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インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 10


4.2.1 RDエリア指定(-r)で実行するか表指定(-t)で実行するか

更新可能なオンライン再編成には,RDエリアを対象に実行するものと,表を対象に実行するものがあります。どちらを対象にするかで次の表のように処理を行う単位が異なります。

表4‒1 実行対象と処理を行う単位

対象

処理を行う単位

実行方法

RDエリア

  • それぞれの処理は,対象となるRDエリアが格納されているバックエンドサーバごとに一括して行われます。

データベース静止化コマンド(pdorbegin)に -rオプションを指定して実行します。それに対応する次のコマンドも,正しくサーバが指定されている場合,そのオプション指定に従って実行されます。

  • データベース静止化コマンド(pdorbegin)

  • データベース切り替えコマンド(pdorchg)

  • 追い付き反映静止化コマンド(pdorend)

  • それぞれの処理は,対象となる表が格納されているバックエンドサーバごとに一括して行われます。

  • 対象となる表に横分割表が含まれている場合,横分割表を格納している複数のバックエンドサーバで一括して処理されます。

データベース静止化コマンド(pdorbegin)に -tオプションを指定して実行します。それに対応する次のコマンドも,正しくサーバが指定されている場合,そのオプション指定に従って実行されます。

  • データベース静止化コマンド(pdorbegin)

  • データベース切り替えコマンド(pdorchg)

  • 追い付き反映静止化コマンド(pdorend)

なお,これらのコマンドを実行するときには,サーバを指定(-s)しなくても処理されます。指定誤りを防止するため,これらのコマンドはサーバを指定しないで実行することをお勧めします。

また,表名指定をするときは,制約種別指定オプション(-cオプション)を指定し,制約関係にある表の関連RDエリアも更新可能なオンライン再編成の対象へ含めることをお勧めします。