2.105.1 pdsvhostnameの形式と規則
(1) 機能
指定したサーバのホスト名をDAT形式で表示します。
(2) 実行者
HiRDB管理者が実行できます。
(3) 形式
pdsvhostname -s サーバ名 〔-b〕
(4) オプション
(a) -s サーバ名 〜<識別子>((1〜8))
ホスト名を表示するサーバの名称を指定します。
- <規則>
-
-
HiRDBで定義されていないサーバ名を指定した場合,KFPS05041-Eメッセージを出力して終了します。
-
指定したサーバが停止中の場合(ユニットの停止も含む),ホスト名を表示しません。
-
指定できるサーバは,シングルサーバ,フロントエンドサーバ,ディクショナリサーバ,及びバックエンドサーバです。
-
(b) -b
タイトル行を表示する場合に指定します。
省略した場合,タイトル行は表示しないで,ホスト名だけ表示します。
(5) 出力形式
-
-b省略時
"aa...a"
-
-b指定時
"HOSTNAME" "aa...a"
[説明]
- aa...a:
-
-sオプションで指定したサーバが現在稼働しているホスト名(32文字以内)。
次のどれかのホスト名を表示します。
-
システム定義のpdunitオペランドの-x,又は-cオペランドに指定したホスト名
-
IPアドレス引き継ぎなしの系切り替え機能を使用している場合,現用系で稼働しているときは-xオペランドに指定したホスト名,予備系で稼働しているときは-cオペランドに指定したホスト名
-
影響分散スタンバイレス型系切り替え機能を使用している場合,指定したサーバが稼働中のホスト名
-
1:1スタンバイレス型系切り替え機能を使用している場合,指定したサーバが代替部で稼働中のときは,代替部の稼働中のホスト名
-
(6) 規則
-
pdsvhostnameコマンドは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。停止中に実行した場合は,KFPS01853-Wメッセージを出力して終了します。
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pdsvhostnameコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。システムマネジャ以外のサーバマシンから実行した場合,KFPS05037-Eを出力して終了します。
-
DAT形式で出力する場合の出力規則については,「コマンド実行結果をDAT形式で出力する場合の規則」を参照してください。
(7) 注意事項
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pdsvhostnameコマンドの実行タイミングによっては,HiRDBが停止中であっても正常終了することがあります。次のどちらかの場合に発生します。
-
システムマネジャの共用メモリが残っている。
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サーバが停止したとき,停止したことをユニットが検知していない。
-
-
pdsvhostnameコマンドのリターンコードを次に示します。
0:正常終了です。
1:指定したサーバが停止中です。
4:HiRDBが停止中です。
8:エラー終了(メモリ不足も含む)※,又は指定したサーバがHiRDBにありません。
- 注※
-
イベントログ,又は標準エラー出力に出力されているメッセージを参照して,エラー原因を取り除いた後,再度pdsvhostnameコマンドを実行してください。