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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 SQLリファレンス


4.8.1 DEALLOCATE PREPARE文の形式と規則

〈この項の構成〉

(1) 機能

PREPARE文で前処理したSQLを無効にし,SQL文識別子,又は拡張文名の割当てを解除します。

(2) 使用権限

なし。

(3) 形式

 DEALLOCATE PREPARE {SQL文識別子|拡張文名}

(4) オペランド

(a) {SQL文識別子|拡張文名}

SQL文識別子

PREPARE文で前処理したSQLを識別するために付けた名称を指定します。

SQL文識別子については,「名前の指定」を参照してください。

HiRDBの予約語も使用できますが,使用する場合,予約語と同じ名称でも引用符(”)で囲まないでください。ただし,’SELECT’,及び’WITH’は使用できません。

拡張文名

PREPARE文で前処理したSQLを識別するために付けた拡張文名を指定します。

拡張文名については,「拡張文名」を参照してください。

(5) 共通規則

  1. 指定したSQL文識別子,又は拡張文名が識別しているSQLに対してDECLARE CURSORによって宣言された,又はALLOCATE CURSOR文によって割り当てられたカーソルが存在し,そのカーソルが開いた状態である場合は無効にできません。

  2. 指定したSQL文識別子,又は拡張文名に対して宣言された,又は割り当てられた閉じた状態のカーソルもすべて無効となります。また,そのカーソルを参照する前処理されたSQLもすべて無効となります。

(6) 留意事項

  1. 無効にしたSQL文識別子のSQLがホールダブルカーソルの場合は,ロールバックしてもSQL文識別子は有効にはなりません。

  2. SQL文識別子は,埋込み変数名と同様にコンパイル単位のモジュール内で有効な名前であり,同じSQL文識別子に対する複数のSQLを,複数のモジュールにわたって使用できません。

(7) 使用例

PREPARE文に指定したSQL文識別子(PRESQL)が識別するSQL文の前処理結果を解放します。

DEALLOCATE PREPARE PRESQL