5.2.1 計画的サイト切り替えの手順
- 〈手順〉
各手順の詳細を次に示します。
- 〈この項の構成〉
(1) メインサイトのHiRDBの正常終了
メインサイトのHiRDBをpdstopコマンドで正常終了します。
- 注意事項
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正常終了に失敗した場合は,計画的サイト切り替えをしないでください。HiRDBの終了処理時に出力されたエラーメッセージを参照し,障害要因を対策したあとに再度HiRDBを正常終了してください。
(2) ペア論理ボリュームグループのステータスの確認
すべてのペア論理ボリュームグループのステータスを,次に示すどちらかの方法で確認します。
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pairvolchkコマンドを実行する
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pairvolchkコマンドを内部的に実行するサンプルシェルプログラムを実行する
サンプルシェルプログラムについては,「サンプルシェルプログラム」を参照してください。
- 注意事項
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ペアステータスがPAIRでないペア論理ボリュームグループがある場合は,ペアステータスがPAIRになるように対策してください。ペアステータスがPAIRでないペア論理ボリュームグループが一つでもある場合は,計画的サイト切り替えをしないでください。
(3) ペア論理ボリュームグループのテイクオーバ
すべてのペア論理ボリュームグループを,horctakeoverコマンドでテイクオーバします。テイクオーバに失敗した場合は,RAID Managerのエラーログを参照し,テイクオーバの失敗要因を対策してください。対策後,再度テイクオーバを実行してください。
すべてのペア論理ボリュームグループでSwap-Takeoverが成功した場合(horctakeoverコマンドの戻り値が1の場合),各ペア論理ボリュームグループに対してpairvolchkコマンドを実行し,ペアステータスを確認してください。すべてのペア論理ボリュームグループでSwap-Takeoverが成功し,かつすべてのペア論理ボリュームグループのペアステータスがPAIRの場合に,計画的サイト切り替えができます。
(4) リモートサイトのpd_rise_disaster_modeオペランドの指定値の変更
リアルタイムSANレプリケーションの処理方式にハイブリッド方式を選択している場合に,リモートサイトのpd_rise_disaster_modeオペランドの指定値をnormalに変更します。
- 参考
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pd_rise_disaster_modeオペランドの省略値はnormalのため,pd_rise_disaster_modeオペランドを省略している場合は,指定値を変更する必要はありません。
(5) リモートサイトのHiRDBの開始
リモートサイトのHiRDBをpdstartコマンドで開始します。KFPS05210-Iメッセージが出力されてHiRDBの開始処理が完了したら,計画的サイト切り替えは完了です。
なお,HiRDBが開始できない場合は,HiRDBの開始処理時に出力されたエラーメッセージを参照し,障害を対策したあとに再度HiRDBを開始してください。