopyで暗号化するRDエリアのバックアップを取得します。

  2. pdfmkfsに-Eを指定し,HiRDBファイルシステム領域を作成し直します。

  3. pdrstrで1のバックアップからRDエリアを回復します。

(b) pdrorgを使用する場合

  1. pdrorg -k unldで暗号化するRDエリアのアンロードデータを取得します。

  2. pdfmkfsに-Eを指定し,HiRDBファイルシステム領域を作成し直します。

  3. pdmodのinitialize rdarea文でRDエリアを再初期化します。

  4. pdrorg -k reldで1のアンロードデータをRDエリアに戻します。

(2) システムファイルの場合

  1. HiRDBを正常停止します。

  2. pdfmkfsに-Eを指定し,HiRDBファイルシステム領域を作成し直します。

  3. pdloginitおよびpdstsinitでシステムファイルを作成し直します。

  4. HiRDBを開始します。

HiRDB Datareplicatorを使用している場合,システムログファイルおよびステータスファイルを作成し直す前にHiRDB Datareplicatorの初期化が必要になります。

暗号化HiRDBファイルシステム領域から非暗号化HiRDBファイルシステム領域に変換する場合,上記と同様の手順でpdfmkfsに-Eを指定しないでHiRDBファイルシステム領域を作成することで実施できます。