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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 SQLリファレンス


1.2.6 BINARY型使用上の注意事項

〈この項の構成〉

(1) BINARY型を使用できない項目

BINARY型は,次に示す項目では使用できません。

また,BINARY型の定義長で指定可否が変わる項目を次の表に示します。

表1‒8 BINARY型の定義長で指定可否が変わる項目

項目

定義長

1〜255

256〜32,000

32,001〜2,147,483,647

ソート

×

グループ分け

×

集合関数

×

探索条件

×

データの挿入,更新※1

重複排除

×

集合演算

×

連結演算

※2

スカラ関数

※3

CASE式

×

CAST指定

×

(凡例)

○:使用できます。

×:使用できません。

注※1

BINARY型の列への更新値,挿入値に定数を指定する場合は,16進文字列定数だけ指定できます。

注※2

最大長が32,001バイト以上のBINARY型の連結演算は,UPDATE文のSET句の更新値以外では使用できません。

注※3

定義長が32,001バイト以上のBINARY型を指定できるスカラ関数は,LENGTH関数,SUBSTR関数,及びPOSITION関数だけです。これ以外のスカラ関数では,定義長が32,001バイト以上のBINARY型は使用できません。

(2) 位置付け子の利用

UAPでBINARY型を扱う場合には,位置付け子を用いることで,クライアント上にデータの実体を保持しないで, BINARY型データを扱うSQLの処理ができます。位置付け子については「位置付け子(locator)」を参照してください。