2.57.1 pdlogucatの形式と規則
(1) 機能
アンロードログファイルの情報を表示します。
作成したアンロードログファイルの内容を調べたい場合にpdlogucatコマンドを使用します。
(2) 実行者
HiRDB管理者が実行できます。
(3) 形式
pdlogucat 〔-k {std|csv}〕 アンロードログファイル名
(4) オプション
(a) -k {std|csv}
情報の出力形式を指定します。
- std:
-
固定フィールド+ヘッダ情報の形式で出力します。
- csv:
-
CSV形式で出力します。
(5) コマンド引数
(a) アンロードログファイル名 〜<パス名>
アンロードログファイルの名称を絶対パス名で指定します。
なお,HiRDBファイルシステム領域に作成したアンロードログファイルを指定する場合,パス名は最大167文字となります。
(6) 規則
-
pdlogucatコマンドは,HiRDBの稼働に関係なく実行できます。
-
pdlogucatコマンドは,アンロードログファイルがあるホストのサーバマシンで実行してください。
(7) 注意事項
-
pdlogunldコマンド,又は自動ログアンロード機能で作成中のアンロードログファイルに対しては,pdlogucatコマンドを実行しないでください。実行した場合,不正な情報が表示されることがあります。
-
pdlogucatコマンドのリターンコードは,0の場合は正常終了,8の場合は異常終了となります。
(8) 出力形式
(a) -k stdの場合(出力情報は固定長)
Hostname: aa....aa(bbccdd) File_type Format_ver System_id Unit_id Serv_name Run_id User_run_id Server_name Group Svs_start_time Gen_num Unload_time First_block_num Buff_leng Status eee fffff gggg hhhh ii....ii jjjjjjjj kkkkkkkk ll....ll mm....mm nnnn/oo/pp qq:rr:ss tt....tt uuuu/vv/ww xx:yy:zz AA....AA BB....BB CC....CC
- 注
-
ヘッダの行は1行で表示され,その後にファイル情報が1行で表示されます。
表示できる情報がない項目には*が入ります。
バージョン07-02より前のアンロードログファイルを指定した場合,サーバランID,及びファイルグループ名は*となります。
- aa....aa:
-
ホスト名(32文字以内)
- bbccdd:
-
pdlogucatコマンドを実行した時刻(時分秒)
- eee:
-
ファイル種別
sys:システムログファイル
- fffff:
-
システムが使用する内部情報
- gggg:
-
HiRDB識別子
- hhhh:
-
ユニット識別子
- ii....ii:
-
システムが使用する内部情報
- jjjjjjjj:
-
システムログランID(16進数)
- kkkkkkkk:
-
サーバランID(16進数)
- ll....ll:
-
サーバ名(8文字以内)
- mm....mm:
-
ファイルグループ名(8文字以内)
- nnnn/oo/pp qq:rr:ss:
-
現用のシステムログファイルの割り当て時刻(年/月/日 時:分:秒)
- tt....tt:
-
世代番号(16進数8文字以内)
- uuuu/vv/ww xx:yy:zz:
-
アンロードログファイル作成開始時刻(年/月/日 時:分:秒)
- AA....AA:
-
先頭ログブロック番号(16進数8文字以内)
- BB....BB:
-
システムが使用する内部情報
- CC....CC:
-
システムログのアンロードの完了状態
completed:正しく作成されたアンロードログファイル
failed:作成途中で中断されたアンロードログファイル
(b) -k csvの場合(出力情報は可変長)
aaa,bbbbb,cccc,dddd,ee....ee,ffffffff,gggggggg,hh....hh,ii....ii,jjjjjjjj,kk....kk, llllllll,mm....mm,nnnnnn,o
- 注
-
表示できる情報がない場合,その項目は空要素として表示されます。例えば,システムログランIDが表示されない場合は「aaa,bbbbb,cccc,dddd,ee....ee,,gggggggg,…」となります。
バージョン07-02より前のアンロードログファイルを指定した場合,サーバランID,及びファイルグループ名は空要素として表示されます。
DAT形式で出力する場合の出力規則については,「コマンド実行結果をDAT形式で出力する場合の規則」を参照してください。
- aaa:
-
ファイル種別
sys:システムログファイル
- bbbbb:
-
システムが使用する内部情報
- cccc:
-
HiRDB識別子
- dddd:
-
ユニット識別子
- ee....ee:
-
システムが使用する内部情報
- ffffffff:
-
システムログランID(16進数)
- gggggggg:
-
サーバランID(16進数)
- hh....hh:
-
サーバ名(8文字以内)
- ii....ii:
-
ファイルグループ名(8文字以内)
- jjjjjjjj:
-
現用のシステムログファイルの割り当て時刻(16進数通算秒)
- kk....kk:
-
世代番号(16進数8文字以内)
- llllllll:
-
アンロードログファイル作成開始時刻(16進数通算秒)
- mm....mm:
-
先頭ログブロック番号(16進数8文字以内)
- nnnnnn:
-
システムが使用する内部情報
- o:
-
システムログのアンロードの完了状態
0:正しく作成されたアンロードログファイル
1:作成途中で中断されたアンロードログファイル