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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド


13.2.3 ペア論理ボリュームグループのテイクオーバ(メイン→リモート)

リモートサイトのHiRDBで業務を続行するため,更新コピーの対象ファイルを配置したペア論理ボリュームグループを,RAID Managerのhorctakeoverコマンドでリモートサイトにテイクオーバします。このとき,リモートサイトのボリュームがP-VOLになるようにします。ペア状態のペア論理ボリュームグループはすべてテイクオーバしてください。horctakeoverコマンドについては,RAID Managerのマニュアルを参照してください。

ペア論理ボリュームグループのテイクオーバの実行例を次に示します。システム構成は次のとおりとします。

システム定義の例

set pd_system_id = HRD1
set pd_rise_use = Y
set pd_rise_pairvolume_combination = syssync
set pd_rise_fence_level = data
pdunit -u UNT1 -x host1 -d "/opt/HiRDB_S"
pdstart -t SDS -s sds1 -u UNT1

horctakeoverコマンドの実行例(リモートサイトから実行)

horctakeover -g HRD1_sds1_LOG
horctakeover -g HRD1_UNT1_USTS
horctakeover -g HRD1_sds1_SSTS
horctakeover -g HRD1_sds1_SPD