5.2.2 UAP実行時の注意事項
UAP実行時の注意事項を次に示します。
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HiRDBクライアントを用いてコンパイルしたUAPのSQLは,すべて動的実行となります。このため,システム全体の性能を向上させるためにXDM/RD E2のSQLプール機能を使用することをお勧めします。
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HiRDBクライアントを用いたプリプロセス時には,最低限のSQL構文チェックしか実施しません。このため,UAP実行時にエラーになる場合があります。
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HiRDBクライアントを用いたプリプロセス時は,資源(表や列)の存在チェックを実施しません。このため,UAP実行時にエラーになる場合があります。
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HiRDBクライアントを用いたプリプロセス時は,XDMのコンパイルオプション(プリプロセスオプション)は使用できません。
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HiRDBサーバを使用する場合とXDM/RD E2を使用する場合とで,SQLなどに仕様の差がなければ,UAP実行時の環境変数(PDSRVTYPE,PDHOST,PDNAMEPORTなど)を変更するだけで,再プリプロセスや再リンケージすることなく,アクセスするサーバを切り替えることができます。
ただし,UNIX上のUAPで,XDM/RD E2接続機能サポート以前のバージョンのアーカイブライブラリを使用してリンケージしたUAPは,実行時にエラーになります。この場合は,XDM/RD E2接続機能サポート以降のバージョンのアーカイブライブラリを使用して再リンケージする必要があります。