6.6.1 DECLARE CONNECTION HANDLE SETの形式と規則
(3) オペランド
(a) :PDCNCTHDL型変数
PDCNCTHDL型として宣言した埋込み変数を指定します。
(4) 共通規則
-
DECLARE CONNECTION HANDLE SETで指定した接続ハンドルの有効範囲は,ソースプログラム上での出現位置によって決定します。あるDECLARE CONNECTION HANDLE SETで指定した接続ハンドルの変数は,ソースプログラム上の,次に出現するDECLARE CONNECTION HANDLE SET又はDECLARE CONNECTION HANDLE UNSETまでの,すべてのSQLに対して有効となります。
-
使用する接続ハンドルの宣言は,同じUAP上で複数回できます。
(5) 留意事項
-
C言語の場合,DECLARE CONNECTION HANDLE SETの記述以前に発行したSQL文に対しては,そのSQL文が単一接続環境で発行されたものとして処理します。
COBOL言語の場合,複数接続機能を使用したUAPでは,DECLARE CONNECTION HANDLE SETの記述以前にSQL文は記述できません。
-
DECLARE CONNECTION HANDLE SETで宣言するのは,接続ハンドルの変数の名称であり,値そのものではありません。
-
複数接続機能を使用したSQL文の実行結果を格納しているSQL連絡領域を,ほかのモジュールから参照する場合は,そのモジュールでDECLARE CONNECTION HANDLE SETを実行しておく必要があります。
(6) 使用例
PDCNCTHDL型変数がCnctHdlの接続ハンドルを宣言します。
(C言語の場合) EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION; PDCNCTHDL CnctHdl; EXEC SQL END DECLARE SECTION; EXEC SQL DECLARE CONNECTION HANDLE SET :CnctHdl; (COBOL言語の場合) EXEC SQL BEGIN DECLARE SECTION END-EXEC 01 CNCTHDL SQL TYPE IS PDCNCTHDL. EXEC SQL END DECLARE SECTION END-EXEC EXEC SQL DECLARE CONNECTION HANDLE SET :CNCTHDL END-EXEC