Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 データベース暗号化機能


4.1.2 ALTER TABLE(表定義変更)

暗号化列を追加する場合のALTER TABLEについて説明します。

なお,ここでは,ALTER TABLEの暗号化に関係する説明だけ記載しています。そのほかのALTER TABLEの説明については,マニュアル「HiRDB SQLリファレンス」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 形式

列追加定義::=
    ADD 列名 データ型〔ARRAY [最大要素数]〕 〔NO SPLIT〕
         〔〔列回復制約1〕
           {LOB列格納用RDエリア指定
             |マトリクス分割LOB列格納用RDエリア指定
             |抽象データ型定義内LOB格納用RDエリア指定
               〔プラグイン指定〕
             |マトリクス分割LOB属性格納用RDエリア指定
               〔プラグイン指定〕}〕
         〔圧縮指定〕
         〔DEFAULT句〕
         {〔NULL|NOT NULL〔WITH DEFAULT〕〕
           |〔〔NOT NULL〕 WITH DEFAULT〕}
         〔更新可能列属性〕
         〔暗号化指定〕
         〔WITH PROGRAM〕
 
  暗号化指定::= INNER CONSTRUCTOR 〔OF TYPE1〕

(2) オペランド

暗号化指定::=INNER CONSTRUCTOR 〔OF TYPE1〕

指定した暗号化ライブラリを使用して列データを暗号化します。

このオペランドを指定すると,データの暗号化,および復号化に使用する共通鍵が生成されます。

なお,OF TYPE1は指定してもしなくても意味は変わりません。

暗号化指定についての規則を次に示します。

  1. 繰返し列には指定できません。

  2. INNER CONSTRUCTORとDEFAULT 規定値 ON ROW EXISTSは同時に指定できません。

  3. データが格納されている表の場合,切り出し列には指定できません。

  4. 次のデータ型には指定できません。

    ・BLOB型

    ・抽象データ型