14.2.3 ペア論理ボリュームグループの再同期化
更新コピーが必要なHiRDBファイルを配置したペア論理ボリュームグループを,RAID Managerのpairresyncコマンドで再同期化します。このとき,業務サイトのボリュームがP-VOLになるようにします。
障害の状況によっては,pairresyncコマンドでの再同期化ができない場合もあります。この場合,障害状態になった,更新コピーが必要なHiRDBファイルを配置したペア論理ボリュームグループをいったんペア解除し,再度ペア化してください。ペア解除にはRAID Managerのpairsplitコマンドを,ペア化にはRAID Managerのpaircreateコマンドを使用してください。
各コマンドについては,RAID Managerのマニュアルを参照してください。
ペア論理ボリュームグループの再同期化の実行例を次に示します。システム構成は次のとおりとします。
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HiRDB識別子:HRD1
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ユニット識別子:UNT1
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サーバ名:sds1
set pd_system_id = HRD1 set pd_rise_use = Y set pd_rise_pairvolume_combination = syssync set pd_rise_fence_level = never pdunit -u UNT1 -x host1 -d "/opt/HiRDB_S" pdstart -t SDS -s sds1 -u UNT1
●pairresyncコマンドの実行例(業務サイトから実行)
pairresync -g HRD1_sds1_LOG pairresync -g HRD1_UNT1_USTS pairresync -g HRD1_sds1_SSTS pairresync -g HRD1_sds1_SPD