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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 SQLリファレンス


3.34.3 GRANT ロール利用権限(ロール利用権限定義)

〈この項の構成〉

(1) 機能

ロール利用権限を付与します。

(2) 使用権限

ロールの作成者

自分自身が作成したロールのロール利用権限を付与します。

(3) 形式

 GRANTロール名〔,ロール名〕…
   TO認可識別子〔,認可識別子〕…

(4) オペランド

(a) ロール名〔,ロール名〕…

ロール名

他ユーザ,又はロールに対し,ロール利用権限を付与するロールのロール名を指定します。

ロール名は,最大1,600個指定できます。

存在しないロール名は指定できません。

(b) 認可識別子〔,認可識別子〕…

認可識別子

ロール利用権限を付与するユーザ,又はロールのロール名を指定します。

認可識別子は,最大1,600個指定できます。

ユーザとして定義されていない,又はロールとして定義されていない認可識別子は指定できません。

自分自身が作成したロールのロール利用権限を,自身に与えることはできません。

(5) 共通規則

  1. 権限付与者に対して権限を付与された者から同一のロール利用権限を付与するなど,ロール利用権限が循環するようなロール利用権限を定義できません。ロール利用権限が循環するロール利用権限定義の例を次の図に示します。

    図3‒1 ロール利用権限が循環するロール利用権限定義の例

    [図データ]

(6) 使用例

ロール(ROLEA)のロール利用権限をユーザ(USERA)に付与します。

  GRANT ROLEA TO USERA