4.16.1 DESCRIBE CURSOR文の形式と規則
(1) 機能
手続きから返却された結果集合を参照するカーソルの問合せの検索項目情報をSQL記述領域（データコード，データ長など）に受け取ります。
受け取り情報の詳細は，マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
(2) 使用権限
なし。
(3) 形式1 <カーソルの検索項目情報の受け取り>
DESCRIBE 〔OUTPUT〕 CURSOR 拡張カーソル名 STRUCTURE INTO 〔：〕SQL記述領域名〔CHARACTER_SET〔：〕文字集合名記述領域名〕
(4) オペランド
CURSOR 拡張カーソル名 STRUCTURE以外のオペランドについては，「DESCRIBE文 形式1（検索情報，入出力情報の受け取り）」を参照してください。
(a) CURSOR 拡張カーソル名 STRUCTURE
- 拡張カーソル名
-
ALLOCATE CURSOR文 形式2で手続から返却された結果集合の組に割り当てられたカーソルを識別する拡張カーソル名を指定します。
拡張カーソル名については，「拡張カーソル名」を参照してください。
(b) 〔：〕SQL記述領域名〔CHARACTER_SET〔：〕文字集合名記述領域名〕
- SQL記述領域名
-
カーソルの検索項目情報を受け取るSQL記述領域の名称を指定します。
SQL記述領域については，マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
- 文字集合名記述領域名
-
カーソルの検索項目情報の文字集合名を受け取る文字集合名記述領域を指定します。
文字集合名記述領域については，マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
(5) 共通規則
-
UAPは，DESCRIBE文を実行する前に，SQL記述領域にSQLVARの数（SQLN領域）を設定してください。
-
SQLDATAとSQLINDはDESCRIBE文実行時にクリアされるので，DESCRIBE文を使用する場合は，その実行後に値を設定してください。
(6) 使用例
-
手続きPROC1から返却された結果集合の組みに対して割り当てたカーソル（拡張カーソル名：cr，有効範囲：GLOBAL）の検索項目情報を，SQL記述領域に設定します。
CALL PROC1() ALLOCATE GLOBAL :cr FOR PROCEDURE PROC1 DESCRIBE CURSOR GLOBAL :cr STRUCTURE INTO :SQLDA