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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 SQLリファレンス


1.1.4 区切り文字の挿入

区切り文字には,次の文字を指定できます。

〈この項の構成〉

(1) 区切り文字を挿入する位置

区切り文字を挿入する位置を次に示します。

区切り文字の挿入例を次の図に示します。

図1‒1 区切り文字の挿入例

[図データ]

(2) 区切り文字を挿入してはいけない位置

区切り文字を挿入してはいけない位置を次に示します。

区切り文字を挿入してはいけない位置の例を次の図に示します。

図1‒2 区切り文字を挿入してはいけない位置の例

[図データ]

(3) 区切り文字を挿入してもよい位置

区切り文字を挿入してもよい位置を次に示します。

区切り文字を挿入してもよい位置の例を次の図に示します。

図1‒3 区切り文字を挿入してもよい位置の例

[図データ]

(4) 注釈(コメント)

注釈には,囲み注釈と単純注釈があります。それぞれの注釈について説明します。

囲み注釈

SQL文中の「/*」から,それ以降に現れる最初の「*/」までのすべての文字を注釈とみなします。

単純注釈

システム共通定義pd_sql_simple_comment_useオペランドがYの場合に使用できます。SQL文中の「--」から,それ以降に現れる最初の改行コード(0x0a)までのすべての文字を注釈とみなします。

注釈を挿入する場合の注意事項を次に示します。

注釈の指定例を次に示します。

(正しい例)
CREATE TABLE T1(C1 INT) /* COMMENT */
 
CREATE /* COMMENT */ TABLE T1(C1 INT)
(誤った例)
SELECT * FROM T1 /* COMMENT
…終了記号(*/)がないため,エラーとなります。
 
CREATE TABLE T1 /* COMMENT1 /* COMMENT2 */ COMMENT3 */(C1 INT)
…注釈の入れ子はできないため,エラーとなります。