Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 SQLリファレンス


3.30.1 DROP TRIGGERの形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 機能

トリガを削除します。

(2) 使用権限

トリガの所有者

自分が所有するトリガを削除できます。

DBA権限を持つユーザ

自分が所有するトリガ,及び他ユーザの所有するトリガを削除できます。

(3) 形式

 DROP TRIGGER 〔認可識別子.〕トリガ識別子〔WITH PROGRAM〕

(4) オペランド

(a) 〔認可識別子.〕トリガ識別子〔WITH PROGRAM〕

認可識別子

削除するトリガの所有者の認可識別子を指定します。

省略した場合,DROP TRIGGERを実行するユーザの認可識別子を仮定します。

トリガ識別子

削除するトリガの名称を指定します。

WITH PROGRAM

トリガを削除するときに,そのトリガを使用する手続き,及びトリガの有効なSQLオブジェクトを無効にしたいときに指定します。

WITH PROGRAMを省略した場合,トリガを使用する手続き,及びトリガの有効なSQLオブジェクトがあると,そのトリガは削除できません。

(5) 共通規則

  1. 次の条件を満たす場合,Java手続き中からDROP TRIGGERは実行できません。

    • 実行中のSQLオブジェクトが無効になる,又は削除される場合

    • 実行中のJava手続きが削除される場合

(6) 留意事項

  1. DROP TABLEは,OLTP下のX/Openに従ったUAPから指定できません。

  2. WITH PROGRAMを指定して手続き,及びトリガの有効なSQLオブジェクトを無効にした場合,ディクショナリ表SQL_ROUTINE_RESOURCES中の無効となった手続き,及びトリガの情報は削除されます。

  3. WITH PROGRAMを指定して無効にした手続き,及びトリガのSQLオブジェクトを実行するためには,ALTER ROUTINE,ALTER PROCEDURE,又はALTER TRIGGERを実行して手続き,及びトリガのSQLオブジェクトを再作成しておく必要があります。

(7) 使用例

トリガ(TRIG1)を削除します。

    DROP TRIGGER TRIG1