2.4.1 pdaudbeginの形式と規則
(1) 機能
監査証跡の取得を開始します。
(2) 実行者
HiRDB管理者が実行できます。
(3) 形式
(a) HiRDB/シングルサーバの場合
pdaudbegin
(b) HiRDB/パラレルサーバの場合
pdaudbegin 〔-u ユニット識別子〕
(4) オプション
(a) -u ユニット識別子 〜<識別子>((4文字))
監査証跡の取得を開始するユニットのユニット識別子を指定します。
-uオプションを省略した場合,すべてのユニットで監査証跡の取得を開始します。
(5) 規則
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pdaudbeginコマンドは,HiRDBが稼働中のときだけ実行できます。
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pdaudbeginコマンドは,シングルサーバ又はシステムマネジャがあるサーバマシンで実行してください。
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pdaudbeginコマンド実行中に,pdaudbegin,pdaudend,pdaudrm,及びpdaudswapコマンドを実行するとコマンドエラーになります。
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pdaudbeginコマンドは,システム定義にpd_aud_file_nameオペランドを指定していない場合,又はpd_aud_file_nameオペランドに指定している監査証跡ファイルがない場合,コマンドエラーとなります。
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HiRDB/パラレルサーバで,-uオプションを省略してpdaudbeginコマンドを実行した場合,コマンド処理中にエラーが発生したユニット,及び監査証跡の取得が既に開始されているユニットについては,エラーメッセージを出力します。エラーにならなかったユニットについては監査証跡の取得を開始します。
(6) 注意事項
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pdaudbeginコマンドの結果は,pdls -d audコマンド,エラーメッセージの有無,及びコマンド実行時のリターンコードで確認できます。
コマンド実行時のリターンコードを次に示します。
0:正常終了
- 4:正常終了(監査証跡取得開始済みのユニットがあり,処理をスキップしました)
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スキップしたユニット以外は,正常監査証跡取得を開始できているため,対処は必要ありません。
- 8:異常終了(オプション指定不正,rsh失敗など)
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監査証跡の取得開始ができていません。
その状態で業務を継続すると監査証跡が取得されない問題が発生することがあります。
メッセージに従って対処した後,再度コマンドを実行してください。
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監査証跡を取得中かどうかについては,pdls -d audコマンドを実行して確認できます。