3.1 アボートコード一覧
アボートコードの一覧(アボートコードとその表題)を次に示します。
-
アボートコードPtsXXXXが出力された場合は,表「アボートコード一覧(PtsXXXX)」を参照してください。
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表3‒9 アボートコード一覧(PsXXXXX) アボートコード
原因
対策
Psad***
*:可変文字列(ただし,以降にあるコードを除きます)
システム又はサーバの開始・終了処理で異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してから再度実行してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool及び%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psadc22
HiRDBが正しくインストール,又はセットアップされていません。
次の原因が考えられます。
-
リモートホストにインストールしたHiRDBをセットアップした
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NFS接続したディスク上にHiRDB運用ディレクトリを作成した
-
OSイニシャライズ時,HiRDB運用ディレクトリを含むディスクがmountされていなかった
Psadci5
ネットワーク・ホスト・エントリの取得に失敗しました。次のどれかの原因が考えられます。
-
システム共通定義に記述したホスト名が,hostsファイルにありません。
-
hostsファイルの参照権限がありません。
-
DNS又はWINSを使用している場合,検索するデータベースにホスト名又はIPアドレスがありません。
-
DNS又はWINSを使用している場合,検索するデータベースの参照権限がない,又はその設定に誤りがあります。
原因を取り除いて,再度実行してください。
Psadcih
プロセスサーバプロセスへの登録処理に失敗しました。
システム内の最大プロセス数の指定値を超えた場合に発生することがあります。
該当するサーバマシンで起動できるプロセス数(pd_max_server_process,pd_ha_max_server_processの定義値)を見直して,対策してください。
左記の原因に該当しない場合は,保守員に連絡してください。
Psadh11
HiRDB Datareplicatorデータ連動用連絡ファイルに異常が発生しました。
直前に出力されたKFPS01801-Eメッセージの理由コードを参照して,動作環境を修正してから,再度実行してください。
Psadh71
Psadh73
Psadh75
Psadh78
Psadh82
Psadh85
Psadh88
Psadh8c
Psadh8q
Psadha3
HAモニタ又はHitachi HA Toolkit Extensionが起動していません。若しくはHAモニタ又はHitachi HA Toolkit Extensionに接続できません。このため,サーバモードで起動できません。
このアボートコードの前に,KFPS01873-Eメッセージ,又はKFPS01874-Eメッセージを出力していますので,これらのメッセージの対処方法に従ってください。また,HAモニタ又はHitachi HA Toolkit Extensionのメッセージが出力されている場合は,そのメッセージも参照して対処方法に従ってください。
Psadh79
Psadh7a
サーバの開始中に,サーバの強制停止(pdstop -s -zコマンド)によって開始中のサーバが強制停止しました。影響分散スタンバイレス型系切り替え機能適用時に,開始中のサーバを強制停止コマンドで強制停止した場合に出力することがあります。
サーバを強制停止した場合は問題ありません。サーバを強制停止していない場合は,保守員に連絡してください。また,HAモニタ,Hitachi HA Toolkit Extension,又はクラスタソフトウェアのメッセージが出力されている場合は,そのメッセージも参照して対処方法に従ってください。
Psadhe6
Psadhe7
ユーザサーバホットスタンバイ系切り替え構成の待機系ユニットを停止する際にエラーを検知しました。
待機系ユニットは停止しているため,対処は不要です。このアボートコードが繰り返し発生する場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,次のとおりです。
- <UNIXの場合>
-
・$PDDIR/spool下のファイル
・$PDDIR/tmp下のファイル
・syslogfile
- <Windowsの場合>
-
・%PDDIR%¥spool下のファイル
・%PDDIR%¥tmp下のファイル
・イベントログ
Psadhf0
次の原因が考えられます。
-
系切り替え機能を使用している場合に,実行系HiRDBの終了処理中の正常終了又は計画停止を確定させた後,CPU障害又はマシンスローダウンによる系切り替えが発生しました。
-
ユーザサーバホットスタンバイを適用し,かつHitachi HA Toolkit Extensionを使用している場合
(a)Hitachi HA Toolkit Extensionのサービスプロセス(hateserveコマンドで起動)の起動完了前にpdstartコマンドでHiRDBを開始した後,Hitachi HA Toolkit Extensionのサービスプロセスを起動しています。Hitachi HA Toolkit Extensionのサービスプロセス起動前にHiRDBを開始すると,HiRDBは待機状態として開始され,その後,Hitachi HA Toolkit Extensionのサービスプロセス起動によって,待機解除処理が動作します。
(b)待機系HiRDBを開始した後,実行系HiRDBを正常開始をします。この時,実行系HiRDBの開始に失敗して,系切り替えが発生しました。
-
系切り替えを使用しているユニットが回復不要FESユニットです。
-
実行系HiRDBが正常終了又は計画停止した場合は,待機系HiRDBも合わせて終了してください。しかし,実行系で正常終了又は計画停止を確定させた後に系切り替えが発生すると,HAモニタ又はHitachi HA Toolkit Extensionに終了連絡がされないため,待機系ではHiRDBをアボートさせて終了します。HAモニタを使用している場合で,かつ,このアボートコードで終了した後にHiRDBを開始する場合は,HAモニタの片系がダウンした状態では実行系か待機系かを判断できないことがあるため,開始処理が途中で止まることがあります。この場合,次に示すHAモニタのコマンドを実行して,自系を実行系とする必要があります。
1.monshowコマンドで,サーバの状態が"*SBY*"(実行サーバの起動待ち中)であることを確認します。
2.monactコマンドで,実行サーバであることをHAモニタへ通知します。
-
(a)Hitachi HA Toolkit Extensionのサービスプロセスの起動前にpdstartコマンドを実行している場合は,Hitachi HA Toolkit Extensionのサービスプロセスの起動後に実行するか,Hitachi HA Toolkit Extenstionのserver定義文のactcommandオペランドにHiRDB起動コマンドを指定してください。pdstartコマンドをシェルで実行している場合も同様にHitachi HA Toolkit Extensionのサービスプロセスの起動後にシェルが動作するようにしてください。
(b)実行系HiRDBの開始に失敗した原因の対策をしてから,実行系HiRDBを再開始してください。
-
系切り替えを使用しているユニットでは,回復不要FESを使用できません。系切り替え機能か,回復不要FES機能のどちらかの機能だけを使用するように,システム定義を変更してください。
左記の原因に該当しない場合は保守員に連絡してください。
Psadhfe
Hitachi HA Toolkit Extensionの使用時に両系が待機系として起動したため,起動処理を中断しました。Hitachi HA Toolkit Extensionのサービスプロセスが起動していない可能性があります。
現用系を実行系とする場合は次に示す手順で再開始してください。
-
現用系でHitachi HA Toolkit Extensionのサービスプロセスを起動します。
-
現用系ユニットを起動します。このユニットは実行系として起動します。
-
予備系ユニットが異常終了している場合,実行系ユニットが起動完了したことをpdlsコマンドなどで確認してから,予備系ユニットを起動します。このユニットは待機系として起動します。
予備系を実行系とする場合は次に示す手順で再開始してください。
-
予備系ユニットをpdstop -z (HiRDB/シングルサーバの場合はpdstop -f)コマンドで強制終了します。
-
予備系でHitachi HA Toolkit Extensionのサービスプロセスを起動します。
-
予備系ユニットを起動します。このユニットは実行系として起動します。
-
予備系ユニットが起動完了したことをpdlsコマンドなどで確認してから,実行系ユニットを再開始します。このユニットは待機系として起動します。
Psadhff
Psadhfg
HiRDBの待機起動に失敗しました。
メモリ不足の場合はメモリ不足となった原因を調査し,対策後に再度起動してください。アボート以前に障害メッセージが出力されている場合は,障害メッセージから原因を調査し,対策後に再度起動してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は%PDDIR%\spool及び%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)です。
Psadhfh
HiRDBの正常終了又は計画停止が確定した後に系切り替えが発生しました。
系切り替え中にこのアボートコードが出力された場合は,切り替え先でHiRDBを再度開始してください。
Psadit1
サーバプロセスの割り当てがpd_cmd_process_conwaittimeオペランドに指定した時間内に完了しませんでした。
このメッセージの前に出力されたKFPS00358-Eメッセージに従って対処してください。
Psadj43
HiRDB開始時にJP1のイベントサーバ(JP1/Base又はJP1/System Event Service)への接続に失敗しました。
HiRDB開始より前にJP1のイベントサーバが起動するように起動順序を制御しているか確認してください。
JP1が起動している場合,障害メッセージから接続に失敗した原因を調査し,対策してから再度HiRDBを開始してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%¥spool及び%PDDIR%¥tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psadma2
Psadmaa
Psadmam
Psadman
Psadmaq
Psadmat
PsadmaC
PsadmaK
PsadmaL
PsadmaN
PsadmaO
PsadmbF
Psadmcr
Psadmmk
Psadmmm
HAモニタ,Hitachi HA Toolkit Extension,又はクラスタソフトウェアが起動していないか,若しくは接続できません。このため,サーバモードで起動できません。
このアボートコードの前に,KFPS01873-Eメッセージ,又はKFPS01874-Eメッセージを出力しています。これらのメッセージの対処方法に従ってください。また,HAモニタ,Hitachi HA Toolkit Extension,又はクラスタソフトウェアのメッセージが出力されている場合は,そのメッセージも参照して対処方法に従ってください。
Psadmd2
サーバプロセスの割り当てがpd_cmd_process_conwaittimeオペランドに指定した時間内に完了しませんでした。
このメッセージの前に出力されたKFPS00358-Eメッセージに従って対処してください。
Psadnt1
ユーザ権限が不正です。
Administrator権限のないユーザ(HiRDB管理者以外)で運用コマンドを実行していないか確認してください。
Psadp10
Psadp23
標準ホスト名の取得に失敗しました。
pdunitオペランドを省略した場合は,標準ホストのホスト名長を32バイト以内にしてください。
Psadp20
-
システム定義に記述したホスト名が,hostsファイルにありません。
-
hostsファイルが,HiRDB管理者IDで参照できません。
UNIX版の場合:
-
DNS又はNISを設定しているサーバマシンでHiRDBを稼働している場合,host参照規則(/etc/nsswitch.confファイル)でのDNS,NISにホスト名称が登録されていないときの動作が,continueになっていません。
-
hostsファイルに,システム定義で記述したホスト名を登録してください。
-
hostsファイルの参照権限を,HiRDB管理者IDで参照できるようにしてください。
UNIX版の場合:
-
DNS,NISの設定がある場合は,/etc/nsswitch.confファイルの内容を,次のように変更してください。
hosts:dns [NOTFOUND=continue TRYAGAIN=continue] nis [NOTFOUND=continue TRYAGAIN=continue] files
上記のどれかの対策をした後,HiRDBを再開始してください。上記のどれも該当しない場合は,保守員に連絡してください。
Psadp25
gethostbynameシステムコールで,システム定義pd_hostnameに対応するIPアドレスへの変換ができません。
次のことを確認してください。
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システム定義pd_hostnameの設定誤り
-
hostsファイルの設定誤り
-
hostsファイルの権限不正
-
DNS又はNISの各種設定ファイル(nsswitch.conf,resolv.confなど)の設定誤り
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DNS又はNISの各種設定ファイル(nsswitch.conf,resolv.confなど)の権限不正
なお,DNSやNISを使用している場合は,DNSサーバやNISサーバへの通信でエラーが発生していることがあります。
Psadp30
標準ホスト名の取得に失敗しました。
pdunitオペランドを省略した場合は,標準ホスト名をhostsファイル又はDNSなどに登録する必要があります。
ホスト名の登録については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。
また,標準ホスト名の長さは32バイト以内にしてください。
Psadp40
環境変数PDDIRを参照できません。
コマンドプロセスで発生した場合は,環境変数PDDIRが正しく設定されているか確認してください。
HiRDBのサーバプロセスで発生した場合は,プロセスメモリが不足していることが考えられるので,次の対策をしてください。
-
必要ないプロセスやウィンドウがある場合は停止してください。
-
システムのスワップ領域を追加してください。
Psadp44
HiRDB Staticizer Optionの管理ファイルへのアクセス時に異常が発生しました。
障害時に取得される情報を退避して保守員に連絡してください。退避する情報は次のとおりです。
-
%PDDIR%下の全ファイル
-
イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)
-
標準エラー出力
Psadp45
HiRDBシステム定義の定義解析用ファイルがオープンできません。
%PDDIR%\lib\sysconf及び%PDDIR%\lib\sysdef下のファイルに対して,削除又は権限の変更をしていないか確認してください。
-
削除又は権限の変更などの操作をした場合
UNIX版の場合は,pdsetup -dコマンドを実行して応答メッセージにyを指定してください。その後,再度pdsetupコマンドを実行してください。
Windows版の場合は,HiRDBを再インストールしてください。
-
上記以外の場合
障害時に取得される情報を退避して,保守員に連絡してください。退避する情報は次のとおりです。
・%PDDIR%\spool下のファイル
・%PDDIR%\tmp下のファイル
・イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)
・標準エラー出力
Psadp47
HiRDB Advanced High Availabilityの管理ファイルへのアクセス時に異常が発生しました。
障害時に取得される情報を退避して保守員に連絡してください。退避する情報は次のとおりです。
-
%PDDIR%下の全ファイル
-
イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)
-
標準エラー出力
Psadp49
HiRDB Non Recover FESの管理ファイルへのアクセス時に異常が発生しました。
障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%下の全ファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psadp50
付加PP「HiRDB Disaster Recovery Light Edition」の管理ファイルへのアクセス時に異常が発生しました。
Psadp51
付加PP「HiRDB Accelerator」の管理ファイルへのアクセス時に異常が発生しました。
障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%下の全ファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psadr3C
Psadr3E
HAモニタ,Hitachi HA Toolkit Extension,又はクラスタソフトウェアが起動していないか,若しくは接続できません。このため,サーバモードで起動できません。
このアボートコードの前に,KFPS01873-Eメッセージ,又はKFPS01874-Eメッセージを出力しています。これらのメッセージの対処方法に従ってください。また,HAモニタ,Hitachi HA Toolkit Extension,又はクラスタソフトウェアのメッセージが出力されている場合は,そのメッセージも参照して対処方法に従ってください。
Psadr5w
システムサーバの開始処理に失敗しました。
メモリ不足の場合はメモリ不足となった原因を調査し,対策後に再度起動してください。アボート以前に障害メッセージが出力されている場合は,障害メッセージから原因を調査し,対策後に再度起動してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は%PDDIR%\spool及び%PDDIR%\tmp下のファイルとイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)です。
Psadr62
HiRDBの再開始処理中にシステムマネジャのステータス情報に異常を検知しました。
HiRDBの再開始前後でHiRDBのバージョンを変更している場合は,前のバージョンに戻してください。HiRDBを正常終了させてから,バージョンを戻してください。
これに該当しない場合は,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)及び%PDDIR%\spool下の全ファイルを退避して,保守員に連絡してください。
Psads01
OSイニシャライズ処理中にpdstartコマンドが実行されました。
OSイニシャライズ処理の終了を待って,コマンドを再度実行してください。
OSイニシャライズ処理が終了しても現象が発生する場合は,保守員に連絡してください。
なお,OSの環境ファイル/etc/localrcにpdstartコマンドを記述した場合も,この現象が発生します。HiRDBのコマンドは,/etc/localrc及び/etc/localshutrcには記述できないので注意してください。
OSとHiRDBを同時に起動したい場合は,システム共通定義のpd_mode_confオぺランドにAUTOを指定してください。
Psads3m
Psadsb2
共用メモリ取得処理中に異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してから再度実行してください。
Psads3y
ユニット内サーバ数の上限値を超えています。
ユニット内で定義するサーバ数を減らしてから,再度実行してください。
Psads47
標準ホスト名の取得に失敗しました。
pdunitオペランドを省略した場合は,標準ホスト名をhostsファイル又はDNSなどに登録する必要があります。
ホスト名の登録については,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」を参照してください。
また,標準ホスト名の長さは32バイト以内にしてください。
Psads4N
Psads4O
Psads4P
Psads4Q
Psads4R
%PDDIR%\spool\tmpディレクトリの作成に失敗しました。
主な原因を次に示します。
-
%PDDIR%\spool\tmpファイルが存在する。
-
%PDDIR%\spool\tmpディレクトリが存在するディスクの容量不足
原因1.〜2.の対策を次に示します。
-
%PDDIR%\spool\tmpファイルを削除し,HiRDBを再度開始してください。
-
不要なファイルを削除し,ディスクの空き容量を増やしてください。
上記が該当しない場合,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。退避する情報を次に示します。
-
%PDDIR%\spool下の全ファイル
-
イベントログ(UNIXの場合はsyslogfile)
-
dir /S(UNIXの場合はls -alR $PDDIR)
このアボートコードでアボートした場合,pdstartコマンドはシステム共通定義pd_start_time_outの指定時間後にエラー終了します。
Psads6b
サーバの初期化でエラーが発生しました。
KFPS01851-Eメッセージのエラーコードに従って原因を取り除いた後,再度pdstartコマンドを実行してください。
Psads73
Psads78
HAモニタ,Hitachi HA Toolkit Extension,又はクラスタソフトウェアが起動していないか,若しくは接続できません。このため,サーバモードで起動できません。
このアボートコードの前に,KFPS01873-Eメッセージ,又はKFPS01874-Eメッセージを出力しています。これらのメッセージの対処方法に従ってください。また,HAモニタ,Hitachi HA Toolkit Extension,又はクラスタソフトウェアのメッセージが出力されている場合は,そのメッセージも参照して対処方法に従ってください。
Psads7e
システムサーバの待機起動に失敗しました。
メモリ不足の場合はメモリ不足となった原因を調査し,対策後に再度起動してください。アボート以前に障害メッセージが出力されている場合は,障害メッセージから原因を調査し,対策後に再度起動してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は%PDDIR%\spool及び%PDDIR%\tmp下のファイルとイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)です。
Psads8b
システムサーバの開始処理に失敗しました。
業務サイトでデータベースを初期設定してから正常停止した後に,システムログ適用化を行ってください。システムログ適用化については,マニュアル「HiRDB ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド」を参照してください。システムログ適用化を行った後,ログ適用サイトを開始してください。
Psads9v
データベースを初期設定する前に,ログ適用サイトを開始しました。
Psads9w
ログ適用サイトのHiRDBのアドレッシングモードが,データベースと一致していません。
業務サイトとログ適用サイトのHiRDBのアドレッシングモードを一致させてから,システムログ適用化を行ってください。32ビットモードから64ビットモードに移行する場合は,バージョンアップ手順に従って移行してください。システムログ適用化,及びバージョンアップ手順については,マニュアル「HiRDB ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド」を参照してください。
PsadsA8
HiRDBシステムとマスタディレクトリ用RDエリアの整合性チェックでエラーを検知しました。
アボート以前に出力されたエラーメッセージに従って対策し,再度HiRDBを開始してください。
HiRDB/パラレルサーバで複数ユニット構成の場合,全ユニットの稼働状態を確認し,稼働中のユニットがあれば強制停止後,上記の対策をしてください。
PsadsAp
サーバ開始中に,HAモニタ,又はHitachi HA Toolkit Extension,若しくはサーバ強制停止コマンド(pdstop -s -z,pdstop -s -f)によって開始中のサーバが停止した場合に出力することがあります。
停止前にKFPS05617-Iを出力します。停止要求によって停止したので問題ありません。
PsadsBa
PsadsBb
ログ適用サイトのHiRDBのバージョンと,データベースのバージョンが不一致です。
システムログ適用化を行ってください。システムログ適用化については,マニュアル「HiRDB ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド」を参照してください。業務サイトとログ適用サイトのHiRDBのバージョン一致していない場合,業務サイトとログ適用サイトのHiRDBのバージョンを一致させた後,システムログ適用化を行ってください。システムログ適用化を行った後,ログ適用サイトを開始してください。
Psadshz
pd_routine_def_cache_sizeオペランドの指定値が不正です。
pd_routine_def_cache_sizeオペランドに正しい値を指定してください。
Psadsr8
1ユーザ当たりの最大起動プロセス数,又はシステム全体のプロセス数を超えて,プロセスを起動しようとしました。
OSのオペレーティングシステムパラメタの値を見直してください。
Psadt1f
Psadt7h
サーバ停止処理中に,異常が発生しました。
サーバ停止中に,サーバのプロセスが異常終了(pdcancelを含む)したため,サーバ停止コマンドがアボートしました。これは,HiRDBシステムが不正な状態になるのを防ぐためです。再度起動して,正常終了させてください。
上記の現象と異なる場合には,アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してください。
Psadt1u
Psadt7G
HAモニタ,Hitachi HA Toolkit Extension,又はクラスタソフトウェアが起動していないか,接続できません。このため,サーバモードで起動できません。
このアボートコードの前に,KFPS01873-Eメッセージ,又はKFPS01874-Eメッセージを出力しています。これらのメッセージの対処方法に従ってください。また,HAモニタ,Hitachi HA Toolkit Extension,又はクラスタソフトウェアのメッセージが出力されている場合は,そのメッセージも参照して対処方法に従ってください。
Psau***
*:可変文字列(ただし,以降にあるコードを除きます)
セキュリティ監査機能で異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psau001
ステータスファイルの書き込みに失敗しました。
%PDDIR%\spool下のファイル,及びイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)を取得して保守員に連絡してください。
Psau099
監査証跡の出力処理が集中したため,監査証跡の非同期出力バッファのすべての面が満杯になりました。
直前に出力されている障害メッセージからエラーの原因を調査し,対策してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool以下のファイル,syslogfileです。
Psaud0F
HiRDBの再開始時(計画停止後の再開始を含む)に,システム共通定義のpd_aud_auto_loadingの値が変更されました。
システム共通定義のpd_aud_auto_loadingの値を前回起動時の指定値に戻して,HiRDBを再起動してください。
Psaud0v
Psaud0w
共用メモリの確保に失敗しました。スタンバイレス型系切り替え構成で次の操作を続けて実行したときに発生することがあります。
-
代替BESユニットを起動し,受入部と代替部を待機させます。
-
受入部は停止しないで代替部だけをpdstop -q -cコマンドで停止します。
-
代替部のユニット制御情報定義(pdutsys)に対してセキュリティ監査に関する下記の定義の指定値を追加,変更した後,代替部をpdstart -q -cコマンドで起動します。
・pd_aud_file_name
・pd_aud_async_buff_size
・pd_aud_async_buff_count
スタンバイレス型系切り替え構成の代替BESユニットに対して,代替部にpd_aud_file_name定義の指定を追加する場合は,代替部だけでなく受入部も併せて停止し,再起動するようにしてください。スタンバイレス型系切り替え構成以外の場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool以下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)を取得します。
Psaud11
ステータスファイルのレコードの確保に失敗しました。
ステータスファイルの容量を見直してください。見積もった容量に誤りがない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psaud13
Psaud14
Psaud15
ステータスファイルの書き込みに失敗しました。
%PDDIR%\spool下のファイル,及びイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)を取得して保守員に連絡してください。
Psax219
XDSの強制終了に失敗しました。
XDSが停止しているか確認してください。XDSが停止している場合は対処不要です。次に示す手順でXDSが停止しているか確認してください。
-
syslogfile又はXDSログファイルに出力されたKFPQ80002-Iメッセージを参照して,表示されているプロセスIDとメッセージの出力時刻を確認してください。
-
OSのpsコマンドを実行してください。psコマンドの実行結果を参照し,1.で確認したプロセスIDがあるか確認してください。
プロセスIDがない場合は,XDSは停止しています。
プロセスIDがある場合は,psコマンドの実行結果に表示されているプロセス生成時刻を確認してください。プロセス生成時刻が,1.で確認したKFPQ80002-Iメッセージの出力時刻と数秒違いの場合は,XDSは停止していないおそれがあります。この場合,pdxdsstop -fコマンドを再度実行してXDSを強制終了してください。
この対処で問題が解決しない場合は,保守員に連絡してください。
Pscm***
*:可変文字列(ただし,以降にあるコードを除きます)
運用コマンド制御処理で異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Pscm052
Psnd087
Psndm05
HiRDBシステム又はユニットが起動できませんでした。要因については,アボート以前の障害メッセージを参照してください。
障害メッセージが出力されていない場合,次の要因が考えられます。
-
システムマネジャがあるユニットが起動していません。
-
メモリ不足が発生しています。
-
システムマネジャがあるユニットとシステムマネジャがないユニット間で通信エラーが発生しています。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,次の(1)〜(3)の調査を行って対策してから再度HiRDBシステム又はユニットを再起動してください。次の(1)〜(3)に該当しない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,次のとおりです。
-
UNIX版の場合
・$PDDIR/spool下のファイル
・$PDDIR/tmp下のファイル
・syslogfile
-
Windows版の場合
・%PDDIR%\spool下のファイル
・%PDDIR%\tmp下のファイル
・イベントログ
(1)システムマネジャがあるユニットの起動状態を確認してください。
システムマネジャがあるユニットが停止中の場合,起動してください。
(2)メモリ容量が十分であるか確認してください。
(3)システムマネジャがあるユニットとシステムマネジャがないユニット間でネットワーク障害が発生していないか確認してください。
Pscm05c
ステータスファイルの入出力処理に失敗しました。
直前に出力されているステータスファイルのエラーメッセージを参照し,ステータスファイルに発生した障害を調査して対策してください。
対策後,異常終了したユニットを再開始してください。
KFPS05190-Eメッセージが出力されている場合は,異常終了したユニットを再度開始してください。
エラーメッセージが出力されていない場合は,メモリ不足又はネットワーク障害が発生している可能性があります。メモリ不足やネットワーク障害が発生してないかを調査して対策した後,異常終了したユニットを再開始してください。
これらの要因に該当しない場合は,保守員に連絡してください。
Pscm05d
Pscm05f
Pscm05g
Pscm05h
ディスク障害が発生したため,pdopsetup -dコマンドでの付加PPのアンセットアップに失敗しました。
直前に出力されるKFPO00107-Eメッセージから原因を調査し,対策してください。対策後,再度pdopsetup -dコマンドを実行して,付加PPをアンセットアップしてください。
Pscm05i
Pscm05j
Pscm05k
システムマネジャ(MGR)を配置しないユニットすべての強制停止処理が完了したことを確認できませんでした。
要因については,アボート以前の障害メッセージを参照してください。
障害メッセージが出力されていない場合,次の要因が考えられます。
-
メモリ不足が発生している。
-
システムマネジャを配置するユニットとシステムマネジャを配置しないユニット間で通信エラーが発生している。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,1.及び2.の調査を行って,対策してから再度pdstart -R,又はpdstart -R -tコマンドを実行してください。
-
メモリ容量が十分であるかどうかを確認してください。
-
システムマネジャを配置するユニットと配置しないユニット間でネットワーク障害が発生していないかどうかを確認してください。
1.及び2.に該当しない場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,次のとおりです。
-
UNIX版の場合
・$PDDIR/spool下のファイル
・$PDDIR/tmp下のファイル
・syslogfile
-
Windows版の場合
・%PDDIR%\spool下のファイル
・%PDDIR%\tmp下のファイル
・イベントログ
Pscm270
Pscm271
サーバからの受信待ちタイムアウトが発生しました。
異常終了直前にイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)に出力されているエラーメッセージの対策に従ってください。
Psf****
*:可変文字列
内部矛盾を検知しました。
障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psit***
インターバルタイマー処理中に異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psji***
Psjj***
Psjk***
Psjl***
Psjm***
Psjn***
*:可変文字列(ただし,以降にあるコードを除きます)
インターバルタイマー処理中に異常が発生しました。ログ処理中に異常が発生しました。
メモリ不足の場合はメモリ不足となった原因を調査し,対策してから再度起動してください。
アボート以前にKFPS011xx-E,KFPS012xx-E,KFPS013xx-E,KFPS021xx-E,KFPS041xx-E,及びKFPS043xx-E(xxは00〜99に該当する数値)メッセージが出力されている場合は,アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してから再度実行してください。
アボート以前に障害メッセージが出力されている場合は,アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してから再度実行してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool及び%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),並びに標準エラー出力です。
Psjie42
ログスワッパプロセスの起動に失敗しました。次に示す要因が考えられます。
-
スワップ先にできるシステムログファイルがありませんでした。
-
メモリ不足になりました。
-
シンクポイントダンプファイルに問題が発生しました。
システムログファイルに問題が発生しました。
Psjih18
Psjih24
Psjns08
メッセージの資源が不足しました。
カーネルを再度コンフィグレーションしてください。その際,msgtql,及びmsgmnbの値を大きくしてください。
Psjnwe6
ネットワーク障害で,ログのアンロードが続行できないため,異常終了しました。
アボート直後にKFPS01150-Eが出力されている場合は,KFPS01150-Eに従って対策してください。
KFPS01150-Eが出力されていない場合は,アボート後に自動ログアンロード機能がログのアンロードを再開始したため問題ありません。
Psjiza2
HiRDB Datareplicator連携機能使用中に,HiRDB Datareplicatorのhdestart -i コマンドを実行してデータ連動用連絡ファイルを初期化しました。その後,pdrplstopコマンドでHiRDB Datareplicatorを停止しました。
次のように対処してください。
-
pdrplstop -fコマンドでデータ連動処理を終了します。
-
未反映のシステムログがある場合は,HiRDB DataextractorやHiRDB Datareplicatorのデータ連動回復機能などを使用して,データ連動の抽出−反映間の整合性を回復します。
-
HiRDB Datareplicatorが提供する hdestart -iコマンドを実行して,データ連動用連絡ファイルを再作成して初期化します。
-
pdrplstartコマンドでデータ連動処理を開始します。
Psjiz09
次に示す要因が考えられます。
-
HiRDB Datareplicatorをインストールしているディスクに障害が発生しているなど,HiRDB Datareplicatorのインストールディレクトリが参照できない障害が発生しています。
-
HiRDBのアドレッシングモードとHiRDB Datareplicatorのアドレスモードが異なっています。
-
HiRDB Datareplicatorがインストールされていません。
次に示す項目について確認し対策してください。
-
メッセージを出力したユニットがあるサーバマシンで,HiRDB Datareplicatorをインストールしているディスクに障害が発生しているなど,HiRDB Datareplicatorのインストールディレクトリが参照できない障害が発生していないか確認してください。障害がある場合は,原因を取り除いて,再度実行してください。
-
メッセージを出力したユニットのアドレッシングモードとHiRDB Datareplicator のアドレスモードが同じか確認してください。HiRDBのアドレッシングモードとHiRDB Datareplicator のアドレスモードが異なる場合,HiRDBのアドレッシングモードと同じアドレスモードのHiRDB Datareplicatorに入れ替えて再実行してください。
-
メッセージを出力したユニットがあるサーバマシンにHiRDB Datareplicatorがインストールされているか確認してください。インストールされていない場合は,HiRDB Datareplicator をインストールして再実行してください。
上記の原因に当てはまらない場合は,保守員に連絡してください。
Psjjd0c
ネットワーク障害で,シンクポイントダンプファイルの取得が続行できないため,異常終了しました。
障害を取り除いて再開始してください。
Psjjt36
メモリが不足しています。
プロセス固有領域が不足しています。メモリを見積もり直してください。また,不要なプロセスがある場合は停止してください。
Psjke01
一時的なメモリ不足が発生しました。
メモリ不足となった原因を調査して,対策後に再開始してください。
Psjmg01
メモリ不足,又はシステムファイルテーブルが不足しています。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psjmg60
aioライブラリが使用できません。
OSがaioライブラリを使用できる状態になっているか確認してください。又は,各サーバ定義のpd_log_dual_write_methodの指定値を確認してください。
Psjmg62
メモリが不足しています。
プロセス固有領域分が不足しています。再度メモリを見積もってください。
Psjmk05
Psjmk12
Psjmk22
Psjmk34
Psjmk35
Psjmk56
pdlogunldコマンド(自動ログアンロード機能がログのアンロードを実行している場合も含みます),又はpdlogchgコマンドを実行中のコマンドプロセスが強制終了しました。
次の場合に,HiRDBの状態によって発生することがあります。
-
pdstop -fコマンドを実行した場合
-
pdstop -zコマンドを実行した場合
-
系が切り替わった場合
-
実行中のコマンドプロセスをCtrl-CやOSのkill(Windowsではpdkill)コマンドなどで強制的に終了させた場合
左記1〜4の場合は,次回開始時,又は系切り替え先で再開始されることによって,回復処理が実行されるため問題ありません。
pdloglsコマンド及びpdlogucatコマンドでシステムログファイルの状態とアンロードログファイルの内容を確認し,処理が完了していなければ,pdlogunldコマンド又はpdlogchgコマンドを再実行してください。
左記1〜4以外の場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),コンソールメッセージ,及び標準エラー出力です。
Psjn022
Psjn031
Psjn039
ログスワッパプロセスの起動中にエラーが発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psjn051
ログサーバプロセスの停止中にエラーが発生しました。
%PDDIR%\lib\sysconf下のファイル,又は%PDDIR%\lib\sysdef下のファイルが正しくオープンできません。
HiRDBのインストールが正しくされているか確認してください。
Psjn052
Psjn053
ログスワッパプロセスの停止中にエラーが発生しました。
Psjn060
ログ出力に必要なシステムファイルがオープンできません。
Psjn094
メモリが不足しています。
プロセス固有領域分が不足しています。再度メモリを見積もってください。
Psjn0g5
ログサーバプロセスの起動に失敗しました。メモリ不足の可能性があります。
メモリ不足の場合はメモリ不足となった原因を調査して,対策後に再度起動してください。アボート以前に障害メッセージが出力されている場合は,アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策後に再度実行してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool及び%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),標準エラー出力です。
Psjn0g6
ステータスサーバプロセスの起動中にエラーが発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool及び%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),標準エラー出力です。
Psjn0gf
ステータスサーバプロセスの停止中にエラーが発生しました。
プロセス固有領域分が不足しています。再度メモリを見積もってください。
Psjn140
ログサーバプロセスの停止中にエラーが発生しました。
Psjn189
メモリが不足しています。
Psjn308
スワップ先にできるシステムログファイルがありません。
直前に出力されているKFPS01220-Eメッセージの対処方法に従ってください。
Psjn320
通信障害など,続行できないエラーが発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psjn321
管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。又は,待ち状態で,異常が発生しました。
メッセージログの理由コードから,原因を調査し,対策してから,再度実行してください。
Psjn327
メモリ不足,ネットワーク障害,又はタイムアウトが発生しました。
Psjn328
システムログファイルのスワップ処理で,通信エラーが発生しました。
/dev/HiRDB/pth,又はpd_ipc_file_dirオペランドで指定したディレクトリ下のファイルが削除されている場合は,HiRDBを再開始してください。
これに該当しない場合は,Psjn***の対策を行ってください。
Psjn329
メモリ不足,又はネットワーク障害が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psjn335
Psjn336
Psjn338
Psjn341
Psjn345
Psjn347
Psjn349
Psjn352
Psjn354
Psjn355
Psjn357
Psjn359
排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。
再度メモリを見積もってください。
Psjn381
スワップ先にできるシステムログファイルがありません。
直前に出力されているKFPS01220-Eメッセージの対処方法に従ってください。
Psjn625
ログ出力に必要なシステムファイルがオープンできません。
%PDDIR%\lib\sysconf下のファイル,又は%PDDIR%\lib\sysdef下のファイルがオープンできません。
HiRDBのインストールが正しくされているか確認してください。
Psjnc20
Psjnd20
Psjne06
Psjne15
Psjnf04
Psjlc28
排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。
再度メモリを見積もってください。
Psjnf07
スワップ先にできるシステムログファイルがありません。
直前に出力されているKFPS01220-Eメッセージの対処方法に従ってください。
Psjnf16
通信障害など,続行できないエラーが発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psjng02
Psjng04
排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。
再度メモリを見積もってください。
Psjng05
メモリ不足,又はネットワーク障害が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psjng10
メモリ不足,ネットワーク障害,又はタイムアウトが発生しました。
HiRDBの再開始前後でHiRDBのバージョンを変更している場合は,前のバージョンに戻してください。HiRDBを正常終了させてから,バージョンを戻してください。
これに該当しない場合は,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)及び%PDDIR%\spool下の全ファイルを退避して,保守員に連絡してください。
Psjnh51
HiRDBの再開始処理中にログサーバのステータス情報に異常を検知しました。
Psjnk03
ネットワーク障害が発生しました。
ネットワーク障害が発生した原因を調査し,対策してから,再度HiRDBを開始してください。
Psjnk04
Psjnk05
メモリが不足しています。
プロセス固有領域分が不足しています。再度メモリを見積もってください。
Psjnk11
ネットワーク障害が発生しました。
ネットワーク障害が発生した原因を調査し,対策してから,再度HiRDBを開始してください。
Psjlm25
ログ出力に必要なシステムファイルがオープンできません。
HiRDBのインストールが正しくされているか確認してください。
Psjlm52
メモリが不足しています。
再度メモリを見積もってください。
Psjnm27
Psjnm28
Psjnm29
Psjnm30
メモリ不足,又はネットワーク障害が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psjnr31
再開始時のデータベース回復処理が不正です。
直前に出力された,KFPS01267-Eメッセージの理由コードを参照して,再度実行してください。
Psjnr38
システムログファイル中から不正なデータを検出しました。
%PDDIR%\spool下のファイル,及びシステムログファイルを退避した後,次の処置をしてください。
-
前回,HiRDBが正常終了していないのにHiRDBのバージョンを変更した場合
HiRDBのバージョンを元に戻してください。
-
ディスク全体,又はシステムログファイル用のHiRDBファイルシステム領域を誤って回復してしまったために,旧バージョンの内容又は他システムの内容が不当に書き換わってしまった場合
システムログファイルを元に戻してください。できない場合は,HiRDBを強制正常開始した後,バックアップ取得時点(アンロードログファイルがあれば,最新のアンロードログ取得時点まで)にデータベースを回復してください。その後,バックアップ取得以降のジョブを再実行して,データベースを回復してください。
-
シンクポイントダンプを有効化してから,システムログを読み込んでいない場合
ステータスファイル又はシンクポイントダンプファイルの内容が壊れている可能性があります。HiRDBを強制正常開始した後,バックアップ取得時点にデータベースを回復してください。その後,バックアップ取得以降のジョブを再実行して,データベースを回復してください。
-
ログ適用サイト稼働中に,システムログファイルを格納したペアボリュームに対してpaircreate又はpairresyncを実行して,形成コピーを実行した場合
ログ適用サイトのHiRDBを再度開始し,ログ適用を再開してください。ログ適用が再開できなかった場合,システムログ適用化を実行してからログ適用を再開してください。災害用サイト切り替えが発生した場合は,マニュアル「HiRDB ディザスタリカバリシステム 構築・運用ガイド」を参照して必要な対策を実行してください。
-
前記以外の場合
保守員に連絡してください。
Psjnr46
トランザクション情報ファイルの作成に失敗しました。
主な原因を以下に示します。
-
プロセス固有メモリ不足
-
%PDDIR%\spool\pdtrninfディレクトリへのアクセス失敗
-
%PDDIR%\spool\pdtrninfディレクトリが存在するディスクの容量不足
左記の原因1.〜3.の対策を次に示します。
-
KFPO00106-Eメッセージの[対策]欄を参照し,対策してください。
-
%PDDIR%\spool\pdtrninfディレクトリへのアクセスに失敗した原因を調査し,HiRDB管理者が%PDDIR%\spool\pdtrninfディレクトリ下のファイルに読み込み,及び書き込みができるように対策してください。%PDDIR%\spool\pdtrninfディレクトリがない場合,HiRDBの再セットアップを実施してください。
-
不要なファイルを削除し,ディスクの空き容量を増やしてください。
上記が該当しない場合,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。
退避する情報を以下に示します。
-
%PDDIR%\spool下の全ファイル
-
イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)
Psjnt04
排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。
再度メモリを見積もってください。
Psjnu07
管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。又は,待ち状態で,異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psjnu08
Psjnu12
Psjnu17
排他解除待ちが発生しましたが,管理ブロックを使い果たしたため,待ち状態にできません。OSライブラリで管理するプロセス対応領域を確保できません。
再度メモリを見積もってください。
Pslg***
*:可変文字列
メッセージログ出力処理中に異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Pslk***
*:可変文字列
排他制御処理中に異常が発生しました。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,及び標準エラー出力です。
Psna***
*:可変文字列(ただし,以降にあるコードを除きます)
ネームサービス処理中に異常が発生しました。
Psna005
HiRDBに割り当てたポート番号が,ほかのプログラムで使用されています。
又は,前回起動したHiRDBのプロセスが(UNIX版の場合は,ゾンビプロセスになって)居残っています。
bindシステムコールのエラーが発生している場合
原因に応じて,次のどちらかの対策をしてください。
-
ポート番号がほかのプログラムで使われている場合
システム共通定義のpd_name_portオペランド,又はpdunitオペランドの-pオプションの内容を見直して,重複しないポート番号を割り当ててから,再開始してください。
-
前回起動したプロセス(UNIX版ではゾンビプロセス)が居残っている場合
Windows版の場合はpdkillコマンドでプロセスを消してください。UNIX版の場合はkillコマンドでゾンビプロセスを消してください。
Psnd***
*:可変文字列(ただし,以降にあるコードを除きます)
システム運用制御処理中に異常が発生しました。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psnd530
Psnd537
Psnd538
Psnd53a
このサーバにアクセスしているユーザのユーザ識別子を格納するための領域が不足しました。
このサーバにアクセスするユーザ数が少ない時間帯に再度実行してください。残っているトランザクションがあれば,終了させてください。頻繁に発生する場合は,HiRDBを正常停止させた後で,サーバに関する次の定義の指定値を大きく変更してください。
-
HiRDB/シングルサーバの場合
pd_max_users
-
HiRDB/パラレルサーバの場合
フロントエンドサーバで発生した場合:
pd_max_users
バックエンドサーバで発生した場合:
pd_max_bes_process
ディクショナリサーバで発生した場合:
pd_max_dic_process
Psnd678
Psnd679
回復不要FESユニットのステータス情報がSTOP(A)になったため,そのユニットを強制停止して再開始しようとしましたが,強制停止に失敗し,異常終了しました。
異常終了したユニットを再開始してください。
Psnda09
プロセス固有領域が不足しています。
プロセス固有領域のメモリ所要量を見積もり直してください。
Psndb22
ユティリティの同時実行数が上限に達しました。
-
pd_utl_exec_modeオペランドに1を指定してください。
-
pd_utl_exec_modeオペランドに1を指定している場合は,pd_max_usersオペランドの値を超えてユティリティを同時実行していないか確認してください。
pd_max_usersオペランドの値を超えてユティリティを同時実行していたときは,ユティリティ同時実行数を減らしてください。
超えていないときは,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,システムマネジャとこのアボートコードを出力したユニットの%PDDIR%\spool下のファイル及びイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)です。
Psndc04
Psndc05
Psndc06
Psndc07
Psndc08
Psndh1a
Psndh2c
Psndh2e
Psndh2h
システムマネジャのユニットが停止,又はネットワーク障害が発生したため,システムマネジャとの通信に失敗しました。このため,該当するユニットを停止します。
システムマネジャのユニットが停止している場合は,アボートコードが出力される前の障害メッセージからシステムマネジャのユニットの停止原因を調査し,障害を取り除いてください。その後,HiRDBを再開始してください。
システムマネジャのユニットが稼働しているのにエラーとなった場合は,ネットワーク障害の可能性があります。「RPC関連エラーの詳細コード」を参照して調査してください。
原因不明の場合は,システムマネジャのユニットとこのアボートコードを出力したユニットの%PDDIR%\spool下のファイル及びシステムログファイルを退避して,保守員に連絡してください。
Psndc24
Psnds53
プロセス固有領域が不足しています。
プロセス固有領域が不足した原因を調査し,対策後にHiRDBを再度開始してください。
上記の対策を行っても改善されない場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,システムマネジャユニットと,このアボートコードを出力したユニットの%PDDIR%\spool下のファイル及びイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)です。
Psndd02
トランザクション決着処理時に,トランザクションブランチがあるユニットに障害が発生した,又はネットワーク障害が発生したため,トランザクションを決着できません。
該当するユニットを強制終了した後,該当するユニットを再開始すると,トランザクションを決着できます。
トランザクションブランチがあるユニットが停止している場合は,該当するユニットを開始してください。
ネットワーク障害が発生している場合は,ネットワーク障害の要因を取り除いてください。
上記以外の場合は,直前に出力されているメッセージからエラーの要因を取り除いてください。メッセージが出力されていない場合は,保守員に連絡してください。
Psndd04
Psndd05
システムマネジャのユニットの停止,又はネットワーク障害の発生によって,トランザクション,コマンド,又はユティリティの回復連絡ができませんでした。このため,該当するユニットを停止します。
システムマネジャのユニットが停止している場合,アボート以前の障害メッセージからシステムマネジャのユニットの停止原因を調査して,障害を取り除いてください。その後,HiRDBシステムを再開始してください。
ネットワーク障害の場合,ネットワークを回復した後,HiRDBシステムをpdstop -fコマンドで強制停止してから,HiRDBシステムを再開始してください。再開始する場合は,ユニットではなくシステムを開始してください。
原因不明の場合は,システムマネジャのユニットとこのアボートコードを出力したユニットの%PDDIR%\spool下のファイル及びシステムログファイルを退避して,保守員に連絡してください。
Psndd18
Psnds42
ユニットの開始時にエラーが発生しました。
直前に出力されているメッセージからエラーの要因を取り除いてください。
メッセージが出力されていない場合は保守員に連絡してください。
Psndm19
マスタディレクトリがほかのHiRDBシステムで使用されています。
システム共通定義での,マスタディレクトリ用RDエリアの先頭のHiRDBファイル名称が同じHiRDBシステムを同時に起動できません。システム共通定義を再度確認して再開始してください。
Psndm20
システムマネジャと異なる文字コード種別を持つユニットがあります。
ユニットの文字コード種別がシステムマネジャの文字コード種別と不一致であるため,HiRDBシステムを開始できません。
KFPS05206-Eメッセージ情報を参照して,文字コード種別を統一してください。
UNIX版の場合:
変更する場合には,pdsetup -dを実行し,応答メッセージにyで応答した後に再度pdsetup -cで正しい文字コード種別を指定してください。
Windows版の場合:
関連するメッセージを調査して,エラーの要因を取り除いてから,HiRDBを再度開始してください。
Psndm80
起動したHiRDBの文字コード種別がデータベースを初期設定した時のHiRDBの文字コード種別と異なります。
KFPH20011-Eメッセージの対策に従ってください。
Psnd098
Psnd234
Psnde70
Psnde80
Psndsp0
Psndsp1
Psndsp2
Psndsp3
HiRDBユニットの終了処理中にエラーが発生しました。
計画停止中の場合は,すべてのユニットを強制終了します。
直前に出力されているKFPS05111-Eメッセージを参照し,原因を調査して障害を取り除いてください。その後,HiRDBを再開始してください。
なお,計画停止中の場合には,すべてのユニットが停止していることを確認してから,HiRDBを再開始してください。停止していないユニットがある場合,システムマネジャがあるサーバマシンからpdstop -fコマンドを実行するか,又は停止していないユニットがあるサーバマシンでpdstop -zコマンドを実行して,すべてのユニットを停止した後に,HiRDBを再開始してください。
ユニットが停止しているかどうかを確認する方法を次に示します。
-
各ユニットのイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)を参照して,KFPS01821-Eメッセージ,又はKFPS01841-Iメッセージ(停止モードがFORCE)が出力されている
-
システムマネジャがあるユニットのイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)にKFPS01850-Iメッセージ(停止モードがFORCE)が出力されている
KFPS05111-Eメッセージを参照しても原因が分からない場合は,該当するユニットの%PDDIR%\spool下のファイル,及びイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)を取得して,保守員に連絡してください。
Psndv03
ディクショナリのバージョンアップ,又はSQLオブジェクト移行処理中に,システムマネジャへの通信が失敗しました。通信失敗による不正動作を回避するため,ユニットの起動を中断します。
-
システムマネジャのユニットが停止している場合
アボート以前の障害メッセージからユニットの停止要因を調査して,障害を取り除いてください。その後,HiRDBシステムを再開始してください。再開始する場合は,pdstart(オプションなし)を実行してください。
-
システムマネジャでないユニットが停止している場合
アボート以前の障害メッセージからユニットの停止要因を調査して,障害を取り除いてください。その後,HiRDBシステムをpdstop -fコマンドで強制終了させてから,HiRDBシステムを再開始してください。再開始する場合は,pdstart(オプションなし)を実行してください。
-
ネットワーク障害の場合
ネットワークを回復した後,HiRDBシステムをpdstop -fコマンドで強制終了させてから,HiRDBシステムを再開始してください。再開始する場合は,pdstart(オプションなし)を実行してください。
-
前記以外の場合
HiRDBシステムを再開始してください。この障害が何度も発生する場合は,システムマネジャのユニットと,このアボートコードを出力したユニットの%PDDIR%\spool下のファイル及びシステムログファイルを退避して,保守員に連絡してください。
Psp****
*:可変文字列(ただし,以降にあるコードを除きます)
プロセス制御処理中に異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool下のファイル,及び標準エラー出力です。
Psp0766
Psp0767
Psp5008
Psp5011
Pspk001
Pspk002
HAモニタ,Hitachi HA Toolkit Extension,又はクラスタソフトウェアが起動していないか,若しくは接続できません。このため,サーバモードで起動できません。
このアボートコードの前に,KFPS00727-Eメッセージ,又はKFPS00728-Eメッセージを出力しています。これらのメッセージの対処方法に従ってください。また,HAモニタ,Hitachi HA Toolkit Extension,又はクラスタソフトウェアのメッセージが出力されている場合は,そのメッセージも参照して対処方法に従ってください。
Psp0777
pdxdsstop -fコマンドを実行してXDSを強制終了すると,このアボートコードが出力されることがあります。
XDSを強制終了したことによって出力されたアボートコードのため,対処は不要です。
Psp3156
HiRDBの後処理プロセス(pdrsvre)がアボートしました。考えられる要因を次に示します。
ユニットダウン中にCPU高負荷などの理由でプロセスサーバプロセス(pdprcd)が動作できない,又はプロセスサーバプロセスと後処理プロセス間の通信に失敗した。
ユニットダウン中にCPU高負荷になる要因がないか,又は通信エラーとなる要因がないか,アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してください。
障害の原因が分からない場合は,障害時に取得する資料を退避して保守員に連絡してください。
Psp4017
HiRDBの開始時にこのアボートコードで,-prcがアボートした場合は,次に示すどれかが原因です。
-
hostsファイルの内容が不当
-
標準ホストが正しく設定されていない
-
ネットワークが起動されていない
hostsファイル,標準ホスト,又はネットワークの設定を正しくした後,HiRDBを再度実行してください。
通信情報ファイルディレクトリ変更機能を使用している場合の原因です(UNIX版限定)。
-
pd_ipc_file_dirオペランドで指定したディレクトリにアクセス権がないか,又は存在しない
pd_ipc_file_dirオペランドに指定したパスに通信情報ファイルディレクトリが存在していることを確認してください。また,そのディレクトリのアクセス権,所有者,グループを確認してください。ディレクトリが存在しない,又はディレクトリの設定が間違っている場合は,ディレクトリを作成し直してください。通信情報ファイルディレクトリの詳細は,マニュアル「HiRDB システム導入・設計ガイド」の「通信情報ファイルディレクトリの作成」 を参照してください。
以下は,通信情報ファイルディレクトリ変更機能を使用していない場合の原因です(UNIX版限定)。
-
/dev/HiRDB/pthディレクトリにアクセス権限がないか,又は存在しない
-
/dev/HiRDBという名称でデバイスをマウントしている
/dev/HiRDBディレクトリと/dev/HiRDB/pthディレクトリが存在する場合は,それらを削除した後にpdsetupコマンドでセットアップしてください。/dev/HiRDBでデバイスをマウントしている場合は,/dev/HiRDBをアンマウントした後にpdsetupコマンドでセットアップしてください。
通信情報ファイルディレクトリ変更機能を使用していない場合は,次の点も確認してください(Linux版限定)。
-
/lib/udev/devices/HiRDBディレクトリ,又は/lib/udev/devices/HiRDB/pthディレクトリが権限不正
権限不正のディレクトリを削除した後にpdsetupコマンドでセットアップしてください。
Psp4084
デスクトップの生成に失敗しました。
ほかに起動しているプロセスがあれば停止してください。また,HiRDBが使用するデスクトップヒープ消費量を計算し,pd_max_server_processオペランドにデスクトップヒープの上限以下の値を指定してから,再度HiRDBを起動してください。
Psp5014
HiRDBの開始処理中に,pdstartコマンドがHiRDB開始準備処理の最大待ち時間(pd_start_time_outオペランドの指定値)を超えて応答しませんでした。考えられる要因を次に示します。
-
pdstartコマンドをOSのkill(Windowsではpdkill)コマンドやシグナル割り込みなどで強制終了した
-
pdstartコマンドが異常終了又はハングアップした
pdstartコマンドのプロセスを強制終了しないようにしてください。また,このメッセージの前にほかのメッセージが出力されている場合は,そのメッセージに従って対処してください。
上記に示す対応で解決しない場合は,保守員に連絡してください。
Psp5015
系切り替え処理の監視時間(pd_ha_observe_timeoutオペランド指定値)を過ぎても,系の切り替えが完了しませんでした。
考えられる要因を次に示します。
-
OS,ストレージ,ネットワークなどが高負荷の状態であった。
-
ストレージやネットワークからの応答が遅延した。
マルチスタンバイ構成又は系切り替え失敗時の自動再起動機能によって,HiRDB(ユニット)が起動できている場合は対処不要です。起動していない場合は,手動でHiRDBを起動してください。
系切り替え処理の監視時間を過ぎても,系の切り替えが完了しなかった原因については,次のことを確認してください。
-
このメッセージの前にほかのメッセージが出力されていないか。
-
パフォーマンス情報を確認し,ストレージやネットワークに遅延や高負荷が発生していないか。
上記に該当しない場合は,保守員に連絡してください。
Psp5016
HiRDBのプロセスダウン後の後処理の滞留を検知しました。
考えられる要因を次に示します。
-
ストレージやネットワークからの応答が遅延した
-
OS,ストレージ,ネットワークなどが高負荷状態であった
アボートしたときのパフォーマンス情報を確認して,ストレージやネットワークに遅延や高負荷が発生しないように対処してください。
原因が特定できない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,pdinfogetコマンドで取得した資料とOSのパフォーマンス情報が必要になります。
Psp7013
HiRDBの後処理プロセスがアボートしました。
考えられる要因を次に示します。
-
HiRDB運用ディレクトリを格納しているディスクの容量不足,又はi-node不足
-
HiRDB管理者のユーザIDでログインできない
-
ネットワーク・ホスト・エントリの取得に失敗した
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合で,かつ左記要因にも該当しないときは,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psp7019
プロセスの異常終了回数監視機能の監視時間内に,サーバプロセスの異常終了回数がpd_down_watch_procオペランドの値を超えたため,HiRDB(HiRDB/パラレルサーバの場合は該当するユニット)を異常終了します。
サーバプロセスの異常終了によってHiRDBを異常終了させたくない場合は,pd_down_watch_procオペランドを省略するか,又は0を指定してください。プロセスの異常終了回数監視機能については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
Psp7024
HiRDBの停止処理中に障害が発生しました。
考えられる要因を次に示します。
-
pdstopコマンドを強制終了した
-
HiRDBの停止処理が異常終了した
このメッセージの前にほかのメッセージが出力されている場合は,そのメッセージに従って対処してください。ほかのメッセージが出力されていない場合は,保守員に連絡してください。
なお,左記要因に該当する場合は,HiRDBの強制停止が完了しているため,HiRDBを再開始できます。
Psp8001
サーバプロセスの強制終了要求を受け付けましたが,該当するプロセスがクリティカル状態であったため,解除後アボートさせました。
実行したトランザクションの状態,ほかに出力されているメッセージなどから,プロセスが強制停止要求を受けた原因を調査し,必要に応じて対処してください。
pdcancelコマンドなどで意図的にプロセスを強制終了させた場合は,このアボートコードに対する処置は必要ありません。
HiRDB/パラレルサーバの場合で,フロントエンドサーバからバックエンドサーバへのロールバック要求に対する,バックエンドサーバでのロールバック処理が5分以上の場合も,このアボートコードでバックエンドサーバプロセスがアボートすることがあります(トランザクションの決着を早めるため,該当するバックエンドサーバプロセスを内部的にキャンセルします)。ロールバックに時間が掛かるような大量更新を実行していた場合は特に対処する必要はありません。ただし,ロールバックが意図しないものである場合は,ロールバック要因の調査及び対処をしてください。
Pspc013
プロセスサーバプロセスに対する通信で,エラーが発生しました。
HiRDBの終了処理中にコマンドを入力した場合,終了処理が完了するのを待って,再度コマンドを実行してください。
繰り返し発生する場合,保守員に連絡してください。
Psph052
HiRDB以外からのユーザの要求によって,HiRDBのプロセスサーバプロセスが停止しました。HiRDB以外からのユーザの要求を次に示します。
-
OSのkillコマンド(Windowsの場合はpdkillコマンド)を実行しました。ただし,このアボートの対象とするシグナルはSIGTERMだけです。
HiRDB又はユニットを再開始してください。OSのkillコマンド(Windowsの場合はpdkillコマンド)が実行されたかどうか調査してください。OSのkillコマンド(Windowsの場合はpdkillコマンド)が実行されていない場合は保守員に連絡してください。
Psrc***
Psrf***
Psrm***
Psrp***
Psrq***
Psrr***
*:可変文字列(ただし,以降にあるコードを除きます)
通信処理中に障害が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool下のファイル,及び標準エラー出力です。
Psrc039
トランザクション処理中
トランザクション開始処理中に,サーバからの応答を待ちましたが時間切れになりました。
該当するトランザクションが無効になるため,次のすべての対策を行った後,必要に応じて再度トランザクションを実行してください。
-
システム定義pd_watch_timeオペランドを省略してください。
-
次のオペランドを設定し,SQL,コマンド,及びユティリティの実行時間を監視してください。
・クライアント環境定義PDCWAITTIME
・システム定義pd_cmd_exec_time
PDCWAITTIMEオペランドについては,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」,pd_cmd_exec_timeオペランドについては,マニュアル「HiRDB システム定義」を参照してください。
-
pd_watch_timeオペランドに180より大きい値を指定していて,pd_lck_wait_timeoutオペランドを省略している場合は,pd_watch_timeオペランドの指定値をpd_lck_wait_timeoutオペランドに指定してください。
ユティリティ実行中,XDS開始時のDBインポート中,又はXDS終了時のDBエクスポート中,コマンド実行中
シングルサーバ,バックエンドサーバ又はディクショナリサーバからの応答を待ちましたが,サーバが60秒以内に応答を返さなかったため,時間切れになりました。
サーバが時間内に応答を返さなかった要因は次のどれかが考えられます。
-
接続しようとしたサーバの起動済みのプロセス数が,システム定義で指定したプロセスの最大起動数に既に達していたため,新たにプロセスを起動できませんでした。そのため,接続対象のサーバへの接続待ち状態になりましたが,時間内に接続できませんでした。
-
システムの負荷が高く,サーバのプロセスを時間内に起動できませんでした。
-
ネットワーク障害などで,サーバとの通信に失敗し,応答待ちになりました。
1.の場合,プロセスの最大起動数を変更するか,実行中のプロセスが終了するのを待って,再実行してください。
2.3.の場合,要因が解消されるのを待って,再実行してください。
なお,再実行は,アボート時の状態によって,次のように実行してください。
-
ユティリティ実行中の場合,ユティリティを再度実行してください。
-
XDS開始時のDBインポート中の場合,XDSを開始してください。
-
XDS終了時のDBエクスポート中の場合,KFPV56208-Qメッセージに対して,pdqtrbwtorコマンドで,応答してください。
-
コマンド実行中の場合,コマンドを再度実行してください。また,%PDDIR%\spoolを退避して,保守員に連絡してください。
ここでのプロセスの最大起動数とは,シングルサーバの場合はpd_max_usersオペランド,バックエンドサーバの場合はpd_max_bes_processオペランド,ディクショナリサーバの場合は,pd_max_dic_processオペランドの指定値です。
Psrc191
通信の負荷が高く,リトライをしてもデータの送信ができません。又は,送信先プロセスが長時間受信をしない状態にあるため,データが送信できません。
該当しない場合は,「RPC関連エラーの詳細コード」を参照してください。
通信(LAN)の負荷が高くなり過ぎていることが考えられます。このため,負荷が低いときに処理を再実行するか,又は該当するアボート発生時に実行していたSQLを調査し,処理時間を短縮できるSQLに変更できないかを検討してください。
該当しない場合は,「RPC関連エラーの詳細コード」を参照して対策してください。
対策後も発生する場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
なお,障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psrc304
連鎖RPCの前回のコールから一定時間を過ぎてもトランザクションが終了しません。
UAPが使用していたフロントエンドサーバ又はシングルサーバの場合はPDSWAITTIMEの指定時間を過ぎてもUAPから新しいSQLが発行されませんでした。
該当するサービス要求が無効となりますので再度実行してください。
クライアント環境定義のPDSWAITTIMEの指定時間を増やし再度実行してください。
Psrc323
Psrc324
サービス要求元へサービス完了を応答しようとしましたが,サービス要求元がありません。又は,通信障害で応答を返せません。
該当するサービスが無効になるため,再度実行してください。
Psrc341
Psrc345
Psrc360
HiRDBサーバで未サポートのSQLが実行されました(HiRDBクライアントがHiRDBサーバのバージョンより新しい場合に発生します)。
HiRDBクライアントのクライアントエラーログからエラーが発生したSQLを特定してください。そのSQLは実行できません。
HiRDBクライアントのクライアントエラーログについては,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
Psrc361
UAP,運用コマンド,又はユティリティの実行時,通信に失敗しました。メモリが不足していると考えられます。
停止できるプロセスを停止してメモリを解放してください。又は,メモリを見積もり直してください。メモリに十分な余裕がある場合は別の要因が考えられます。その場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は%PDDIR%\spool下のファイル,%PDDIR%\tmp下のファイル,及びイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)です。
Psrc362
Psrc363
SQLの応答に失敗しました。メモリが不足していると考えられます。
障害要因を取り除き,ユティリティを再度実行してください。
Psrc397
サービス完了から次のサービス要求までの時間が限界値を超えました。プロセスを強制終了してデータの回復をします(次のサービスが来ない要因として,サービス要求元プロセスに何らかの障害が発生したか,又はネットワーク上で障害が発生したことが考えられます)。
Psrc398
Psrc399
要求されたサービスの応答を要求元へ返すことができません。プロセスを強制終了してデータの回復をします(応答が返せない要因として,ネットワーク上での障害か,又は要求元プロセスがなかったことが考えられます)。
Psrc661
UAPから受け取るための情報(SQL情報(例えば,INSERTデータなど))を格納するプロセス固有メモリの確保に失敗しました。
システム内のプロセス数を少なくするか,又は再度メモリ見積もりをしてください。
Psrc712
UAPが連鎖RPCによってサーバを特定して処理している状態で,UAPからのサービス要求を待っているときに,UAPを実行しているホストがダウンしたか,又はネットワークが切断されたことを検知しました。
該当するサービス要求が無効となるので,再度実行してください。
Psrc752
UAPが連鎖RPCによってサーバを特定して処理している状態で,UAPからのサービス要求を待っているときに,UAPの実行が中断されたことを検知しました。
Psrc780
通信の受信処理でエラーが発生し,要求を受け付けられない状態が3分間継続しました。
直前に出力されるKFPS00353-Eメッセージを参照し,対処してください。
Psrd***
*:可変文字列(ただし,以降にあるコードを除きます)
システム運用制御処理中に異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してから再度実行してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psrd111
Psrd112
Psrd121
ユニットの終了処理中にエラーが発生しました。
計画停止中,ログ適用サイトの停止中の場合は,すべてのユニットを強制終了します。
直前に出力されているKFPS05111-Eメッセージを参照し,原因を調査して障害を取り除いてください。その後,HiRDBを再開始してください。
なお,計画停止中,又はログ適用サイト停止中の場合には,すべてのユニットが停止していることを確認してから,HiRDBを再開始してください。停止していないユニットがある場合,停止していないユニットがあるサーバマシンでpdstop -zコマンドを実行して,すべてのユニットを停止した後に,HiRDBを再開始してください。
ユニットが停止しているかどうかを確認する方法を次に示します。
-
各ユニットのイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)を参照して,KFPS01821-Eメッセージ,又はKFPS01841-Iメッセージが出力されている
-
システムマネジャがあるユニットのイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)にKFPS01850-Iメッセージが出力されている
KFPS05111-Eメッセージを参照しても原因が分からない場合は,該当するユニットの%PDDIR%\spool下のファイル,及びイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)を取得して,保守員に連絡してください。
Psrda31
他ホスト(サーバマシン)の稼働状態を監視するプロセスの起動中にメモリの確保に失敗しました。
再度メモリ見積もりをしてください。又は,システム内のプロセス数を少なくして再度実行してください。
Psrda58
Psrdp11
Psrdp12
Psrdp15
Psrdp16
Psrdp17
Psrdp18
Psrdp19
HiRDBシステムの終了処理中にエラーが発生しました。
計画停止中の場合は,すべてのシステムマネジャではないユニットを強制終了します。
システムマネジャでないユニットが,何らかの原因で終了処理に失敗しているか,又は通信障害が発生していることが考えられます。
KFPS05221-Eメッセージの前に出力されたメッセージなどを調査し,障害を取り除いた後にHiRDBを再開始してください。
なお,計画停止中の場合には,すべてのユニットが停止していることを確認してから,HiRDBを再開始してください。停止していないユニットがある場合,システムマネジャがあるサーバマシンからpdstop -fコマンドを実行するか,又は停止していないユニットがあるサーバマシンでpdstop -zコマンドを実行して,すべてのユニットを停止した後に,HiRDBを再開始してください。
ユニットが停止しているかどうかを確認する方法を次に示します。
-
各ユニットのイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)を参照して,KFPS01821-Eメッセージ,又はKFPS01841-Iメッセージ(停止モードがFORCE)が出力されている
障害の原因が分からない場合は,該当するユニットの%PDDIR%\spool下のファイル,及びイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)を取得して,保守員に連絡してください。
Psrda65
Psrdi54
Psrdi55
Psrdi56
ステータスファイルの入出力処理に失敗しました。
直前に出力されたステータスファイルのエラーメッセージを参照し,ステータスファイルに発生した障害を調査して対策してください。対策後,異常終了したユニットを再開始してください。
この要因に該当しない場合は保守員に連絡してください。
Psrdas1
システムマネジャのユニットが停止したため,又はネットワーク障害が発生したため,システムマネジャとの通信に失敗しました。このため,該当するユニットを停止します。
システムマネジャのユニットが停止している場合は,アボートコードが出力される前の障害メッセージからシステムマネジャのユニットの停止原因を調査し,障害を取り除いてください。その後,HiRDBを再開始してください。
システムマネジャのユニットが稼働しているのにエラーとなった場合は,ネットワーク障害の可能性があります。「RPC関連エラーの詳細コード」を参照して調査してください。
原因不明の場合は,システムマネジャのユニットとこのアボートコードを出力したユニットの%PDDIR%\spool下のファイル及びシステムログファイルを退避して,保守員に連絡してください。
Psrdg04
Psrdt81
Psrdt83
Psrdu31
Psrdu33
Psrdu35
Psrdu39
プロセス固有領域が不足しています。
プロセス固有領域が不足した原因を調査し,対策後にHiRDBを再度開始してください。
上記の対策を行っても改善されない場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,システムマネジャユニットと,このアボートコードを出力したユニットの%PDDIR%\spool下のファイル及びイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)です。
Psrf201
Psrr606
UAP,ユティリティ,運用コマンド実行中にエラーが発生しました。次の要因が考えられます。
-
サーバ間の通信で,通信エラーが発生しました。
-
サーバの負荷が高いため処理を実行できませんでした。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してください。
障害メッセージが出力されていない場合は,次の(1),(2)の調査を行って対策してから,UAP,ユティリティ,運用コマンドを再度実行してください。
(1)ネットワーク障害が発生していないか確認してください。
(2)サーバの負荷が高くなっていないか確認してください。
Psrf203
UAPから受け取るための情報(SQL情報(例えば,INSERTデータなど))を格納するプロセス固有メモリの確保に失敗しました。
システム内のプロセス数を少なくするか,又は再度メモリ見積もりをしてください。
Psrf301
電文受信時の受信電文領域確保に失敗しました。電文を受信できないことによる無応答状態が発生するのを回避するためにアボートします。
システムで稼働中のプロセスのうち,停止できるものがあれば停止させてメモリを解放させてください。又は,再度メモリ見積もりをしてください。
Psrf302
通信内部ロギング情報領域確保に失敗しました。プロセス起動時に発覚するため,以降メモリ不足状態でのプロセスの処理の続行を回避するためにアボートします。
システムで稼働中のプロセスのうち,停止できるものがあれば停止させてメモリを解放させてください。又は,再度メモリ見積もりをしてください。
Psrm107
クライアントからの接続処理中にクライアントプロセスのダウンによってサーバプロセスがダウンしました。
クライアント環境変数PDCWAITTIMEを省略,又は0を指定した場合,未決着状態のトランザクションが残る場合があります。
マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「UAPが正しく実行されないときの対処方法」の「UAPが終了しないときの対処方法」に従って,トランザクションをキャンセルしてください。
Psrp491
データの送信に失敗しました。次に示す要因が考えられます。
-
ソケットディスクリプタの不足
-
hostsファイルの内容不正
該当しない場合は,「RPC関連エラーの詳細コード」を参照してください。
該当するサービスが無効になります。負荷が低いときに実行するか,又は「RPC関連エラーの詳細コード」を参照して対策してください。
Psrp506
内部テーブル数が不足しました。
-
HiRDBの稼働中にコマンド,ユティリティを連続実行又は多重実行しているときに発生した場合は,実行間隔を長くするか,多重度を下げるか,pd_max_server_processオペランドの値を大きくしてください。
-
HiRDBが停止中に発生した場合はHiRDBを開始してから再実行してください。
これらの対策をしても再度発生する場合は保守員に連絡してください。
HiRDBの稼働中にpdcancelコマンドなどで大量のUAPをキャンセルした場合,キャンセルしたUAP分のトランザクション回復プロセスが起動します。これによって,HiRDBが起動するプロセス数の合計が,pd_max_server_processオペランドの指定値を一時的に超えました。
HiRDBの稼働中にpdcancelコマンドなどで大量のUAPをキャンセルした場合,トランザクション回復処理が終了するまで,実行しているUAPの多重度を下げるか,又はUAPの実行を待つようにしてください。トランザクション回復処理の状態については,pdls -d trnコマンドの出力結果の「トランザクション第2状態」がr又はpであるかどうかで確認できます。
前述の対策をしても再度発生する場合は保守員に連絡してください。
Psrp507
メモリが不足しています。
プロセス固有領域が不足しています。メモリ所要量を見積もり直してください。また,不要なプロセスを停止してください。
Psrp616
スレッド間通信の電文領域確保に失敗しました。電文を受信できないことによる不正動作を回避するためにアボートします。
システムで稼働中のプロセスのうち,停止できるものがあれば停止させてメモリを解放させてください。又は,再度メモリ見積もりをしてください。
Psrq016
Psrq017
サービス要求元へサービス完了を応答しようとしましたが,サービス要求元がありません。又は,通信障害で応答を返せません。
該当するサービスが無効になるため,再度実行してください。
Psrq801
HiRDBが使用するホスト名の参照,及びアドレスの取得に失敗しました。次の原因が考えられます。
-
hostsファイルに,ホスト名又はIPアドレスがありません。
-
hostsファイルの参照権限がありません。
-
標準ホスト名が,hostsファイルに設定されていない誤った名称に変更されています。
-
DNS又はWINSを使用している場合,検索するデータベースにホスト名又はIPアドレスがありません。
-
DNS又はWINSを使用している場合,検索するデータベースに参照権限がありません。
HiRDBが使用するホスト名は,システム共通定義(%PDCONFPATH%\pdsys)のpdunitオペランドに記述したホスト名,及び該当するサーバマシンの標準ホスト名です。
原因を取り除いた後,再度実行してください。
Psrq809
UNIX版の場合:
OSのオペレーティングシステムパラメタ(カーネルパラメタ)のmaxfiles_limの設定値が小さいため,HiRDBを開始できません。
Windows版の場合:
インストールドライブの容量不足によって,共用メモリ用の作業ファイルが確保できません。
UNIX版の場合:
maxfiles_limの設定値を1024以上に再設定してください。
Windows版の場合:
HiRDBのインストールドライブに,共用メモリサイズ以上の空き容量を確保してください。
Psrq810
ユニットで定義されているHiRDBプロセス数の上限を超えました。
HiRDBの稼働中にコマンド,ユティリティを連続実行又は多重実行しているときに発生した場合は,実行間隔を長くするか,多重度を下げるか,pd_max_server_processオペランドの値を大きくしてください。
HiRDBの稼働中にpdcancelコマンドなどで大量のUAPをキャンセルした場合,キャンセルしたUAP分のトランザクション回復プロセスが起動します。これによって,HiRDBが起動するプロセス数の合計が,pd_max_server_processオペランドの指定値を一時的に超えました。
HiRDBの稼働中にpdcancelコマンドなどで大量のUAPをキャンセルした場合,トランザクション回復処理が終了するまで,実行しているUAPの多重度を下げるか,又はUAPの実行を待つようにしてください。トランザクション回復処理の状態については,pdls -d trnコマンドの出力結果の「トランザクション第2状態」がr又はpであるかどうかで確認できます。
Pssc***
*:可変文字列(ただし,以降にあるコードを除きます)
スケジュール処理中に異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してから再度実行してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool下のファイル,及び標準エラー出力です。
Pssc009
通信資源の初期化に失敗しました。
-
スケジューラプロセスのポート番号(システム定義のpd_service_portオペランド,pd_scd_portオペランド,又はpdunitオペランドの-sオプション)を指定している場合は,指定したポート番号が次に示すポート番号と重複しているおそれがあります。重複している場合は,スケジューラプロセスのポート番号の内容を見直して,重複しないポート番号を割り当ててください。
1.同一マシン上で動作するほかのHiRDBシステム,又はHiRDBユニットが使用しているポート番号
2.ほかのプログラムが使用しているポート番号
-
上記に該当しない場合は,「RPC関連エラーの詳細コード」を参照して調査してください。
Pssc410
影響分散スタンバイレス型系切り替えの対象となっているバックエンドサーバが,系切り替え又はpdstopコマンドによって強制停止しました。
バックエンドサーバが系切り替え又はpdstopコマンドによって強制停止されている途中に発生した場合は,対処する必要はありません。上記以外で発生した場合は,保守員に連絡してください。
Pssc412
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能使用時,バックエンドサーバプロセス処理中にプロセス固有メモリ不足が発生しました。
システム内のプロセス数を削減して再度実行してください。又はプロセス固有メモリを再度見積もってください。
Pssc60b
メッセージキュー初期設定中に,プロセス固有メモリ不足が発生しました。
システム内のプロセス数を削減して,再度実行してください。又は,プロセス固有メモリを再度見積もってください。
PsscZ01
メッセージキュー監視機能のメッセージ監視時間(pd_queue_watch_timeオペランドの値)を超えても,メッセージキューからメッセージが取り出されません。メッセージキュー監視機能については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。
メッセージキュー滞留要因と対策については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。これらの要因に当てはまらない場合は保守員に連絡してください。
PsscZ70
内部エラーが発生しました。
直前にエラーメッセージが出力されている場合は,そのメッセージの対処方法に従ってください。メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避し,保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,システムマネジャユニットとこのアボートコードを出力したユニットの%PDDIR%\spool\下のファイル及びイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)です。
Pssp***
*:可変文字列(ただし,以降にあるコードを除きます)
シンクポイントダンプ処理中に異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psspc01
pd_spd_syncpoint_skip_limitオペランドの自動計算で異常が発生しました。
自動計算をやめてこのオペランドの値を見積もってください。見積もり方法については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「シンクポイントダンプ有効化のスキップ回数監視機能」を参照してください。
Psss***
*:可変文字列
ステータスファイル処理中に異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psss372
Psss***を参照してください。
HiRDB/パラレルサーバの場合,システムマネジャが正常に稼働しているか,又はネットワーク障害が発生していないかを確認してください。システムマネジャが正常に稼働していない,又はネットワーク障害が発生している場合は,原因を調査し,対策してから再度HiRDBを開始してください。上記以外の場合,Psss***の対策を参照してください。
Psst***
*:可変文字列
統計ログ処理中に異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査して,対策してから再度実行してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Pst***
Pstd***
Psth0r*
Psti0r*
Pstj***
Pstm0r*
Pst****
*:可変文字列(ただし,以降にあるコードを除きます)
トランザクション処理中に異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してから再度実行してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool及び%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),標準エラー出力です。
Pst80rq
システムサーバの待機起動に失敗しました。
メモリ不足の場合はメモリ不足となった原因を調査し,対策後に再度起動してください。アボート以前に障害メッセージが出力されている場合は,障害メッセージから原因を調査し,対策後に再度起動してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool及び%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),標準エラー出力です。
Pst86r4
トランザクションサーバプロセスの処理中にエラーを検知しました。
-
直前に出力されているメッセージを基に障害の原因を調査し,対策してください。
-
スケジューラのポート番号(システム定義のpd_service_portオペランド,pd_scd_portオペランド,又はpdunitオペランドの-sオプション)を指定している場合は,指定したポート番号が次に示すポート番号と重複している可能性があります。重複している場合は,スケジューラのポート番号の内容を見直して,重複しないポート番号を割り当ててください。
1.同一マシン上で動作するほかのHiRDBシステム,又はHiRDBユニットに指定したスケジューラのポート番号
2.ほかのプログラムが使用しているポート番号
-
上記の対策で解決できない場合は,障害時に取得する情報を退避して保守員に連絡してください。
障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool及び%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),並びに標準エラー出力です。
Pst87r2
-
正常開始の処理中にシンクポイントが取得できなかったため,開始処理を中断します。
-
正常終了又は計画停止の処理中にシンクポイントが取得できなかったため,終了処理を中断します。
直前に出力されているKFPS02178-Eメッセージの理由コードから,障害の原因を調査し,対策してください。
-
正常開始の処理中にこのコードでアボートした場合は,障害対策後にHiRDBを再開始してください。
-
正常終了又は計画停止の処理中にこのコードでアボートした場合は,HiRDBの正常終了又は計画停止に失敗しています。対策後,必要に応じてHiRDBを再開始し,もう一度HiRDBを正常終了又は計画停止してください。
Pst8br0
トランザクション回復処理で,関連するトランザクションを回復させる連絡の通信中に,受信タイムアウトが発生しました。又は,UNIX版の場合,HiRDB稼働中に/dev/HiRDB/pth又はpd_ipc_file_dirオペランドで指定したディレクトリ下のファイルが削除されました。
電源が落ちている(又はネットワークがダウンしている)マシンがあれば,電源を入れて(又はネットワークをUPして)ください。
また,HiRDBへのアクセスの多重度を減らしてください。
PstA0m0
PstAlm7
Pst80r7
Pstf0r0
Pstclrd
Pstclr2
Pstclr3
Pstclrf
メモリの確保に失敗しました。
再度メモリ見積もりをしてください。又は,システム内のプロセス数を少なくして,再度実行してください。何度もこのエラーが発生する場合,保守員に連絡してください。
Pstb0r6
Pstb0rB
バッファのサイズが小さいため,トランザクション処理を終了します。
サーバ共通定義,又は各サーバ定義のpd_log_max_data_sizeオペランドの値を,指定値の目安に従って変更してください。
Pstc2r1
ネットワーク障害で,トランザクション回復が続行できないため,異常終了しました。
障害を取り除いて再開始してください。
PstD2m1
トランザクション処理で,通信障害などの続行できないエラーが発生しました。
アボート以降にKFPS00992-Iメッセージが出力されている場合は,メッセージの対策に従ってください。KFPS00990-Iメッセージが出力されている場合は,メッセージの完了種別を確認してください。
メッセージが出力されていない場合は,要求があった決着種別でトランザクションが決着しています。
PstD2m9
コミット処理中に通信障害が発生しました。
システム及びネットワークの状態を確認してください。トランザクションが決着しない場合は,pdcmtコマンド又はpdrbkコマンドで決着させてください。
Pste4p0
ネットワーク障害が原因で,システム共通定義のpd_trn_rollback_watch_timeオペランドのロールバック指示再送限界時間の間,継続してバックエンドサーバ又はディクショナリサーバへのロールバック指示の再送に失敗しました。
直前に出力されているメッセージを基に障害の原因を調査し,対策してください。
Pstf0r1
再開始で変更できないシステム定義を変更しています。
pd_max_users,pd_max_bes_process,pd_max_dic_processの指定値を元に戻して再開始してください。
Pstf0ra
ステータスファイルに記録している前回稼働時のレコードの長さを超えるレコードを入力しようとしました。
pd_max_users,pd_max_bes_process,pd_max_dic_processのどれかの指定値を大きく変更していることが考えられます。
pd_max_users,pd_max_bes_process,pd_max_dic_processの指定値を元に戻して再開始してください。
Pstf0rc
運用ディレクトリ環境が不正です。
正しくセットアップされているか,又は,セットアップ後にファイル権限やファイルの内容を変更していないか確認してください。再度セットアップしても発生する場合,保守員に連絡してください。
Psth0ra
一つのOLTP内で設定するOLTP識別子が異なっています。
OpenTP1の場合,ユーザサービス定義又はユーザサービスデフォルト定義とトランザクションサービス定義に指定したOLTP識別子が異なっています。
トランザクションサービス定義に指定するOLTP識別子とユーザサービスデフォルト定義又はユーザサービス定義に指定するOLTP識別子とを一致させてください。
Psth0r1
Psth0rb
Psth0rd
Psth1r0
PstD5m3
PstD6m5
PstD6mg
PstD7m4
Pst93m3
プロセス間でシステム内リソースの競合によるタイムアウトが発生しました。トランザクションの回復処理をしている場合は,該当するユニットを強制終了した後,そのユニットを再開始することで,リソースの競合を解消でき,トランザクションを回復します。
HiRDBへのアクセスの多重度を減らして,再度実行してください。ユニットが停止している場合は,該当するユニットを開始してください。何度もこのエラーが発生する場合,保守員に連絡してください。
Psti***
*:可変文字列(ただし,以降にあるコードを除きます)
タイマ処理中に異常が発生しました。
アボート以前の障害メッセージから原因を調査し,対策してから再度実行してください。障害メッセージが出力されていない場合は,障害時に取得する情報を退避して,保守員に連絡してください。障害時に取得する情報は,%PDDIR%\spool,%PDDIR%\tmp下のファイル,イベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile),及び標準エラー出力です。
Psti0rf
OpenTP1定義上にPDUSERの環境変数が不正に定義されています。このため,トランザクションサービス機能が使用できません。
OpenTP1のユーザサービス定義及びユーザサービスデフォルト定義以外で,putenv PDUSER 認可識別子/パスワードを指定していないか調査し(OpenTP1のトランザクション定義中にPDUSERが指定してあれば削除する),対策してからOpenTP1及びHiRDBを再開始してください。
Pstj14j
正常開始の処理中にシンクポイントが取得できなかったため,開始処理を中断します。
直前に出力されているKFPS02178-Eメッセージの理由コードから,障害の原因を調査し,対策してください。対策後,HiRDBを再開始してください。
Pstj14k
正常終了又は計画停止の処理中にシンクポイントが取得できなかったため,開始処理を中断します。
直前に出力されているKFPS02178-Eメッセージの理由コードから,障害の原因を調査し,対策してください。また,HiRDBの正常終了又は計画停止に失敗しているため,対策後,必要に応じてHiRDBを再開始し,HiRDBを正常終了又は計画停止してください。
Pstj14m
Pstj14n
一時的なメモリ不足が発生しました。
メモリ不足となった原因を調査して対策した後に再開始してください。
Pstjf97
プロセス固有メモリ不足が発生しました。
KFPO00106-Eメッセージの[対策]欄を参照し,対策してください。
Pstmex1
トランザクション処理中に異常が発生しました。
異常が発生したノードの%PDDIR%\spool下のファイル,及びイベントログ(UNIX版の場合はsyslogfile)を取得して,保守員に連絡してください。
Pstmex2
サーバプロセスの強制終了要求を受け付けましたが,該当するサーバプロセスがクリティカル状態であったため,解除後アボートさせました。
実行したトランザクションの状態,ほかに出力されているメッセージなどから,プロセスが強制停止要求を受けた原因を調査し,必要に応じて対処してください。
pdcancelコマンドなどで意図的にプロセスを強制終了させた場合は,このアボートコードに対する処置は必要ありません。
HiRDB/パラレルサーバの場合で,フロントエンドサーバからバックエンドサーバへのロールバック要求に対する,バックエンドサーバでのロールバック処理が5分以上の場合も,このアボートコードでバックエンドサーバプロセスがアボートすることがあります(トランザクションの決着を早めるため,該当するバックエンドサーバプロセスを内部的にキャンセルします)。ロールバックに時間が掛かるような大量更新を実行していた場合は特に対処する必要はありません。ただし,ロールバックが意図しないものである場合は,ロールバック要因の調査及び対処をしてください。
Pstu0r2
ユーザサーバホットスタンバイ,又は高速系切り替え機能を適用している環境の場合
待機系の開始中,待機中,又は系切り替え中に,待機系の後処理プロセスがユーザサーバプロセスのダウンを検知してダウンしました。
1:1スタンバイレス型系切り替え機能を適用している環境の場合
代替部が代替中で,正規BESユニットが開始中,待機中,又は系切り替え中に,正規BESユニットの後処理プロセスがユーザサーバプロセスのダウンを検知してダウンしました。
ユーザサーバプロセスのダウンを示すKFPS01820-Eメッセージの前にエラーメッセージが出力されている場合は,そのメッセージから原因を調査し,対策してから,ユニットを再起動してください。
KFPS01820-Eメッセージの前にエラーメッセージが出力されていない場合は,OSのkillコマンド(Windowsの場合はpdkillコマンド)などの外部の要因によってユーザサーバプロセスがダウンしたおそれがあります。ユーザサーバプロセスを強制停止させるような操作の有無を確認し,ユニットを再起動してください。ユーザサーバプロセスを強制停止させるような操作があるときは,行わないようにしてください。
表3‒15 アボートコード一覧(EhiXXXXX) アボートコード
原因
対策
Ehi0001
DBインポート又はDBエクスポートの同時処理限界数設定でエラーが発生しました。
%PDDIR%\spool下のファイルを退避して,保守員へ連絡してください。
Ehi0002
DBインポート又はDBエクスポートの処理キュー登録でエラーが発生しました。
表3‒16 アボートコード一覧(EhmXXXXX) アボートコード
原因
対策
Ehm0001
メモリDB検索時のXDS内部のインタフェース情報が不正です。
%PDDIR%\spool下のファイルとsyslogfileを退避して,保守員へ連絡してください。
表3‒17 アボートコード一覧(EhxXXXXX) アボートコード
原 因
対 策
Ehx0003
インデクス情報ファイル操作時の戻り値が不正です。
%PDDIR%\spool下のファイルとsyslogfileを退避して,保守員へ連絡してください。
Ehx0006
メモリDB上で,不正なインデクスページを検知しました。
次のファイルを退避して,保守員へ連絡してください。
-
%PDDIR%\spool下のファイル
-
syslogfile
-
XDSデータベース定義
Ehx0010
メモリDB上で,不正なインデクスページを検知しました。
次のファイルを退避して,保守員へ連絡してください。
-
%PDDIR%\spool下のファイル
-
syslogfile
-
XDSデータベース定義
Ehx0011
インデクス操作時のXDS内部のインタフェース情報が不正です。
%PDDIR%\spool下のファイルとsyslogfileを退避して,保守員へ連絡してください。
Ehx0012
メモリDB上で,不正なデータページを検知しました。
次のファイルを退避して,保守員へ連絡してください。
-
%PDDIR%\spool下のファイル
-
syslogfile
-
XDSデータベース定義
-