8.4 セキュリティ監査機能を使用する場合の注意事項
pd_aud_file_nameオペランドに指定した監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域を作成したLUによって,サイトを切り替えたあとの監査証跡の引き継ぎ方法が次の表に示すように異なります。
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操作 |
監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域 |
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ペア化していないペア論理ボリュームグループ※1 |
ペア化したペア論理ボリュームグループ※2 |
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メインサイトで作成した監査証跡ファイルをリモートサイトに引き継ぐ |
× |
○ |
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メインサイトで取得した監査証跡をリモートサイトでデータロードする |
× |
○ |
- (凡例)
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○:実行できます。
×:実行できません。
- 注※1
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監査証跡を引き継げないため,メインサイトからリモートサイトへ切り替えるとき,リモートサイトの監査証跡ファイルを格納するHiRDBファイルシステム領域を再初期化する必要があります。
- 注※2
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ペア化するときに指定するフェンスレベルは,保護モードに従ってdataまたはneverを指定してください。
●監査証跡ファイル用のHiRDBファイルシステム領域の再初期化について
監査証跡ファイルを格納するHiRDBファイルシステム領域を再初期化する手順を次に示します。
〈手順〉
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監査証跡ファイルを格納する次のHiRDBファイルシステム領域をバックアップします。
pdfbkup -f 監査証跡ファイルのHiRDBファイルシステム領域 バックアップファイルパス名
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監査証跡ファイルを格納する次のHiRDBファイルシステム領域を再初期化します。
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rm 監査証跡ファイルのHiRDBファイルシステム領域
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pdfmkfs -k SYS -n HiRDBファイルシステム領域サイズ -l 最大ファイル数 監査証跡ファイルのHiRDBファイルシステム領域
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