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インナレプリカ機能 HiRDB Staticizer Option Version 10


3.5.3 オンラインでのデータ・インデクスの一括作成

オンライン業務中にデータ・インデクスを一括作成する方法は,「オンラインでのデータベースの再編成(オンライン再編成)」で示す手順とほとんど同じです。再編成を実行する手順のところをデータ・インデクスを一括作成する手順に入れ替えるだけです。ここでは,オリジナルRDエリアでデータ・インデクスの一括作成する操作について説明します。

〈この項の構成〉

(1) オリジナルRDエリアでのデータ・インデクスの一括作成

HiRDBのpdloadコマンドで,RDエリアに対してデータ・インデクスを一括作成し,RDエリア内の既存のデータ・インデクスを更新することができます。データ・インデクスを一括作成するときのコマンド実行例を次に示します。

source,index文の指定例(source,index文の制御ファイル名:/usr/load01)
source RD01 /tmp/ldfile1
index RD01 IDX1 /tmp/index_inf3

source文に,入力データファイル名として/tmp/ldfile1を指定します。index文には,インデクス識別子IDX1とインデクス情報ファイル名/tmp/index_inf3を指定します。

pdloadコマンドの実行例
pdload -q 0 TAB1 /usr/load01

TAB1に対して,/usr/load01ファイルに記述された上記に示すsourceおよびindex文を実行し,データとインデクスを一括作成し,既存のデータに追加します。

処理対象のRDエリアをオリジナルRDエリアにするために,pdloadコマンドのオプションに"-q 0"を指定します。

pdloadコマンドは,表の所有者がHiRDBの稼働中に実行します。複数のサーバマシンでHiRDBシステムを構成している場合,システムマネジャがあるサーバマシンで実行します。pdloadコマンドについては,マニュアル「HiRDB コマンドリファレンス」を参照してください。