6.9 埋込み言語文法
埋込み言語は,埋込み型UAPを作成する場合にプログラム用SQLと一緒に使用して,埋込み変数の宣言およびリターンコードによる処理の宣言をするSQLです。
埋込み型言語については,XDM/RD E2の仕様ではなく,HiRDBの仕様に従います。ただし,HiRDBで使用できるすべてが使用できるわけではなく,使用できないものもあります。
XDM/RD E2接続機能を使用する場合の埋込み型言語の使用可否を次の表に示します。
項番 |
埋込み型言語 |
使用可否 |
---|---|---|
1 |
BEGIN DECLARE SECTION(埋込みSQL開始宣言) |
○ |
2 |
END DECLARE SECTION (埋込みSQL終了宣言) |
○ |
3 |
ALLOCATE CONNECTION HANDLE |
○ |
4 |
FREE CONNECTION HANDLE |
○ |
5 |
DECLARE CONNECTION HANDLE SET |
○ |
6 |
DECLARE CONNECTION HANDLE UNSET |
○ |
7 |
GET CONNECTION HANDLE |
○ |
8 |
COPY(登録集原文の引込み) |
○ |
9 |
GET DIAGNOSTICS(診断情報取得) |
× |
10 |
COMMAND EXECUTE |
× |
11 |
SQL先頭子 |
○ |
12 |
SQL終了子 |
○ |
13 |
WHENEVER (埋込み例外宣言) |
○ |
14 |
SQLCODE変数 |
△ |
15 |
SQLSTATE変数 |
△ |
16 |
PDCNCTHDL変数 |
○ |
17 |
INSTALL JAR |
× |
18 |
REPLACE JAR |
× |
19 |
REMOVE JAR |
× |
20 |
DECLARE AUDIT INFO SET |
× |
- (凡例)
-
○:使用できます。
△:使用できますが,仕様に差異があります。
×:使用できません。
-
SQLCODE
SQLCODE変数で受け取るSQLCODEは,XDM/RD E2が設定するSQLCODEまたはHiRDBクライアントが設定するSQLCODEとなります。SQLCODE変数の値は,SQL連絡領域(SQLCA)のSQLCODEと同じです。詳細については「SQL連絡領域(SQLCA)」を参照してください。
XDM/RD E2が設定するSQLCODEは,XDM/RD E2のRD環境定義文のHIRDB PROGRAM句の指定によって変化します。詳細についてはマニュアル「VOS3 データマネジメントシステム XDM E2系 XDM/RD E2 使用の手引−RD環境定義文・空間起動制御文・運用コマンド編−」を参照してください。
-
SQLSTATE
SQLSTATE変数で受け取る値は,XDM/RD E2が設定するSQLSTATEまたはHiRDBクライアントが設定するSQLSTATEとなります。
XDM/RD E2が設定するSQLSTATEは,XDM/RD E2のRD環境定義文のHIRDB PROGRAM句の指定によって変化します。詳細についてはマニュアル「VOS3 データマネジメントシステム XDM E2系 XDM/RD E2 使用の手引−RD環境定義文・空間起動制御文・運用コマンド編−」を参照してください。
各埋込み言語の詳細については,マニュアル「HiRDB SQLリファレンス」を参照してください。