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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド


8.3.1 スタンバイ型系切り替え機能の場合

〈この項の構成〉

(1) 1:1系切り替え構成の場合

現用系ユニット,予備系ユニットを配置する各サーバマシンに,次に示すペア論理ボリュームグループを設定してください。

  1. ユニットが使用するペア論理ボリュームグループ

  2. 1のユニット内のサーバが使用するペア論理ボリュームグループ

論理ボリュームグループの設定例を次の図に示します。

図8‒3 論理ボリュームグループの設定例(1:1系切り替え構成の場合)

[図データ]

●サーバマシン1の構成定義に指定するペア論理ボリュームグループ

HRD1_UNT1_USTS
HRD1_sds1_DB
HRD1_sds1_LOG
HRD1_sds1_SPD
HRD1_sds1_SSTS

●サーバマシン2の構成定義に指定するペア論理ボリュームグループ

HRD1_UNT1_USTS
HRD1_sds1_DB
HRD1_sds1_LOG
HRD1_sds1_SPD
HRD1_sds1_SSTS

(2) 相互系切り替え構成(同一システムの別ユニット)の場合

相互系切り替えを行う各サーバマシンに,次に示すペア論理ボリュームグループを設定してください。

  1. サーバマシン内の現用系ユニットが使用するペア論理ボリュームグループ

  2. サーバマシン内の予備系ユニットが使用するペア論理ボリュームグループ

  3. 1および2のユニット内のサーバが使用するペア論理ボリュームグループ

論理ボリュームグループの設定例を次の図に示します。

図8‒4 論理ボリュームグループの設定例(相互系切り替え構成の場合)

[図データ]

●サーバマシン1の構成定義に設定するペア論理ボリュームグループ

HRD1_UNT1_USTS
HRD1_dic1_DB
HRD1_dic1_LOG
HRD1_dic1_SPD
HRD1_dic1_SSTS
HRD1_fes1_DB
HRD1_fes1_LOG
HRD1_fes1_SPD
HRD1_fes1_SSTS
 
HRD1_UNT2_USTS
HRD1_bes1_DB
HRD1_bes1_LOG
HRD1_bes1_SPD
HRD1_bes1_SSTS

●サーバマシン2の構成定義に設定するペア論理ボリュームグループ

HRD1_UNT1_USTS
HRD1_dic1_DB
HRD1_dic1_LOG
HRD1_dic1_SPD
HRD1_dic1_SSTS
HRD1_fes1_DB
HRD1_fes1_LOG
HRD1_fes1_SPD
HRD1_fes1_SSTS
 
HRD1_UNT2_USTS
HRD1_bes1_DB
HRD1_bes1_LOG
HRD1_bes1_SPD
HRD1_bes1_SSTS