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ノンストップデータベース HiRDB Version 10 コマンドリファレンス(Windows(R)用)


7.11.1 機能

セキュリティ監査機能を使用する場合,監査証跡表を管理・操作する主監査人,及び監査証跡表を操作する副監査人を登録します。セキュリティ監査機能については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」を参照してください。

●前提条件
  1. 主監査人は,HiRDBに一人だけ登録できます。既に主監査人を登録している場合に,主監査人の登録をするとエラー(KFPX24269-E)となります。

  2. 副監査人は,HiRDBに複数人登録できます。副監査人は,主監査人を登録した後に登録できます。主監査人を登録しないで副監査人の登録をするとエラー(KFPX24272-E)となります。

  3. 監査人に指定できるユーザを次の表に示します。指定できないユーザを登録するとエラー(KFPX24271-E)となります。

    表7‒5 監査人に指定できるユーザ

    指定するユーザ

    指定可否

    主監査人

    副監査人

    新規ユーザ

    既存ユーザ

    DBA権限を持つユーザ

    ×

    ×

    パスワード無効アカウントロック状態のユーザ※1

    簡易認証ユーザ※2

    自分のスキーマ操作権限を他人に付与したユーザ※3

    他人からスキーマ操作権限を付与されたユーザ※3

    上記以外のユーザ

    (凡例)

    ○:指定できます。

    ×:指定できません。

    注※1

    パスワード無効アカウントロック状態については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「パスワードの文字列制限」を参照してください。

    注※2

    簡易認証ユーザについては,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「OSログインユーザの簡易認証機能」を参照してください。

    注※3

    スキーマ操作権限については,マニュアル「HiRDB システム運用ガイド」の「ユーザ権限の種類」を参照してください。

  4. 主監査人の登録をすると,同時にスキーマも定義されます。したがって,監査人を登録する前にCREATE SCHEMAを実行しておく必要はありません。副監査人にはスキーマは定義されません。