1.15.5 XQuery宣言部
(1) 機能
XQuery問合せ中で使用する修飾名のXML名前空間を宣言します。
(2) 形式
XQuery宣言部::=〔{XML名前空間宣言|既定のXML名前空間宣言}; 〕… XML名前空間宣言::= declare namespace 接頭辞 = XML名前空間URI 既定のXML名前空間宣言::= declare default {element | function} namespace XML名前空間URI
(3) オペランド
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XML名前空間宣言::= declare namespace 接頭辞 = XML名前空間URI
XQuery問合せ本体中に,接頭辞付きの修飾名を含む場合,その修飾名の接頭辞のXML名前空間を宣言します。
同じ接頭辞のXML名前空間は複数宣言できません。
- 接頭辞
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XQuery 問合せ本体中の修飾名の接頭辞を指定します。
- XML名前空間URI
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接頭辞に対応するXML名前空間のURIをXQuery文字列定数の形式で指定します。
長さ0の文字列を指定した場合,「HiRDBで定義されている接頭辞」で定義されている,XML名前空間の接頭辞とXML名前空間の対応付けを削除できます。
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既定のXML名前空間宣言::= declare default {element|function}namespace XML名前空間URI
XQuery問合せ本体中の既定のXML名前空間を宣言します。XQuery問合せ本体中の接頭辞のない修飾名のXML名前空間は,ここで宣言したXML名前空間となります。
XQuery中に,’element’を指定した既定のXML名前空間宣言,及び’function’を指定した既定のXML名前空間宣言は,それぞれ一つしか指定できません。
この指定を省略した場合,XML要素名及びXQueryデータ型名に対する既定のXML名前空間のXML名前空間URIは,’http://www.w3.org/XML/1998/namespaces’を,XQuery関数に対する既定のXML名前空間のXML名前空間URIは,’http://www.w3.org/2006/xpath-functions’を仮定します。
- element
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XML要素名とXQueryデータ型名に対する既定のXML名前空間を宣言する場合に指定します。
- function
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XQuery関数名に対する既定のXML名前空間を宣言する場合に指定します。
- XML名前空間URI
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接頭辞を省略した修飾名に対するXML名前空間URIをXQuery文字列定数の形式で指定します。
長さ0の文字列を指定した場合,接頭辞を省略した修飾名は,どのXML名前空間にも属さない名前となります。