Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 SQLリファレンス


3.15.1 CREATE SCHEMAの形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 機能

スキーマを定義します。

(2) 使用権限

スキーマ定義権限を持つユーザ

ユーザ自身のスキーマを定義できます。

DBA権限を持つユーザ

CONNECT権限又はDBA権限を持つ,ほかのユーザのスキーマを定義できます。ただし,副監査人のスキーマは定義できません。

(3) 形式

 CREATE SCHEMA スキーマ名句
 スキーマ名句::=〔AUTHORIZATION 認可識別子〕

(4) オペランド

(a) AUTHORIZATION 認可識別子

ユーザの認可識別子を指定します。認可識別子を省略すると,実行するユーザの認可識別子が仮定されます。

副監査人の認可識別子は指定できません。

(5) 留意事項

  1. 表,インデクス,抽象データ型,インデクス型,関数,手続き,トリガ,及びアクセス権限は,スキーマを定義した後で定義します。

  2. 1ユーザは,1個のスキーマだけ所有できます。

  3. スキーマ定義中で定義した表,及びインデクスの所有者の認可識別子は,スキーマの認可識別子と同じにしてください。

  4. DBA権限を持つユーザによってスキーマを定義されたユーザは,スキーマ定義権限が与えられます。

  5. CREATE SCHEMAは,OLTP下のX/Openに従ったUAPから指定できません。

(6) 使用例

ユーザ(USER1)のスキーマを定義します。

    CREATE SCHEMA
        AUTHORIZATION USER1