Hitachi

ノンストップデータベース HiRDB Version 10 SQLリファレンス


1.5.4 CURRENT_TIMESTAMP値関数

〈この項の構成〉

(1) 機能

現在の時刻印を表します。

(2) 形式

CURRENT_TIMESTAMP値関数::={CURRENT_TIMESTAMP〔(小数秒精度)〕
                |CURRENT TIMESTAMP〔(小数秒精度)〕}

(3) 規則

  1. CURRENT_TIMESTAMP値関数を指定した場合,HiRDBは時刻印データ型(TIMESTAMP)が指定されたものとして解釈します。

  2. CURRENT_TIMESTAMPは,現在の時刻印を表します。CURRENT_TIMESTAMPを指定できる項目を次に示します。

    • 選択式及び条件式中

    • 時刻印データ型の列への更新値,挿入値

    • 長さが19,22,24,26バイトのCHAR(文字集合指定にUTF16を指定している場合は,長さが38,44,48,52バイトのCHAR)の列への更新値,挿入値

    小数秒精度p(p=0,2,4,又は6)を指定した場合,小数点以下pけたまで有効な小数秒を含む時刻印を返します。小数秒精度pを指定しない場合,p=0が仮定されます。

    データ型がCHARの列に,更新値,挿入値として指定する場合,現在の時刻印が,時刻印の既定の文字列表現に変換された後,更新又は挿入をします。

    更新値又は挿入値として指定する場合,指定可能なCHAR列の定義長を次の表に示します。

    表1‒13 更新値又は挿入値として指定する場合の値関数小数秒精度とCHAR列の定義長の対応

    小数秒精度pの値

    CHARの定義長

    既定文字集合又は文字集合(UTF16以外)

    文字集合(UTF16)

    0

    19

    38

    2,4,又は6

    20+p

    40+p×2

  3. 一つのSQL文中でCURRENT_TIMESTAMPを複数回指定すると,それらはすべて同じ値になります。また,CURRENT_DATE,CURRENT_TIME,及びCURRENT_TIMESTAMPを一つのSQL文中で組み合わせて指定すると,日付と時刻は同時点の値になります。