5.1.2 システムログとオペランドの設定
更新可能なオンライン再編成中は,追い付き反映処理のため,システムログに次の表に示す情報を残しています。
情報 |
説明 |
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ここからの情報を,追い付き反映処理することを示します。 |
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現在,追い付き反映を終了しているポイントであることを示します。 |
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現在,追い付き反映処理のために読み込んでいるポイントであることを示します。 |
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ここまでの情報を,追い付き反映処理したことを示します。 |
オンライン再編成のデータベース静止化コマンド(pdorbegin)を実行すると,システムログファイルにシステムログ反映開始ポイントが設定されます。
そのあと,オンライン再編成の追い付き反映コマンド(pdorend)を実行すると,追い付き反映処理が開始され,反映状態に合わせてシステムログ反映済みポイントおよびシステムログ反映読み込みポイントが設定されます。
オンライン再編成の追い付き反映コマンドで行われる反映同期処理でシステムログ反映終端ポイントが設定されます。
オンライン再編成の追い付き反映コマンドが正常終了すると,設定された情報はクリアされます。
システムログにこれらの情報を持っているため,更新可能なオンライン再編成では,オリジナルRDエリアに障害が発生した場合でも障害回復後システムログを反映することができます。
しかし,システムログファイルのswap先としてシステムログ反映開始ポイントが設定されている世代が上書きされると,追い付き反映処理ができなくなります。これを防止するのが,pd_log_org_reflected_logpointオペランドです。pd_log_org_reflected_logpointオペランドにkeepを指定すると,システムログ反映開始ポイントが設定されているシステムログファイルの上書きを禁止します。
ただし,pd_log_org_reflected_logpointオペランドにkeepを,pd_log_org_no_standby_file_oprオペランドにstopを指定してシステムログファイルが満杯になった場合は,HiRDBユニットが異常終了します。したがって,更新可能なオンライン再編成を使用する場合はログ容量を適切に見積もる必要があります。
また,pd_log_org_reflected_logpointオペランドにreleaseを,pd_log_org_no_standby_file_oprオペランドにcontinueを指定してシステムログ反映開始ポイントが設定されているシステムログファイルがswap先として上書きされた場合は,システムログ反映開始ポイントからオリジナルRDエリアに対して反映する運用はできなくなります。この場合は,レプリカRDエリアで業務を続けてください。レプリカRDエリアでの業務を続行した場合,ディスク装置の機能を使い,レプリカRDエリアの情報をオリジナルRDエリアにコピーするためにはHiRDBを停止させる必要があります。
上述したオペランド指定の組み合わせによる注意事項を次の表に示します。