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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 UAP開発ガイド


17.9.1 JDBC4.3 APIでの追加機能

JDBC4.3 APIで追加された機能のうち,サポートする機能とドライバを次の表に示します。

表17‒98 JDBC4.3での追加機能とサポートするドライバ

機能

サポートするドライバ

JDBC2.0

JDBC4.0

JDBC4.3

try-with-resource文

×

メタデータの追加

×

スキーマ指定

×

ステートメント自動クローズ

×

大きい更新カウント(2147483647)

×

SQL識別子判定

×

(凡例)

○:サポートされます。

×:サポートされません。

〈この項の構成〉

(1) try-with-resource文

Connectionインタフェース,ResultSetインタフェース,及びStatementインタフェースでtry-with-resource文が使用できるようになりました。

(2) メタデータの追加

擬似列,自動生成キーの返却有無,LOBの最大論理サイズ,REF CURSORのサポート有無,及びShardingサポート有無を返すメソッドがDatabaseMetaDataインタフェースに追加されました。これらのメソッドについてはDatabeseMetaDataインタフェースのメソッド「getPseudoColumns(String catalog, String schemaPattern, String tableNamePattern, String columnNamePattern)」,「generatedKeyAlwaysReturned()」,「getMaxLogicalLobSize()」,「supportsRefCursors()」,及び「supportsSharding()」を参照してください。

(3) スキーマ指定

Connectionインタフェースにスキーマ(デフォルトの認可識別子)を設定するメソッドが追加されました。これらのメソッドについてはConnectionインタフェースのメソッド「setSchema(String schema)」及び「getSchema()」を参照してください。

(4) ステートメント自動クローズ

Statementインタフェースに,ResultSetオブジェクトクローズ時にStatementオブジェクトを自動でクローズするメソッドが追加されました。これらのメソッドについてはStatementインタフェースの「closeOnCompletion()」及び「isCloseOnCompletion()」を参照してください。

(5) 大きい更新カウント

更新系SQL実行時に更新行数が2147483647を超える場合のメソッドが追加されました。これらのメソッドについてはStatementインタフェースの「executeLargeBatch()」,「executeLargeUpdate(String sql)」,「setLargeMaxRows(long max)」,「getLargeMaxRows()」,「getLargeUpdateCount()」,及びPreparedStatementインタフェースの「executeLargeUpdate()」を参照してください。

(6) SQL識別子判定

StatementインタフェースにSQL識別子(文字列定数表記,各国文字列定数表記,名前の指定)を判断,返却するメソッドが追加されました。これらのメソッドについてはStatementインタフェースの「enquoteLiteral(String val)」,「enquoteIdentifier(String identifier, boolean alwaysQuote)」,「isSimpleIdentifier(String identifier)」,「enquoteNCharLiteral(String val)」を参照してください。