Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド


4.3.1 RAID Managerのコマンド実行可否

HiRDBが稼働しているかどうかによって,RAID Managerのコマンドが実行できるかどうかが決まります。RAID Managerのコマンド実行可否を次の表に示します。

表4‒6 RAID Managerのコマンド実行可否(その1)

コマンド名

機能概要

RAID Managerのコマンド実行可否

HiRDBの稼働時

HiRDB停止時

horcmshutdown

RAID Managerの停止

horctakeover

テイクオーバの実行

×

paircreate

ペア論理ボリュームグループの生成

pairsplit

ペア論理ボリュームグループの分割

pairresync

ペア論理ボリュームグループの再同期

(凡例)

○:実行できます。

△:条件によって異なります。詳細については,表「RAID Managerのコマンド実行可否(その2)」に示します。

×:実行を禁止します。

注※

コマンドの実行後,リモートサイトへの切り替えを保証できない期間が発生します。詳細については,「リモートサイトへの切り替えを保証できない期間」を参照してください。

表4‒7 RAID Managerのコマンド実行可否(その2)

リアルタイムSANレプリケーションの処理方式

保護モード

RAID Managerのコマンド実行可否

全同期方式

data

×

never

全非同期方式

ハイブリッド方式

data

×

never

(凡例)

○:実行できます。

×:実行を禁止します。

−:該当しません。

注※

コマンドの実行後,リモートサイトへの切り替えを保証できない期間が発生します。詳細については,「リモートサイトへの切り替えを保証できない期間」を参照してください。