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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 メッセージ


6.1 排他制御時のエラーの資源種別,資源名称,及び資源情報の出力内容

排他制御時のエラーの資源種別,資源名称,及び資源情報の出力内容を次の表に示します。なお,資源情報の見方については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。

-------------------------------------------------------------------------

[HiRDB/SDの場合]

HiRDB/SDを使用している場合は,次のように用語を読み替えてください。

  • 表名→ルートレコードのレコード型名

  • 表番号→ルートレコード型のレコード番号

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表6‒1 排他制御時のエラーの資源種別,資源名称,及び資源情報の出力内容

資源

種別

種別名

資源名称1※1

資源名称2※1

資源情報

内容

0001

RDAR

RDエリア

1〜8けた:RDエリア番号

9〜28けた:00固定

RDエリア

0002

TABL

表名又は順序数生成子名

●UNIX版の場合

1〜8けた:表番号又は順序数生成子番号

9〜16けた:世代番号

17〜28けた:00固定

●Windows版の場合

1〜8けた:表番号又は順序数生成子番号

9〜28けた:00固定

表又は順序数生成子

0002[HiRDB/SDの場合]

TABL

ルートレコードのレコード型名

  • 1〜8けた:ルートレコード型のレコード番号

  • 9〜16けた:世代番号

  • 17〜28けた:00固定

ルートレコードのレコード型名

0003

INDX

インデクス名

RDエリア名

1〜8けた:インデクス番号

9〜16けた:RDエリア番号

17〜28けた:00固定

インデクス

0004

PAGE

表名又はインデクス名

RDエリア名

●HP-UX,Solaris,及びAIX版の場合

1〜6けた:RDエリア番号

7〜8けた:ファイル番号

9〜16けた:ページ番号

17〜24けた:表番号又はインデクス番号

25〜28けた:00固定

●Linux,及びWindows版の場合

1〜2けた:ファイル番号

3〜8けた:RDエリア番号

9〜16けた:ページ番号

17〜24けた:表番号又はインデクス番号

25〜28けた:00固定

ページ

0007

ROW

表名

RDエリア名

●HP-UX,Solaris,及びAIX版の場合

1〜6けた:RDエリア番号

7〜8けた:ファイル番号

9〜14けた:ページ番号

15〜16けた:スロット番号

17〜24けた:表番号

25〜28けた:00固定

●Linux,及びWindows版の場合

1〜2けた:ファイル番号

3〜8けた:RDエリア番号

9〜10けた:スロット番号

11〜16けた:ページ番号

17〜24けた:表番号

25〜28けた:00固定

0008

NWROW

表名

RDエリア名

●HP-UX,Solaris,及びAIX版の場合

1〜6けた:RDエリア番号

7〜8けた:ファイル番号

9〜14けた:ページ番号

15〜16けた:スロット番号

17〜24けた:表番号

25〜28けた:00固定

●Linux,及びWindows版の場合

1〜2けた:ファイル番号

3〜8けた:RDエリア番号

9〜10けた:スロット番号

11〜16けた:ページ番号

17〜24けた:表番号

25〜28けた:00固定

行(WITHOUT LOCK NOWAIT検索制御用)

000B

TABN

表名

●UNIX版の場合

1〜8けた:表番号

9〜16けた:世代番号

17〜28けた:00固定

●Windows版の場合

1〜8けた:表番号

9〜28けた:00固定

表(NOWAIT検索時)

000B

[HiRDB/SDの場合]

TABN

ルートレコードのレコード型名

1〜8けた:ルートレコード型のレコード番号

9〜16けた:世代番号

17〜28けた:00固定

ルートレコード型(NOWAIT検索時)※5

000C

NKEY

インデクス名

1〜8けた:インデクス番号

9〜28けた:00固定

キー値(NULL)

000D

DKEY

インデクス名

1〜8けた:インデクス番号

9〜28けた:キー値又はエンコードされたキー値

キー値(非NULL)

000E

LFID

RDエリア名

論理ファイル番号

1〜8けた:RDエリア番号

9〜16けた:論理ファイル番号

17〜28けた:00固定

論理ファイル

000F

IXIF

インデクス名

RDエリア名

1〜8けた:インデクス番号

9〜16けた:RDエリア番号

17〜28けた:00固定

インデクス情報ファイル

0010

TRWT

表名

インデクス格納RDエリア名

1〜8けた:表番号

9〜16けた:インデクス格納RDエリア番号

17〜28けた:00固定

トランザクション決着待ち

0011

SHWT

表名

(RDエリア更新完了待ちの場合は,"****"を出力します)

RDエリア名

●HP-UX,Solaris,及びAIX版の場合

1〜6けた:RDエリア番号

7〜8けた:ファイル番号

9〜14けた:ページ番号

15〜16けた:スロット番号

17〜24けた:表番号

25〜28けた:00固定

●Linux,及びWindows版の場合

1〜2けた:ファイル番号

3〜8けた:RDエリア番号

9〜10けた:スロット番号

11〜16けた:ページ番号

17〜24けた:表番号

25〜28けた:00固定

RDエリア更新完了待ちの場合は,RDエリア番号以外は0となります。

共用RDエリアトランザクション決着待ち

0012

UCWT

1〜16けた:トランザクション情報

17〜28けた:00固定

ユニークチェックのトランザクション待ち

0102

RRAMB

RDエリア名

1〜8けた:RDエリア番号

9〜28けた:00固定

RDエリア管理情報

0111

MFCB

1〜8けた:ページ番号

9〜12けた:ファイル番号

13〜28けた:00固定

マスタディレクトリセグメント情報

0112

MTCB

表名

1〜8けた:表番号

9〜28けた:00固定

マスタディレクトリ表情報

0113

MICB

インデクス名

1〜8けた:インデクス番号

9〜28けた:00固定

マスタディレクトリインデクス情報

0121

RATM

表名

RDエリア名

1〜8けた:RDエリア番号

9〜16けた:表番号又は表管理番号

17〜28けた:00固定

ディクショナリ表情報又はユーザディレクトリ表情報

0122

RAIM

RDエリア名

1〜8けた:RDエリア番号

9〜16けた:インデクス番号又はインデクス管理番号

17〜28けた:00固定

ディクショナリインデクス情報又はユーザディレクトリインデクス情報

0132

SBMB

RDエリア名

1〜8けた:RDエリア番号

9〜16けた:セグメント番号

17〜20けた:ファイル番号

21〜28けた:00固定

ディクショナリセグメント情報又はユーザディレクトリセグメント情報

0143

RDLF

RDエリア名

最終ファイル番号

1〜8けた:RDエリア番号

9〜12けた:最終ファイル番号

13〜28けた:00固定

RDエリア増分

0152

SGMB

RDエリア名

1〜8けた:RDエリア番号

9〜16けた:ページ番号

17〜20けた:ファイル番号

21〜28けた:00固定

データベース複写ユティリティ

0300

MENT

RDエリア名

1〜8けた:RDエリア番号

9〜16けた:ページ番号

17〜20けた:ファイル番号

21〜24けた:エントリ番号

25〜28けた:00固定

ユーザLOB用RDエリアの管理情報

0301

LOBID

RDエリア名

1〜8けた:RDエリア番号

9〜16けた:LOB番号

17〜28けた:00固定

ユーザLOB用RDエリアの管理情報

0502

TEMP

サーバ名

先頭から8バイトがサーバ名を示しています。サーバ名が8バイトに満たない場合は,NULLを埋めます。

一時表実体化管理情報

0503

TPID

1〜8けた:ユーザ固有番号

9〜28けた:00固定

ユーザ固有ID管理(一時表)

0601

RDAS

RDエリア名

1〜8けた:RDエリア番号

9〜28けた:00固定

データベース状態解析ユティリティ

0602

HOLD

RDエリア名

1〜8けた:RDエリア番号

9〜28けた:00固定

バックアップ閉塞RDエリア

0603

INRP

サーバ名

●UNIX版限定

先頭から8バイトがサーバ名を示しています。サーバ名が8バイトに満たない場合は,NULLを埋めます。

インナレプリカ構成管理情報

0604

RPGP

オリジナルRDエリア名

●UNIX版限定

1〜8けた:RDエリア番号

9〜28けた:00固定

レプリカグループ構成管理情報

0605

MDBS

RDエリア名

1〜8けた:RDエリア番号

9〜28けた:00固定

インメモリデータ処理の同期処理情報

0606

RDAH

RDエリア名

1〜8けた:RDエリア番号

9〜28けた:00固定

pdholdコマンド受付状態

0900

PLGR

1〜8けた:プラグインID

9〜28けた:プラグインの独自資源番号

プラグイン資源番号

0D00

0FFF

UNCH

資源種別

1〜8けた:内部情報

9〜16けた:インデクスID

17〜28けた:分割したインデクスキー値

ユニークチェック

2002

ROMB

1〜14けた:SQLオブジェクト番号

15〜28けた:00固定

SQLオブジェクト管理情報

2003

SPCH

’SPCH’固定

余った末尾には0を埋めます。

SQLオブジェクトキャッシュ

2004

TRAL

"****"

"****"

’TMPRDAREA’固定

余った末尾には0を埋めます。

一時表用RDエリア管理情報

2005

TRAI

"****"

"****"

1〜8けた:一時表用RDエリア管理ブロックの番号

9〜28けた:00固定

一時表用RDエリア情報

3001

PTBL

"****"

"****"

1〜8けた:表番号

9〜28けた:00固定

前処理表

3005

DICT

"****"

"****"

’DICT’固定

余った末尾には0を埋めます。

ディクショナリ表

3006

VIEW

"****"

"****"

1〜8けた:ビュー表番号

9〜28けた:00固定

ビュー表

3008

TBPL

"****"

"****"

先頭から5バイト※2が認可識別子を示しています。

6〜14バイト※3が表識別子を示しています。

表定義情報バッファ

3010

AUTH

"****"

"****"

先頭から14バイトが認可識別子を示しています。

ユーザ権限情報バッファ

3011

OBJI

"****"

"****"

ルーチンオブジェクト番号

ルーチンオブジェクト

3012

DTYP

"****"

"****"

’DTYP’固定

余った末尾には0を埋めます。

データ型定義情報

3013

RTPL

"****"

"****"

先頭から12バイトがルーチン識別子を示しています。

13〜14バイトがパラメタ数を示しています。

ルーチン定義情報用バッファ

3014

TPPL

"****"

"****"

先頭から5バイト※2が認可識別子を示しています。

6〜14バイト※3がデータ型識別子を示しています。

ユーザ定義型情報バッファ

3015

DICR

"****"

"****"

’DICR’固定

余った末尾には0を埋めます。

ディクショナリ用RDエリア変更

3016

CONS

"****"

"****"

’CONSEC’固定

余った末尾には0を埋めます。

CONNECT関連セキュリティ定義情報

3017

SQID

"****"

"****"

1〜8けた:順序数生成子番号

9〜28けた:00固定

順序数生成子

3018

SQPL

"****"

"****"

先頭から5バイト※2が認可識別子を示しています。

6〜14バイト※3が順序数生成子識別子を示しています。

順序数生成子定義情報

5001

DICU

’DICTMODUTL’固定

余った末尾には0を埋めます。

データベース構成変更ユティリティ

5002

LCBF

RDエリア名

1〜8けた:RDエリア番号

9〜28けた:00固定

5003

EXP1

’EXPIMPMDL’固定

余った末尾には0を埋めます。

データベース搬出入ユティリティ

5004

RBAL

表名

1〜8けた:表番号

9〜28けた:00固定

リバランスユティリティ

5005

RRAMB

サーバ名

1〜16けた:サーバ名

17〜28けた:00固定

ZRRAMB更新

5006

RCLM

RDエリア名

表名又はインデクス名

1〜8けた:RDエリア番号

9〜16けた:表番号又はインデクス番号

17〜28けた:00固定

空きページ解放ユティリティ

7001

[HiRDB/SDの場合]

SBPG

  • 1〜2けた:ファイル番号

  • 3〜8けた:RDエリア番号

  • 9〜10けた:サブページ番号※4

  • 11〜16けた:ページ番号

  • 17〜24けた:ルートレコード型のレコード番号

  • 25〜28けた:00固定

サブページ

(凡例)−:該当しません。

  • 資源種別は16進形式(4けた)で出力されます。

  • 資源情報は16進形式(28けた)で出力されます。

  • UNIX版の場合,RDエリア番号に対応するRDエリア名は,pddblsコマンドで調査できます。

  • UNIX版の場合,世代番号は表がインナレプリカ機能で複製されている場合に表示されます。

注※1

資源名称1,資源名称2の表名,又はRDエリア名を表示できない場合は,"****"が表示されます。その場合,資源情報の表番号,又はRDエリア番号から対象資源を特定してください。

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[HiRDB/SDの場合]

資源名称1のルートレコードのレコード型名が表示できない場合は,"****"が表示されます。その場合は,資源情報のルートレコード型のレコード番号から対象資源を特定してください。

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注※2

6バイト以上の認可識別子は次の形式で出力されます。

 認可識別子の先頭3バイト+認可識別子の後ろ2バイト

例えば,認可識別子がk87m341の場合は,”k8741”となります。

なお,情報はASCIIコードで,1バイトが2けたで出力されます。

注※3

10バイト以上の表識別子,データ型識別子,又は順序数生成子識別子は次の形式で出力されます。

 表識別子,データ型識別子,又は順序数生成子識別子の先頭5バイト

 +表識別子,データ型識別子,又は順序数生成子識別子の後ろ4バイト

例えば,表識別子がTABLE002498の場合は,"TABLE2498"となります。

なお,情報はASCIIコードで,1バイトが2けたで出力されます。

注※4

[HiRDB/SDの場合]

1データページ内の各サブページに対して,物理配置順に1から順に割り当てられる番号です。

注※5

[HiRDB/SDの場合]

NOWAIT検索とは,無排他検索のことです。

無排他検索機能,又は無排他検索との同時実行を許容していない機能を実行すると,排他が掛かります。