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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 SQLリファレンス


3.24.2 DROP PUBLIC FUNCTION(パブリック関数削除)

〈この項の構成〉

(1) 機能

すべてのユーザから,認可識別子でルーチン識別子を修飾しなくても使用できる関数(パブリック関数)を削除します。

(2) 使用権限

パブリック関数の所有者

自分が所有する(定義した)パブリック関数を削除できます。

DBA権限を持つユーザ

他ユーザが所有するパブリック関数を削除できます。

(3) 形式

 DROP PUBLIC FUNCTION ルーチン識別子(〔データ型〔,データ型〕…〕)
          〔WITH PROGRAM〕

(4) オペランド

PUBLIC,ルーチン識別子,WITH PROGRAM以外の説明については,「DROP FUNCTION(関数削除)」を参照してください。

(a) PUBLIC

パブリック関数を削除する場合に指定します。

(b) ルーチン識別子

削除するパブリック関数の名称を指定します。

(c) WITH PROGRAM

パブリック関数を削除する場合,次に示す関数,手続き,及びトリガの有効なSQLオブジェクトを無効にするときに指定します。

  • 削除するパブリック関数を使用する関数,手続き,及びトリガの有効なSQLオブジェクト

  • 削除するパブリック関数と,ルーチン識別子,及びパラメタ数が同じパブリック関数を使用する関数,手続き,及びトリガの有効なSQLオブジェクト

WITH PROGRAMを省略した場合,次に示す関数,手続き,及びトリガのSQLオブジェクトがあるときは,その関数は削除できません。

  • 削除するパブリック関数を使用する関数,手続き,及びトリガの有効なSQLオブジェクト

  • 削除するパブリック関数とルーチン識別子,及びパラメタ数が同じ関数を使用する関数,手続き,及びトリガの有効なSQLオブジェクト

(5) 共通規則

  1. 実行中のSQLオブジェクトが無効になる場合,Java手続き中からDROP PUBLIC FUNCTIONは実行できません。

  2. その他の共通規則は,「DROP FUNCTION(関数削除)」と同じです。

(6) 留意事項

  1. DROP PUBLIC FUNCTIONは,OLTP下のX/Openに従ったUAPから指定できません。

  2. その他の留意事項は,「DROP FUNCTION(関数削除)」と同じです。