Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 SQLリファレンス


4.5.1 ASSIGN LIST文 形式2の形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 機能

リストの複写,又はリスト間の集合演算をして,結果をリストとして作成します。また,リストの名前も変更できます(リスト名変更)。

(2) 使用権限

リストの所有者

自分の所有するリストからリストを作成できます。

(3) 形式2<リストからのリストの作成,リストの名前の変更>

  ASSIGN LIST リスト名 FROM リスト名1
            〔{{ AND|OR|AND NOT|ANDNOT} リスト名2|FOR ALTER LIST}〕

(4) オペランド

(a) リスト名

作成するリストの名前を指定します。

既にあるリスト名を指定した場合,そのリストを削除して,新しく作成したリストを有効とします。

(b) リスト名1 〔{{AND|OR|AND NOT|ANDNOT} リスト名2|FOR ALTER LIST}〕

リスト名1,リスト名2に指定するリストの基表は,同じでなければなりません。

リスト名,リスト名1,及びリスト名2に指定するリストの名前はすべて異なっていなければなりません。

リスト名1

リストの複写をする場合に指定します。

リスト名1ANDリスト名2

リスト間の積集合を求める場合に指定します。

リスト名1ORリスト名2

リスト間の和集合を求める場合に指定します。

リスト名1 { AND NOT|ANDNOT } リスト名2

リスト間の差集合を求める場合に指定します。

リスト名1FOR ALTER LIST

リストの名前を変更する場合に指定します。

(5) 共通規則

形式1の共通規則と同じです。

(6) リストの名前を変更する場合の規則

リストの名前を変更した場合,システム共通定義pd_list_rowcount_in_renameオペランドの指定値に従って次の値をSQLCAのSQLERRD[2]に返します。

表4‒2 リスト名変更時にSQLCAのSQLERRD[2]に返却する値

システム共通定義pd_list_rowcount_in_renameオペランドの指定値

SQLCAのSQLERRD[2]への返却値

Y

リストの行数

N

0

(7) 留意事項

形式1の留意事項と同じです。

(8) 使用例

[図データ]

  1. 表T1から列CHECK1がYのリスト(LIST1)を作成します。

    ASSIGN LIST LIST1 FROM (T1) WHERE CHECK1=’Y’

    [図データ]

  2. 表T1から列CHECK2がYのリスト(LIST2)を作成します。

    ASSIGN LIST LIST2 FROM (T1) WHERE CHECK2=’Y’

    [図データ]

  3. LIST1とLIST2の積集合を求めて,リスト(LIST3)を作成します。

    ASSIGN LIST LIST3 FROM LIST1 AND LIST2

    [図データ]