7.1.1 ルーチン制御SQLの全般規定
- 〈この項の構成〉
(1) ルーチン制御SQLの種類と機能
ルーチン制御SQLは,ルーチン定義のSQL手続き文中に指定できるSQLです。
ルーチン制御SQLの種類と機能を次の表に示します。
種 類 |
機 能 |
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SQL変数又はSQLパラメタに値を代入します。※ |
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複数のSQL文をまとめて一つのSQL文として実行します。 |
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条件に合ったSQL文を実行します。 |
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複合文又はWHILE文の途中から抜けて,それらの文の実行を終了します。 |
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関数の戻り値を返却します。 |
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SQL文の実行を繰り返します。 |
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表の各行に対してSQL文の実行を繰り返します。 |
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ファイルへ文字列を出力します。 |
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エラーを通知します。 |
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エラーを再通知します。 |
注※ SQL手続き文中の代入文については「代入文 形式1(SQL変数,又はSQLパラメタへの値の代入)」を参照してください。
表「ルーチン制御SQLの種類と機能」に示したルーチン制御SQL以外に,ルーチン中にSQL手続き文として指定できるSQL文を次に示します。ただし,関数本体中には指定できません。
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CALL文(手続きの呼出し)
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CLOSE文(カーソルクローズ)
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DECLARE CURSOR(カーソル宣言)
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DELETE文(行削除)
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FETCH文(データの取り出し)
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INSERT文(行挿入)
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OPEN文(カーソルオープン)
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PURGE TABLE文(全行削除)
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1行SELECT文(1行検索)
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UPDATE文(データ更新)
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COMMIT文(トランザクションの正常終了)
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LOCK文(表の排他制御)
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ROLLBACK文(トランザクションの取り消し)