Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 SQLリファレンス


4.35.1 動的SELECT文 形式2の形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 機能

リストを介して表を検索します。

(2) 使用権限

自分の所有するリストを介して表を検索できます。

(3) 形式2<リストを介した表のデータの検索>

 〈カーソル指定 形式2〉
 SELECT {{値式|WRITE指定|GET_JAVA_STORED_ROUTINE_SOURCE指定}
          〔〔AS〕 列名〕
      〔,{値式|WRITE指定|GET_JAVA_STORED_ROUTINE_SOURCE指定}
           〔〔AS〕 列名〕〕…
       |*}
   FROM LIST リスト名
 〈排他オプション〉
  〔〔{WITH{SHARE|EXCLUSIVE}LOCK 
     |WITHOUT LOCK〔{WAIT|NOWAIT}〕}〕
  〔{WITH ROLLBACK|NO WAIT}〕

(4) オペランド

カーソル指定については「カーソル指定 形式2」を,排他オプションについては「排他オプション」を参照してください。

(a) 〔排他オプション〕

リストを介して検索する場合,検索する実表に対する排他制御について指定します。

(5) 共通規則

  1. リスト作成時にあった行が検索時にない場合には,SQLコード+110を返します。この場合,検索は続行します。

  2. 同一ユーザが,複数同時にHiRDBと接続してリストを操作できません。

(6) 留意事項

  1. リストを作成後,基表の行を削除した場合,検索時にその行は検索されません。

  2. リストを作成後,基表の行を更新した場合,更新後のデータが検索されます。

  3. リストを作成後,基表に対して,行を削除後に行を挿入した場合,挿入した行が検索されることがあります。

  4. リストを介した表の検索をするSQLをPREPARE文で前処理した後,OPEN文を実行するまでの間に,同一リスト名のASSIGN LIST文を実行しないようにしてください。